目次
飲水やミルク作りに重宝するウォーターサーバー。実際に使ってみたら意外と高かった、味が好みじゃなかったなど、トラブルが起こることが少なくありません。
そこで、契約する前にお試しを利用することをおすすめします。お試しには「完全無料」「条件付き」などがありますが、今回は無料で使えるウォーターサーバー5社をピックアップしてみました。
無料お試しがあるウォーターサーバー比較表
サービス名 | お試し期間 | お試しの水の量 | 水の種類 | 本契約の 月額料金目安 |
クリクラ | 1週間 | 12L | RO水 | 3,640円~ |
ウォータースタンド | 1週間 | 水道水のため 上限なし |
水道水 (浄水型) |
3,850円~ |
エフィールウォーター | 1週間 | 11.3L | RO水 | 4,068円~ |
ライフスタイルウォーター | 1ヶ月(実質) | 12L | 天然水 | 4,104円~ |
アクアクララ | 1週間 | 12L | RO水 | 3,908円~ |
ウォーターサーバー無料お試し5選
数あるウォーターサーバーで「完全無料」なのは、現時点では比較表に挙げた5社のみ。ライフスタイルウォーターに関しては、少し注意点もあります。
それぞれのお試し内容と、サービスの特徴を詳しく解説します。
クリクラ
無料お試し
ウォーターサーバー大手のクリクラでは、12LのRO水を1週間お試しできます。お水代・レンタル料は一切かかりませんし、配送料はもともと無料です。本当に無料でお試しできる、貴重なウォーターサーバーです。
お試し後は、専任スタッフが回収に来るので契約を希望する場合はその場で伝えましょう。1週間経過すると自動で契約されるということはないので、その点は安心してください。
契約後に毎月発生する料金は、「お水代」と「あんしんサポート代」のみ。クリクラは、専任スタッフによる設置・配送・回収を行っており、1年に1度のメンテナンスも無料です。事務手数料や設置費などの初期費用もないので、契約後もリーズナブルに利用できます。
注意点として、お試しできるのは「クリクラサーバーL」「クリクラサーバーS」のみです。省エネタイプやfitシリーズで継続したい場合は、契約時に別途料金が発生しますので気をつけてください。
SMILEベビープラン
クリクラでは、「SMILEベビープラン」というお試しも行っています。
このプランは、妊娠中〜7歳未満のお子様がいる家庭限定でお試しできる本数が3本になります。契約後は「SMILEキッズプラン」という、お得な契約プランに移行することが可能。1年縛りとなりますが、お子様が7歳になるまで毎年48L/4本のサービスがもらえます。
1年間に6,360円分のお水が無料になるプランなので、お子様がいる方はぜひ検討してみてください。
ウォータースタンド
ウォータースタンドは、バリエーション豊富なサーバーが13種類ラインナップされています。その中でお試しできるのは、浄水型の「ネオ」と「トリニティ」です。自宅のお水を浄水して使う浄水型ウォーターサーバーでは、無料お試しできる唯一のメーカーなんです。
浄水型には、水道管に直接つなげて取水する「直結型」と、自分で給水する「タンク型」がありますが、ウォータースタンドは水道直結型。お試しの際はタンク式での提供になるので工事は不要です。
サーバーの「ネオ」と「トリニティ」の大きな違いは、温水が出るかどうかです。ネオが冷水・温水・常温水が出るのに対して、トリニティは冷水・常温水しか出ません。コーヒーや赤ちゃん用ミルクを作りたいのに温水が出ないのは致命的なので、間違えないようにしましょう。
契約後に発生する料金は、月々のサーバーレンタル料のみとなっています。定額制なので契約後もお水は飲み放題ということですね。美味しさよりもコストパフォーマンスを考えるなら、浄水型がおすすめです。
ただし、お水はあくまで水道水を濾過したものなので、美味しさにこだわる方は注意が必要。また契約時には水道とつなげる工事が入ります。穴を開ける等の工事はないようですが、賃貸の方は事前に大家さんに確認しましょう。
エフィールウォーター
無料お試し
エフィールウォーターでは、11. 3LのRO水が無料でお試しできます。お水代の他、レンタル料や配送料も無料。1,674円分のお水が無料で試せるのでとってもお得です。
ただし、エフィールウォーターのお試しには条件があります。1つは、毎月50名様限定のプランということ。限定人数を超えてしまった場合は翌月に申し込むしかありません。また「クレジットカードをお持ちの方」「2人以上お住まいの方」という条件もあります。消費量が見込めない世帯は、そもそも契約できないので注意が必要です。
そして、最大の難点は地域限定ということです。関東・関西・北陸・四国にお住まいの方しか利用できず、お試しも申し込めません。
RO水の最大手と呼べるクリクラほど耳なじみのないメーカーですが、エフィールウォーターは海洋深層水を利用しているのが特徴。硬度30とRO水にしては高めなので、天然水のようなお味が楽しめます。
契約後にかかるのは、「お水代」と「安心サポートパック」の2点。1年の縛り期間があり、解約時には6,600円のサーバー回収費用が発生します。
子育てお試し
エフィールウォーターでは、「子育てお試し」も行っています。妊娠中〜6歳以下のお子様がいる家庭限定で、お試しできるのは3本。契約後は「子育て応援」というお得な契約プランに移行することが可能です。
安心サポートパック代が半額になるため、月額料金が3,740円と割安に使えますよ。
ライフスタイルウォーター
ライフスタイルウォーターは、天然水12Lが無料でお試しできるメーカーです。
全国各地の採水地から自宅に最も近い水源で採水した天然水を飲めるので、RO水とは違う新鮮さを味わえます。お試しは完全無料ではあるのですが、他社と少し違う流れになります。
というのも、公式サイトのお試しプラン情報に「3ヶ月以内の解約なら解約金無料」とあります。
初回に天然水12Lをサービスされ、3ヶ月目を過ぎると解約金がかかるというのです。実質的には、お試しの時点で契約してしまっているということです。
はじめに無料でお水をもらったあとに解約すれば、解約金がかからないので無料でお試しも可能に。ちなみに、解約金は16,500円と高額なので忘れないように気をつけてください。
契約後にかかるのは「お水代」だけ。レンタル料や宅配料などは一切かかりません。ただし、2ヶ月連続で注文がない場合は、サーバーレンタル料1,100円がかかる点は要注意です。また、サーバーによって縛り期間は異なりますが、どれを選んでも解約金のシステムがあります。
さらに、ライフスタイルウォーターは宅配業者によるワンウェイ方式のメーカーです。お試しの際も「設置・梱包・返送」は自分でしなければならないので忙しい方には少し手間に感じるかもしれません。
アクアクララ
アクアクララでは、12LのRO水を1週間お試しできます。お水代とあんしんサポート料が無料という内容です。設置から回収まで専任スタッフが行うので、気楽に試せますよ。
契約後は「お水代」と「あんしんサポート料」がかかります。クリクラと非常に似たサービス内容なのですが、全体的にやや割高な印象です。アクアクララでは、多くのメーカーが不可としている沖縄へのお届けも可能。沖縄の方にとっては貴重なメーカーです。
契約後の注意点として、解約月以外での解約は途中解除料が発生するというものがあります。通常プランの場合は1年未満で6,600円、2年プランは11,000円かかります。契約月の解約であれば、発生しないので解約のタイミングは注意しなければなりません。
子育てアクアプラン(有料)
妊娠中〜6歳以下のお子様がいる方限定で、「子育てアクアお試しセット」もあります。お水60Lが2,700円で試せるという「有料お試し」です。
有料とはいえ、12,510円が2,700円になるわけですからかなりお得ですよね。お試し期間は3ヶ月と、今回ご紹介したプランの中で最も長いのも特徴です。赤ちゃんのミルクや離乳食などは1週間では決められないですが、3ヶ月もあれば判断できそうですね。
契約後は、お子様の小学生になるまで月額料金が550円OFFになる「子育てアクアプラン」に移行できます。2年プランなので途中解除料はかかりますが、お子様がいる方にはおすすめです。
無料お試しの申込時に気を付けること
無料お試しは、とっても便利なサービスですがいくつか注意点があります。
うっかり何も調べずに申し込むと思いがけず損をしたり、十分に試せないなんてことも。ウォーターサーバーのお試しを申し込むときは、以下のことについて気を付けましょう。
無料お試しできるウォーターサーバーは少ない
現在、お試しプランを用意しているウォーターサーバーは十数社ほどありますが、その中には実際には何らかの料金が発生するお試しもあるのです。「完全無料」で試せるのは、現在確認できている限りだと紹介した5社のみ。
「お水1本無料で1本有料」や「特別価格でお試し可能」など、レンタル料は無料でもお水代はかかるというような一部無料のお試しプランも。有料でも通常よりお得に試せるのは確かです。
「お試し後に請求されてびっくりした」ということにならないよう、事前に確かめておくといいでしょう。
お試しには期間がある
もう一点、注意したいのがお試しには期間があることです。最も主流となっているお試し期間は1週間。
中には「一部有料になるが3ヶ月試せる」というように、長い期間試せるプランを設けているメーカーもあります。1週間では足りないという場合は、このようなお試しを申し込むのも一つの手でしょう。
お試し期間が終了するとサーバーを返却しなければなりません。専任スタッフが配送しているメーカーであれば、あらかじめ決めた引き取り日時に自宅に回収に来てくれます。
注意が必要なのは、設置や返却を自身で行うタイプのウォーターサーバーです。これは、比較的コストの低いワンウェイ方式のウォーターサーバーによくあるパターン。契約後も委託業者による配送なので、お試し後は自身で梱包して郵送しなければならないのです。
このような場合は、お試し期間が終わったことに気が付きにくいというリスクも。お試し後に本契約へと自動更新される仕組みであれば、忘れているうちにうっかり契約していたということもあり得ます。
お試しを申し込む際は、どれくらいの期間があるかに加えて終了後の手続きも確認しておきましょう。
無料お試しキャンペーンは突然終了する可能性がある
お試しキャンペーンは、突然終了する場合があります。
というのも、特別キャンペーンとしてお試しを打ち出している場合、期間を設けていることがほとんどだからです。数ヶ月のキャンペーン期間終了後、お試しそのものがなくなってしまうことも。
クリクラやウォータースタンドなどは、もともとのプランとしてお試しを常設しています。期間がないのでいつでも安心して申し込めますよ。
キャンペーンからお試しを申し込む場合、最も気にしなければならないのが「約款」です。特別キャンペーンには、通常時と異なる「縛り期間」や「解約金」が設定されている場合があります。お試し後に契約した場合、公式サイトで見た内容と違う契約内容になっていることも。
キャンペーンから申し込みする際は、公式サイトではなくキャンペーンの約款を確認しておきましょう。またキャンペーンを利用する場合は、通常の契約特典が付かないことがほとんどです。通常の契約とキャンペーンからお試しを始めた場合、最終的にどちらがお得になるかは、チェックしておいてもいいでしょう。
無料お試し中に確認すること
お試し期間中は、ウォーターサーバーのある生活に感動するかもしれませんが、以下の6つについては必ず確認するようにしましょう。
できれば数社を試して比べてみると、自分に合ったウォーターサーバーが見つかりやすいです。
水の品質
ウォーターサーバーをお試ししたら、まずは水の品質を確認しましょう。必ず確認したい事項は、「水の種類、硬度、pH値」です。
水の種類は「天然水」「RO水」「浄水」のどれなのかを確認しましょう。それぞれにメリット・デメリットがあるので好みに合うものを選ぶといいでしょう。栄養重視なら「天然水」、安全性重視なら「RO水」、安さ重視なら「浄水」がおすすめです。
また、水の硬度は飲みやすさに影響します。硬度が高いとそれだけミネラルが多いので、まろやかな味に。硬度が低いものは、お腹が未熟な赤ちゃんにおすすめです。
pH値も飲みやすさを左右します。高いと苦みを感じ、低いと酸味を感じます。最も飲みやすいのは中性です。これは味の好みなのでお試ししながら考えてみてくださいね。
天然水の場合は、どこで採水されているのかも確認するといいでしょう。あわせて採水後の処理方法についても調べておくと安心です。
ウォーターサーバーのサイズ感とデザイン
ウォーターサーバーのサイズ感が分かるのは、お試しする大きなメリットです。
というのも、画像や写真で見るのと実際とでは大きさが変わる可能性があるためです。思っていたよりも大きくて、リビングに置くと威圧感がすごい…というのはありがちなパターン。また電気を使用するのでコンセントとの位置関係も調べておくようにしましょう。
さらに、注意したいのがウォーターサーバーの左右・後ろに隙間を取れるかどうかです。ウォーターサーバーは、放熱するのでこの三辺に少なくとも10cmの空間が必要です。隣の家具や家電と十分な距離を取って設置できるのか、お試しの間に確認しましょう。
また、ウォーターサーバーは存在感のある家電なのでデザインも重視したいところ。部屋の雰囲気と合うかどうかもお試しの際に見ておきましょう。もし気に入らない場合は、別のカラーや機種を検討してみてもいいかもしれません。
ウォーターサーバーの使いやすさ
お試しでは、商品スペックだけではピンとこない実際の使用感もよく分かります。
どれだけお水が美味しくても、使いにくいと使用頻度も減るもの。とくに「サーバーの扱いやすさ」「ボトル交換の大変さ」は、毎日のライフスタイルに影響してくるのでしっかり確認しましょう。
サーバーのここに注目!
- 給水レバーやボタンの操作性
- 給水口の高さが身長に合っているか
- 給水口と受け皿の距離が近すぎないか
- お手入れのしやすさ
ボトルのここに注目!
- 上置きor下置き
- ボトルにハンドルが付いているか
- 交換口に汚れがたまりやすい構造になっていないか
- 空ボトルの保管がかさばらないか
稼働音
稼働音も、お試ししなければ分からないことです。
ウォーターサーバーのもっとも気になるのが、冷蔵庫のようなモーター音。ウォーターサーバーは、冷水や温水を作るときにコンプレッサーを使うので「ブーン」という連続した音が鳴ります。
上置きタイプのボトルも「ゴボゴボ」という水の音が定期的に発生します。これは、ボトル内のお水をサーバー内に移動させている音。とくにリターナブル方式のボトルによく見られる稼働音です。
その他に、使い捨てボトルを採用しているメーカーでは「ベコッ」というボトルが潰れる音がすることもあります。さらに、フローリングとの共鳴によって稼働音が倍増している可能性も。お試し中は、これらの稼働音が気にならないレベルかどうかを確認しましょう。
ただ、音がうるさい以外は気にっているのに…という場合もあるでしょう。そんなときは、サーバーの下にマットを敷くことで稼働音を軽減させることができます。床とサーバーの間に吸音となるものを置くことで、解決できる場合があるので試してみましょう。
どうしても音が気になる場合は、「静音設計」のウォーターサーバーを検討しましょう。もともと音が静かなタイプや、夜だけ静音機能がONになるようなタイプなど色々あります。
冷水・温水の温度
冷水・温水の温度もお試しの際に確認しましょう。
どのメーカーもサーバーのスペックとして「冷水・温水」の温度を公式サイトに掲載していますが、実際に使ってみると「思ったより熱くならない」「思ったより冷たくならない」となる場合もあるからです。
カップラーメンに使いたい方や赤ちゃん用のミルクに使いたい方は、適温が出せるかどうか要チェックです。また、ボトル交換をした後にどれくらいの時間で冷水・温水が出るかも確認しておきましょう。
温水はボトル交換してからどれくらいで最高温度になるのかはメーカーによってまちまちです。あまりに遅いと使いにくいので、はじめにボトルを設置してからお湯が出るまでどれくらいの時間がかかるか確認しておきましょう。
省エネタイプのウォーターサーバーは、省エネモードの自力調節が可能かも確認しましょう。メーカーによっては、消灯すると自動的に省エネモードがONになり夜中にお湯を出したくてもぬるいお湯しか出ないということも。
熱湯を使う機会が多そうな方は、「再加熱機能」が付いているウォーターサーバーがおすすめです。
チャイルドロックの使用感
チャイルドロック機能がどんな仕組みなのかも、お試しの際に確認しましょう。
お子様がいる家庭にとって、チャイルドロックは欠かせませんが、あまりに複雑なロックだと使用感に問題が出てきます。安全性と使いやすさのバランスがかたよっていないかなどチェックしましょう。
現在主流となっているのは「両手を使わないと給水できないタイプ」「複雑な動きで給水するタイプ」「ボタンを長押しするタイプ」です。中には、レバー自体をカバーで覆っているタイプや、背面ボタンで完全に給水を止められる厳重なタイプも。
お子様の年齢や性格に合わせて、簡単にロック解除できてしまわないか確かめておきましょう。使いにくさの視点だと、チャイルドロック機能がどこまで付いているかがポイントになります。温水のみのメーカーもあれば、両方ロックのメーカーもあります。
不要な場合にチャイルドロックを完全に取ることができるメーカーもあるので、ご家庭に合っているかどうか検討しましょう。
無料お試し後に契約を断ってもいい?
お試し後に契約しなければならないのか不安になりますが、断ってもかまいません。お試しはあくまでお試しなので、契約しなければならない決まりはないからです。
営業からの勧誘がないとは言い切れませんが、きっぱりと意思表示しましょう。「使いにくかった」「好みじゃなかった」などの理由を添えれば、営業マンもそれ以上は強制できません。
直接断るのが怖い方は、Web経由でお試しを申し込むことをおすすめします。Web上で申し込んだ場合は、営業があったとしても電話になることが多いためです。また、スタッフによる設置・回収ではなく、自分で設置・回収するメーカーを選ぶのも一つの手です。
まとめ
ウォーターサーバーにはさまざまなお試しがありますが、今回は無料で使える5社をご紹介しました。なるべくお金をかけずに試したい方は、ご紹介したウォーターサーバーから検討してみてくださいね。
今回ご紹介したウォーターサーバーの他にも、お試しプランを出している会社はあります。利用するときには「本当にお金がかからないか」「期間はどれくらいか」を必ず確認してくださいね。
お試し期間終了後に、自動契約されないかについても事前にチェックしておきましょう。