目次
「水をペットボトルで買うのが面倒」と感じている方にはウォーターサーバーの利用がおすすめですが、ウォーターサーバーってなんだか高そうで心配ですよね?
そんな方のために、今回はペットボトルとの料金比較や、ウォーターサーバーをお得に利用する方法などを紹介します。
ウォーターサーバーとペットボトルの比較表
ウォーターサーバーとペットボトル、それぞれにかかるコストを比較表にしました。
ウォーターサーバーはサービスによって料金が異なるので、今回ご紹介する「プレミアムウォーター」「コスモウォーター」「フレシャス」の3社から代表的な機種、プランを比較対象にしています。
プレミアムウォーター
まずは、プレミアムウォーターの「ずっとPREMIUMプラン」とペットボトルを比較してみました。
サービス内容 | プレミアムウォーター 「ずっとPREMIUMプラン」 |
ペットボトル/500ml (一般的なミネラルウォーター) |
---|---|---|
500mlあたりのコスト | 約82円 | 約50~100円 |
月額料金/24L | 3,974円 | 約2,400~4,800円 |
電気代 | 通常モード:約630円 エコモード:約500円 |
不要 |
サーバーレンタル料 | 無料(有料モデル:1,000円) | 不要 |
配送料 | 無料(一部地域:220~715円) | 不要 |
月のトータルコスト | 4,474~4,604円 | 2,400円~4,800円 |
コスモウォーター
続いて、コスモウォーターの代表機種「Smartプラス」とペットボトルの料金を比較してみましょう。
サービス内容 | コスモウォーター 「Smartプラス」 |
ペットボトル/500ml (一般的なミネラルウォーター) |
---|---|---|
500mlあたりのコスト | 約86円 | 約50~100円 |
月額料金/24L | 4,104円~ | 約2,400~4,800円 |
電気代 | 約400~500円 | 不要 |
サーバーレンタル料 | 無料 | 不要 |
配送料 | 無料 (北海道のみ:216円/本) |
不要 |
月のトータルコスト | 4,540~4,640円 | 2,400~4,800円 |
フレシャス
最後に、フレシャスの「Slat」とペットボトルの比較はこちら。
サービス内容 | フレシャス「Slat」 | ペットボトル/500ml (一般的なミネラルウォーター) |
---|---|---|
500mlあたりのコスト | 約87円 | 約50~100円 |
月額料金/24L | 4,199円 | 約2,400~4,800円 |
電気代 | 約380円~ | 不要 |
サーバーレンタル料 | 990円(3箱以上無料) | 不要 |
配送料 | 無料 | 不要 |
月のトータルコスト | 5,569円~ | 2,400~4,800円 |
3社の比較表を見たところ、安いメーカーのペットボトルを選べば、ウォーターサーバーを利用した場合と月に約2,000円は差がでそうです。
ウォーターサーバーとペットボトルはどっちがお得?
ウォーターサーバーとペットボトルなら、ペットボトルを買ったほうが値段はお得です。
先ほどご紹介した3社の比較表にあるとおり、ウォーターサーバーは月に4,000円以上のコストがかかります。一方ペットボトルの場合は、安い物を選べば3,000円以下でも購入可能です。
ペットボトルは水代のみしかかかりませんが、ウォーターサーバーは水代に電気代やサーバーのレンタル料金など、さまざまな費用がかかります。ウォーターサーバーよりもペットボトルのほうが値段が安いのは明らかです。
しかし、ウォーターサーバーかペットボトルかを選ぶ時に、値段だけで比較するのはおすすめできません。値段が少々高くてもサーバーを利用する人が多いのは、ウォーターサーバーにはペットボトルには無いさまざまなメリットがあるからです。
スーパーなどで購入すると安上りになるペットボトルにもデメリットはあります。トータルでコスパが良いかどうか判断するようにしましょう。
ペットボトルのデメリット
値段の安さが魅力のペットボトルには次のようなデメリットがあります。利用する際はデメリットをしっかり理解しておきましょう。
持ち運びの手間がある
ペットボトルはスーパーやドラッグストアで購入すると、家まで自分で持ち運ぶ手間がかかってしまいます。
ペットボトルだけではなく他の食材や調味料なども購入するとなると、持ち帰るのはかなり大変ですよね。お子さんがいるご家庭や高齢者は特に困ってしまうでしょう。
車で買い物に行った時にまとめ買いしたり、通販を利用したりする手もありますが、たくさんのペットボトルは置き場所に困ります。
かといって1本ずつ買うのも面倒ですよね。重くてかさばるのがペットボトルの大きなデメリットだといえます。
買いに行くのが面倒
ペットボトルの水を切らしてしまうと、わざわざ外へ買いにいかなくてはいけません。これはかなり面倒ですよね。
お子さんがいるご家庭だと一緒に買いに行くのも大変ですし、共働きのご夫婦は時間がなくて買いに行けないということもあるでしょう。
また、災害時には水を買いに行っても売り切れて購入できないことが予想されます。通販なら買いに行く手間はかかりませんが、セール中だと安いペットボトルが売り切れることもあり得ます。
長期的には料金が高くつく
ペットボトルの水は値段が安いことが魅力ですが、長期的に見るとコスパが悪い場合があります。
ペットボトルは毎回購入して自分で持ち帰らなくてはいけません。買いに行く時間や労力が無駄になっていると感じる方も多いのではないでしょうか。
また、ペットボトルは電気代がかからないことがメリットですが、冷たい水が飲みたければ冷蔵庫で冷やす必要がありますし、お湯が欲しい時には加熱しなくてはならないので間接的に電気代やガス代がかかります。
短期間であれば安く済むペットボトルでも、長期的に利用すると考えるとコスパはいまいちです。
ウォーターサーバーを使うメリット
水をたくさん飲む方には、ペットボトルよりもウォーターサーバーが便利でおすすめ。ウォーターサーバーとペットボトルのどちらにするか悩んでいる方は参考にしてください。
高品質な水を楽しめる
ウォーターサーバーを利用すれば、高品質で栄養価の高い美味しい水を楽しむことができます。ウォーターサーバーで使用される水は、大きく分けると以下の3種類です。
- 天然水
- RO水
- 水道水を利用した浄水
天然水は別名「ナチュラルミネラルウォーター」ともいわれており、余計な処理をしていない自然の恵みそのままの水なのでミネラルがとっても豊富。高度な品質管理をしているため、味も安全性もバッチリです。
RO水は、「RO膜(ろ過装置)」を使って浄水器よりも高い精度できれいにされた水のことをいいます。微生物などの不純物をしっかり取り除いてくれるので「安心して飲める」と人気です。
各家庭にある水道水を浄水にして利用しているサーバーもあります。水を購入する必要がなく、かかるのは水道代とサービスの利用料のみ。手頃な料金と水の品質の良さを両立しているのが魅力です。
ペットボトルの水にも天然水はありますが、品質を保つために成分が調整されるなどしており、ウォーターサーバーの高品質な水とは少し違いがあります。
開封されたペットボトルの内部では雑菌が増える恐れもあるため、ウォーターサーバーのほうが水の品質は高いといえるでしょう。
冷水・温水が利用できる
ウォーターサーバーでは、いつでも好きな温度の水を飲むことが可能です。
ウォーターサーバーには「冷たい水が出る」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、多くのサーバーでは冷水だけでなく、お湯・ぬるめのお湯・常温の水といった細かい温度設定ができます。
- 赤ちゃんのミルク
- コーヒーや紅茶
- お酒のお湯割り
- 白湯
ご家庭でよく飲まれるこれらの飲み物も、ウォーターサーバーなら準備の手間がかかりません。いちいちお湯を沸かす必要がないため時短になります。いつでも気軽に水が飲めるので、飲水量が増えて健康を保つことにも繋がりますよ。
水を購入する手間が省ける
多くのウォーターサーバーでは、水を自宅まで定期配送してくれます。毎回水を購入する手間が省けるので大変便利です。ペットボトルのように買い忘れて水を切らしてしまう心配もありません。
重いペットボトルを家まで持ち帰る必要もないため、小さいお子さんがいる方や高齢の方でも楽ちんですよ。「定期配送だと水を使い切れるか心配」という方でも、配送のスキップや配送頻度の変更が可能なサービスがほとんどなので安心です。
もしもの時の備えとなる
ウォーターサーバーは防災用の備蓄として役立つのもメリットの一つです。
農林水産省が発表している「災害時に必要となる水の量」は1人につき1日3L。最低でも3日分は備蓄することが推奨されているため、4人家族なら36Lもの水を備蓄しておかなくてはいけません。
36L分の水を2Lのペットボトルで備蓄しようとすると、18本も必要になり保管場所にも困ってしまうご家庭が多いでしょう。一方ウォーターサーバーなら、ほとんどのメーカーでボトルが3本ほどあれば約36Lになるので保管が楽です。
しかも、ウォーターサーバーはメーカーによっては停電時でも使用可能。東日本大震災では、水道の普及に1週間以上かかった地域もありサーバーを利用していたご家庭では「使っていて良かった!」という声が多かったそうです。震災後は利用者が増えたそうです。
災害大国といわれる日本だからこそ、ウォーターサーバーの利用は大変おすすめです。
おすすめのウォーターサーバー
ウォーターサーバーはサービスを提供している会社が多く「どれを選べば良いの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。
ここからは、おすすめのウォーターサーバーをご紹介します。比較検討する際の参考にしてくださいね。
プレミアムウォーター
出典:プレミアムウォーター
他社では加熱殺菌されることが多い天然水ですが、プレミアムウォーターの水は完全非加熱処理。自然の味と栄養素をそのまま楽しむことができます。
サーバー本体は、利用者のニーズに合わせて「機能性・デザイン」ともに豊富なことでも人気です。子育て世代向けのお得なプランも用意されているので、お子さんがいるご家庭はチェックしてみましょう。
コスモウォーター
出典:コスモウォーター
「コスモウォーター」はシンプルなデザインが魅力のウォーターサーバーです。水の美味しさと料金の安さが評価されています。
コスモウォーターの特徴の一つが、水のボトルが下置きタイプなこと。他社ではボトルを上置きタイプで採用していることが多いですが、重いボトルをサーバーの上部まで持ち上げる必要があり女性や高齢者には大変な作業になります。
下置きタイプのコスモウォーターのサーバーなら、ボトルを高い場所まで持ち上げる必要はありません。ボトルの交換は片手でもOK。コスモウォーターは低価格で高品質、使いやすさも兼ね備えたウォーターサーバーです。
フレシャス
出典:フレシャス
おしゃれなウォーターサーバーをお求めの方におすすめなのが「フレシャス」です。フレシャスはどの機種もシックでおしゃれなデザインなので、インテリアの邪魔になりません。
一部の機種ではボトルではなくウォーターパックを採用しており、使い終わったら簡単に小さく折りたたむことが可能です。また、フレシャスには天然水のウォーターサーバーでは珍しい「コーヒー機能付き」のタイプもあり、ボタンを押せばいつでも美味しいコーヒーを飲むことができます。
ご自宅で水だけでなくコーヒーを頻繁に飲む方、おしゃれなサーバーが欲しい方にフレシャスはおすすめです。
1日の飲水量目安
海外の研究によると、人間が1日に飲むべき水の量の目安は「1日に約2.3〜2.5L」、活動が多い人の場合だと「1日に約3.3〜3.5L」だそうです。
これは欧米人を対象にした研究結果なので、水分が多い食事を好む日本人の場合は少し数値が異なるかもしれませんが、普通の人であれば2L半くらいを目標に飲むと良いでしょう。
水は飲むことで代謝が良くなり、筋肉量アップや血液をサラサラにする効果が期待できます。美肌やダイエットなど、美容にも影響があるそうですよ。
水を全く飲まないと3日で生命が脅かされるというほど、水は人間にとって大切なものです。しかし、現代の日本人の約70%が水分が不足しているといわれています。
ウォーターサーバーが家にあれば、いつでも簡単に美味しい水を飲むことができるので「水分をよく取るようになる」というメリットがあります。水を飲む量を増やしたい方にもウォーターサーバーは役立ちそうですね。
ウォーターサーバーの料金を抑えるコツ
「ウォーターサーバーの良さは分かったけど、できれば料金をお得に利用したい」という方は多いと思います。ここからは、ウォーターサーバーの料金を抑えるコツをご紹介しますので参考にしてください。
安いプランがあるサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーは、できるだけ安いプランがあるサービスを選ぶのが料金を抑えるコツです。ご自身が対象となる割引プランがあればぜひ利用しましょう。
特に、一人暮らしなどで少量しか水を利用しない方は注文ノルマを達成できない場合もありますので、損にならないようなプランを選ぶことが大切です。
なかには料金プランの選択肢が少なく、どうしても料金が高くなってしまうサービスもあります。利用する前にどんなプランがあるのか確認するようにしましょう。
省エネモードがある機種を選ぶ
ウォーターサーバーの電気代が気になる方も多いと思いますが、「省エネモード」や「エコモード」があるサーバーを選べば電気代を抑えることができます。
一般的なウォーターサーバーにかかる電気代は1ヵ月あたり約1,000円。機種にもよりますが、省エネモードを利用すれば1ヵ月の電気代は通常時のおよそ半分の500円まで抑えることが可能です。
電気代が高騰しているので少しでも節電したいところ。各サービスの公式サイトでは、サーバーの消費電力を掲載しているのでチェックしましょう。
毎月のノルマの有無にも注意する
ウォーターサーバーを選ぶ際に、注意したいのは毎月のノルマがあるかどうかです。ウォーターサーバーのノルマとは、「月に最低〇本の購入が必要」といった一定期間に注文する本数が決められていること。
ノルマで決まった本数のボトルが自動で定期配送されるサービスも多いです。
- 水が使い切れずに余ってしまう
- ノルマを達成できずに手数料がかかる場合がある
ノルマには、このようなデメリットがあります。
特に飲水量が少ない一人暮らしの方は、ノルマを達成するのは難しいかもしれません。ノルマがあることでウォーターサーバーを使いづらいと感じる前に、利用する際はノルマの有無を確認するようにしましょう。
ノルマがないウォーターサーバーを選べば、ご自身のペースで水を消費できるので安心して利用することが可能です。
まとめ
ウォーターサーバーとペットボトルは、値段だけで比較するとペットボトルがお得です。安さを優先したい方は、ペットボトルを購入するほうが良いでしょう。
安さだけでなく、水の品質や利便性を求める方にはウォーターサーバーがおすすめです。ウォーターサーバーを利用すれば、高品質な水を用途に合わせた温度でいつでも手軽に飲むことができます。
自宅までボトルを定期配送してくれるので買い物の手間がなく、もしもの時にはサーバーの水が防災用の備蓄になるのも嬉しいポイントです。
たくさん水を飲みたい方や重いペットボトルを運ぶのがつらい方は、ぜひウォーターサーバーを比較検討してみてくださいね。