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人見知りとは
人見知りとは、他人の目を気にしすぎてしまい、怖くなったり恥ずかしくなったりしてしまうことです。人と上手く話をすることができず、孤立してしまうこともあります。また、他人から嫌われる前に自分から嫌ってしまい、余計に関係を築くことが難しくなってしまうことも。
人によって程度は様々ですが、人見知りの人には共通の特徴があります。
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上手く会話ができない
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視線を合わせられない
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断れない
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団体行動が苦手
これらの特徴を持つことが多く、信頼関係を築くのに時間がかかることが多いです。
人見知りの原因と特徴
人見知りはもともと、子供が知らない人を見て怖がってしまうことに対し使われている言葉でした。赤ちゃんや幼児が、親以外の人の前で不安そうな顔をしているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
今では大人でも幼少期と同じように他者を怖がってしまう人のことも人見知りだと言います。主な原因は防衛本能だと言われていますが、大人になっても続く場合は幼少期に対人関係で嫌な思いをしたときのトラウマのせいかもしれません。
人見知りになりやすい人は、以下のような特徴があります。
- 警戒心が強い
- 緊張しやすい
- 一人の時間を好む
- 自信がない
- 傷付きやすい
- 他人の目を気にする
- 他人と比較してしまう
- 恥ずかしがり屋
等といった特徴があります。
人見知りを克服する6つの方法
人見知りの人は、相手からどう思われるのかを気にして話せなくなることが多いです。そのため、相手の反応をよく見ているというのも特徴です。ネガティブなイメージが多い人見知りですが、実は相手への気遣いや聞き役が向いている人も多いのです。
笑顔を心掛ける
上手く話せなくても、相手の話を聞くことはできます。笑顔で話を聞いているだけでも、印象はだいぶ変わるはずです。また、日頃から表情を意識して柔らかくしているだけで、雰囲気が明るくなるので話しかけやすくなるでしょう。無理に話をしようとするのではなく、相手が話しやすくなるような雰囲気づくりをしてみるといいかもしれませんね。
周囲の評価を気にしない
他者からの目が気になる人見知りの人は、自分がどのような評価をされているのかが気になって動けなくなってしまいます。しかし、自分が思うほど周囲の人は自分を気にしていないことがほとんどです。
自分は人からあまり見られていない、と思うだけで少し気が楽になりますよね。人見知りの人は相手をよく見ていることが多いので、他人から自分も同じように見られていると思いがちです。周囲の人を見すぎないというのも大事かもしれません。
相手に興味を持つ
人見知りの人は、あまり他者に興味を持っていない人が多いです。それは、自分自身の評価を気にするあまり他人への興味が薄れてしまっていることが原因です。相手と会話をするためには、相手への興味が必要になります。会話の中に相手への質問を混ぜるようにすると、話が続くようになりますし、話題を振ることで聞き役に回れるので一石二鳥です。
自分から挨拶をする
会話ができなくても、自分から挨拶することで周囲の人からの印象は変わります。挨拶なら言葉が決まっている分ハードルが下がるので取り組みやすいのではないでしょうか。ポイントは「自分から」挨拶することです。受け身にならず積極的に挨拶をすることで、少しずつ会話もできるようになってきます。
堂々とする
人見知りの人は、自信がなくオドオドしてしまったり、端の方で小さくなってしまったりする人が多いです。話しかけた相手がビクビクした様子だと、次からは話しかけないようにしようと思われてしまいます。
人見知りだからといって恥ずかしがったり、極端におびえる必要はありません。上手く会話ができなくても、話の輪に入れなかったとしても、落ち込まず堂々としていましょう。振る舞いを変えるだけでも印象は変わってきます。
人付き合いの上手い人を真似する
誰とでも会話のできる人付き合いの上手い人が近くにいるのであれば、その人の振る舞いを真似するのもいい練習になります。その人の表情や声の抑揚、会話の内容などを参考に自分も話しかけてみましょう。
思い切って理想の人を演じてみると、スムーズに会話ができるかもしれません。ただし、あまりに自分と違いすぎるキャラクターを演じると疲れてしまうので、徐々に慣らしていくようにしてください。
最後に
人見知りはもともと人間に備わる防衛本能からくるものだと言われています。子供の頃に対人関係でトラウマがあると、克服するのに時間がかかるかもしれません。
しかし、ひとつずつ成功体験を積み重ねることで改善することは可能です。無理をせず自分のペースで、他人とのコミュニケーションを楽しむようにしましょう。