目次
除光液の代用でネイルを落とす方法9選!
除光液の代用をご紹介する前に、除光液がマニキュアを落とす理由をお話したいと思います。
除光液はアセトンという有機溶剤が主成分で、樹脂や油脂を溶かして落とすことができます。マニキュアの主成分は樹脂ですので、除光液のアセトンがマニキュアの樹脂を溶かして落とします。また、除光液の成分にエタノールなどのアルコールがありますがアルコールも除光液の代用になります。
除光液の代用品はアルコール濃度の高いものほどマニキュアを落とすことができます。尚、除光液のツンとした臭いはアセトンの臭いですが除光液の代用品はその臭いがありません。
①消毒用エタノール
除光液の代用になるものはアルコールの成分が含まれているものが適していますので、アルコール濃度の高い消毒用エタノールは除光液の代用品としてマニキュアを落とすことができます。
落とし方
消毒用エタノールを除光液の代用とする場合、消毒用エタノールをコットンにたっぷり含ませて爪の上にしばらくおいてから落としましょう。除光液のようにスルッと取ることはできませんが消毒用のエタノールはアルコール濃度が80%程度ありますので除光液の代用品として適しています。
尚、消毒用エタノールよりも無水エタノールの方がアルコール濃度が高いのでマニキュアを落としやすいのですが、うっかり吸い込むとめまいなど昏倒する可能性もありますので、換気を十分にしマスクを着けてから落としましょう。
②コロン
香水やオードトワレにもアルコールが含まれていますが、コロンの方がアルコール濃度が高く、除光液の代用としてマニキュアを落とすことができます。
落とし方
除光液の代用方法は、コットンにコロンをたっぷりしみ込ませてマニキュアをふき取ります。除光液特有のツンとするにおいが苦手な方にはおすすめの落とし方になります。香水の場合はアルコール成分が少ないのでうまく落とせない場合があります。
③マニキュア
マニキュアを塗ってある爪の上に更にマニキュアを重ね塗りすると落とすことができます。
落とし方
マニキュアを代用する方法としては、マニキュアを塗って乾くまえにすぐコットンでふき取ります。マニキュアを重ね塗りすることで爪についているマニキュアと新しく塗ったマニキュアが馴染んで落としてくれます。
④水のり
水のりを代用にする方法は、塗ったマニキュアを落とすためではなく、マニキュアをあとで簡単に落とすために事前にする対策法です。マニキュアを塗る時、除光液が無いことに気がついた場合、除光液が無くても後で落とせるよう前もって水のりを使用します。
落とし方
マニキュアを代用する方法としては、マニキュアを塗る前に水のりを爪に数回重ね塗りをし、水のりが乾いたらその上からマニキュアを塗ります。マニキュアを落とす際は、お湯の中に爪をつけてふやかしてからシールを剥がすようにマニキュアをめくるとぺりっと落とすことができます。
ただし、この方法はマニキュアを塗ってから1日~2日程度で剥がれてしまう可能性がありますので長くつけたいたい場合はおすすめできません。1日つけるだけの時に利用しましょう。
⑤レモン・お酢
レモンやお酢は酸性成分ですので、油脂を溶かして表面に浮かせる力があります。レモンやお酢を単体に使うだけでなく、混ぜるとよりパワーアップします。酸性濃度が高ければ高いほどマニキュアを落とすパワーが増えます。
落とし方
マニキュアを代用する方法としては、手の指が入る大きさの容器にお酢とレモン汁をよく混ぜ、指を5分~10分ほど浸けてマニキュアを剥がします。指を浸す時間の目安は、マニキュアの重ね塗るが多いほど時間を長めにつけましょう。
ただし、酸性が強いと肌荒れの原因になりますので、ひりひりして痛みが出てきた場合はすぐに中止して水道水で洗い流しましょう。尚、レモンでなくても、オレンジと酢でもOKです。
⑥歯磨き粉
除光液の代用として歯磨き粉を使ってマニキュアを落とすことができます。歯磨き粉には研磨剤が含まれており、マニキュアを研磨することで少しずつ剥がれてきます。
落とし方
マニキュアを代用する方法としては、歯磨き粉をマニキュアの上に少しつけ、使わなくなった歯ブラシで擦りましょう。少しずつしか落とせないので時間がかかるのがネックです。尚、使わなくなった歯ブラシが無い場合は、紙やキッチンペーパーを使って擦りましょう。
⑦テープ
粘着力が強いテープを除光液の代用にすることができます。テープの粘着部分にマニキュアを貼りつけて剥がします。
落とし方
マニキュアを代用する方法としてはテープをマニキュアに貼り、擦ってぴったりつけた後テープを剥がします。それによって剥がしたテープに、マニキュアがくっついて落とすことができます。
ただしこの方法は粘着力が強くなければ擦ってもマニキュアが取れにくく時間もかかるので除光液の代用としての能力は低いです。また、テープを何度もつけたり剥がしたりするので爪を痛める原因になりますので注意しましょう。
⑧オキシドール
オキシドール(過酸化水素水)は酸性度が非常に高く殺菌力も強いので汚れを浮き上がらせて落とすことができます。一般家庭で怪我をした時などの消毒や殺菌剤として使われています。また、過酸化水素水は漂白効果が高いので歯磨き粉などにホワイトニングを目的に含まれています。
落とし方
除光液の代用として落とす方法は、容器の中に過酸化水素水2:お湯1の割合を入れて混ぜ、指をお湯の中に10分ほど浸します。マニキュアが柔らかくなったら爪やすりなどで爪を擦るとマニキュアを落とすことができます。
⑨お湯
除光液の代用としてお湯に指を浸す方法がありますが、重ね塗りが多い、ラメが入っている場合はマニキュアやラメが残りますので代用力は低いです。ただし、使用しているのがお湯だけですので肌荒れの心配はありません。
落とし方
お湯を除光液の代用にする方法としては、容器に入れたお湯に指を10分以上浸けてしっかりふやかし、マニキュアが柔らかくなったら剥がします。
クレンジングやメイク落しは代用できない
クレンジングオイルやメイク落としは除光液の代用にはなりません。クレンジングオイルやメイク落としは顔の油分を落とすことができてもマニキュアに含まれているアクリルやニトロセルロースなどの合成樹脂を落とすことはできません。
除光液の中に含まれるアセトンやエタノールは、マニキュアを落とすための最強成分で油脂を溶かす作用をしますが、クレンジングオイルやメイク落としには含まれていません。
尚、クレンジングオイルやメイク落としにアセトンやエタノールが含まれていないのは肌荒れを起す原因になるからです。肌が敏感な方は除光液を肌に付けて湿疹がでることがあります。
除光液がいらないマニキュアを使用するのもアリ
除光液も除光液の代用も不要な「剥がせるマニキュア」があります。
落とす方法はマニキュアを塗った指をぬるま湯に30秒ほどつけるだけでするっと落とすことができますのでおすすめです。
また、マニキュアを塗る前に剥がせるベースコートを塗る方法もあります。剥がせるベースコートを塗って乾燥した上からマニキュアを塗ります。マニキュアを簡単に剥がして取ることができますので、それを使うのも一つの手ですね。
100円ショップでも販売されていますので一度試してみてください。マニキュアを塗った後乾きにくい場合はドライヤーを使えばすぐ乾きます。
まとめ:除光液の代用になるものはたくさんある
除光液の代用をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?マニキュアを落とすのはやはり除光液が一番早い方法ですが、アセトンは肌や爪を傷つける可能性がありますので敏感肌の方や爪が弱い方はアセトンが含まれていない除光液を使いましょう。
除光液がいらない剥がせるマニキュアがあるのは嬉しいですね。アセトンやアルコールで爪を痛める心配はありませんので毎日マニキュアを変えたい方にもおすすめです。