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魚の賞味期限が切れた!いつまで食べられるの?
魚を購入したけれど、その日のうちに使い切れず賞味期限(消費期限)が切れてしまった…という経験はありませんか。せっかく買った魚を使いたいけれど、食中毒などの危険性を考えると、なかなか使いづらいですよね。
実際、賞味期限が切れた魚は、賞味期限を過ぎたら基本的には廃棄するのが無難です。しかし、1〜2日であれば状態をよく確認し、しっかりと加熱することで食べられることも多くあります。
ちなみに、賞味期限(消費期限)が記載されていない魚に関しては、購入した当日、あるいは翌日までが起源であることが多いです。
賞味期限切れの魚は要チェック!食べられないサインは?
魚が賞味期限から1〜3日ほど経ってしまった場合、状態を確認することが安全に食べるために必要不可欠です。ここでは絶対に食べてはいけない魚のサインを紹介します。以下のようなサインが確認されたら、食べずに廃棄しましょう。
1.ぬめり気が出ている
魚が明らかにヌメヌメと不快な粘り気を出している場合、すでに劣化し始めているサインです。魚はアニサキスなどの食中毒が非常に恐ろしいため、このような小さなサインでも見逃さず、腐敗サインが見られたら無理に食べず廃棄してください。
また、魚を持ち上げた時に糸を引く場合も危険です。このような状態の魚は、すでに腐っている状態なので、絶対に食べてはいけません。
2.眼球が白く濁り始めている
魚が食べられるかどうかを見分ける際、魚の目の状態を確認することも大切です。買ってきた時は黒目だったのに、確認した時はすでに白く濁り始めているという場合は、腐敗が始まっているサインでしょう。
白く濁り始めている状態で販売されている魚もあるので、目が白く濁っているからと言って必ずしも腐っているとは限りません。しかし、1つの目安として、他にも症状が出ていないか確認してみてください。
3.生臭さが強くなっている
魚は元々生臭い匂いを発していますが、腐敗が進行するにつれてより生臭さが強くなる傾向にあります。買ってきた時よりも生臭いと感じたら注意が必要です。
また、生臭さに加えてツーンと鼻に刺激がくるような刺激臭が混ざっている場合は、すでに腐っているサインなので食べないように気をつけましょう。
4.変色している
魚に限らず多くの食材の腐敗を見極めるポイントは、色にあります。買って帰ってきた時よりも色がくすみ始めている場合、少しずつ腐敗が進んでいるサインです。
魚の場合は灰色がかって見えたり、白く濁ったりしていると注意が必要です。他のサインと合わせて腐敗サインの目安にしましょう。
魚を安全に食べるために押さえるべき調理ポイントは?
賞味期限切れの魚を捨てるのは勿体無いからどうにかして食べたいという方は、普段以上に安全面に気をつけて調理することが大事です。特に以下のポイントは、いつも以上に注意して調理を心がけましょう。
- 生食は絶対に避ける
- 中心部分までしっかりと熱を通す
- 内臓は取り除く
魚は寄生虫やウイルスが原因となって食中毒を引き起こす事例が非常に多いです。これらを死滅させるためには、60℃以上の高温で加熱する必要があります。
生食を避けることは絶対ですが、それに加えて中心部分までしっかりと火を通して、ウイルスなどの食中毒の原因となる菌を死滅させましょう。
また、内臓が取り除かれていない場合は、内臓部分を自分で取り除きましょう。
賞味期限が切れても2〜3日はOK!安全な調理法を心がけて
いかがでしたか。魚は賞味期限が過ぎてしまうと絶対に食べられないと思われがちですが、保存状態によっては鮮度が保たれていることもあります。今回紹介した腐敗サインが見られなければ、しっかりと火を通すなど安全面を最優先した方法で美味しく調理しましょう。