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子どもが自主的に勉強しない!
子どもには、自主的に勉強してほしいと願うのが親というものです。しかし、なかなか子どもは自主的に勉強するものではありません。どうして子どもは、自主的に勉強してくれないのでしょうか?
子どもが勉強から遠のいてしまう原因の一つに、親とのかかわり方があげられます。親が子どもにやってはいけないかかわり方とは、どのようなものがあるのかをチェックしてみましょう。
子どもが自主的に勉強しない時、親がやってはいけないNG行為5選
子どもが自主的に勉強しないとき、親がついやってしまいがちなNG行動は以下のものがあります。
1.イライラして怒鳴る
子どもに何度も勉強するよう声をかけても、子どもが全く動かないままだとイライラしてしまいますよね。だからといって、子どもに感情をぶつけてしまうのはNG!
- 子どもを怒鳴って、委縮させようとする
- 怒っているのを見せ、子どもが焦って勉強するよう仕向けようとする
- イライラをぶつけて、少しでも気持ちを落ち着けようとするなど
子どもを怒鳴っても、子どもには親の気持ちは伝わりにくいです。
2.子どもが好きなものを取り上げる
子どもがなにかに夢中になっているものを取り上げて、勉強させようとするのはよくありません。
- 好きなものを取り上げたことで、親への不信感が増す
- 心のよりどころを奪われ、絶望感を持つ
- 無理やり勉強させようとしている親に対して、嫌悪感を抱きやすい
好きなものを取り上げると、子どもは一気にやる気をなくしてしまいます。この心理は、子どもだけでなく大人も当てはまるので、注意しましょう。
3.無理やり勉強させる・親が張り付いて監視する
子どもに張り付いて、無理やり勉強させようとするのは絶対やめましょう。
- 常に親に見はられるプレッシャーを、子どもが強く受ける
- 「勉強しなければならない」という、強いストレスをため込む
- 親は自分の個性や人権に関心がないと思ってしまう
子どもに無理やり勉強させても、勉強内容が頭に入らない可能性があります。それだけでなく、子どもの心身に多大な悪影響を与える可能性が高まります。
4.子どもと他人を比較して、できていないところだけを指摘する
子どもと他人を比較しても、子どもは劇的に変化することはありません。
- できていないことだけを指摘されると、自分の存在を全否定されているような気持になりやすい
- 自分よりも明らかに勉強できる友達と比較されると、やる気がなくなる
- 友人に対してゆがんだ感情を抱きやすくなり、交友関係に亀裂が入る
大人であっても、他人と比較されると嫌な気持になります。子どももまったく同じです。
5.結果だけを指摘する
テストや通知表の結果だけを見て、子どもが全く努力していないような声掛けをしてしまうのはよくありません。努力は必ず結果に結びつくわけではないので、子どもの普段の取り組みなども、評価すべきです。
子どもが自主的に勉強するよう親が行うべきこととは
子どもが自主的に勉強するようにするための働きかけは、以下の通りです。
- 子どもが集中しやすい環境を作る…勉強中は親も勉強や仕事に打ち込む
- 定期的に休憩するよう声掛けをする…こまめな休憩で、集中力が上がりやすくなる
- 結果だけでなく、過程も大切にして見守り、子どもが自信を持てるような声掛けをする
子どもが自主的に勉強するためには、親の協力が不可欠といえます。
まとめ
子どもが自主的に勉強するためには、親がすべきではない行動を把握することが重要です。子どものやる気が出るようなかかわり方を身に着け、子どもが勉強に取り組みやすくなるよう配慮しましょう!