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多くの調味料は冷蔵保存が基本!中にはNGな調味料も…
基本の調味料から珍しい調味料まで、最近ではスーパーでもさまざまな種類の調味料を見かけるようになりました。
調味料は基本的に冷蔵保存を推奨されているものが多い印象ですが、中には冷蔵庫で保存してしまうと、劣化したりカビが生えたりする恐れのある調味料もあります。
それぞれの調味料に適した環境で保存することが長く安全に使うためのポイントです。調味料の保存は、必ずラベルやパッケージに記載されている保存方法を参照しましょう。
冷蔵庫に入れてはいけない『調味料』5選
では、具体的にどのような調味料が冷蔵庫と相性が悪いのでしょうか。ここでは、冷蔵庫に入れてはいけない調味料とその理由を解説します。間違えて保存している方は、次回から気をつけましょう。
1.塩
塩は粉状なので、冷蔵庫に入れてしまうと容器や包装の内側で結露が発生し、早くに固まってしまったり、カビが生えたりする恐れがあります。
特に、冷蔵庫に保管していた塩を取り出し、しばらく常温で放置してしまうと、あっという間に結露が発生し、劣化してしまうので要注意です。塩はなるべく常温で保存することをおすすめします。
2.砂糖
砂糖にとって冷蔵庫のような低温で乾燥した環境は適していません。湿気のある環境も大敵ですが、あまりにも乾燥していると、砂糖の表面の蜜成分が蒸発し、結晶化してしまう恐れがあります。
また、扉の開け閉めによる温度変化にも敏感に反応してしまうため、結露によってカビが発生したり劣化が早まったりする原因となります。
3.ハチミツ
ハチミツは開栓後、冷蔵庫に保存するべきだと考えている人は多いですが、実は違います。ハチミツは15℃以下の環境では白く濁り、固まってしまう性質を持ちます。その後使えなくなるわけではありませんが、鮮度が劣化してしまうため、常温保存が適しているのです。
また、パッケージを見ても直射日光の当たらない常温保存が推奨されているハチミツが多いです。開栓後も適切な場所を見つけて常温保存をおすすめします。
4.みりん
意外にも液体状のみりんも冷蔵庫での保存が適していない調味料の1つです。みりんには糖分が多く含まれているため、冷蔵庫で保管してしまうと結晶化する恐れがあります。
みりんの風味も弱くなってしまうので、液体状の調味料であってもみりんは常温保存しましょう。ただし、みりん風の調味料はみりんではないため、こちらは冷蔵保存が適しています。
5.油類
サラダ油など調理で使う油類は、冷蔵庫で保管してしまうと固まってしまう商品が多くあります。せっかく購入したのに早々に使えなくなってしまうと、もったいないですよね。
湯煎することで固まってしまった油を再び使えるという意見もありますが、やはり品質が劣化してしまいます。油類は冷蔵庫ではなく、直射日光の当たらない比較的涼しい冷暗所で保存しましょう。
常温保存推奨の調味料の正しい保存方法は?
常温保存が推奨されている調味料は、以下のポイントを押さえた場所が保存に適しているといわれています。
- 密閉容器に入れる
- 直射日光が当たらない場所
- 湿気のない風通しの良い場所
外気の影響を受けないためにも必ず密閉容器に入れた上で、直射日光が当たらず、湿度が低い風通しの良い場所に保管してください。パントリーや床下収納、シンク下収納がある方は、そちらを活用すると良いでしょう。
調味料はそれぞれに適した正しい保存方法を確認して
いかがでしたか。調味料はすべてが冷蔵保存に適しているわけではありません。中には冷蔵保存してしまうと劣化する調味料もあるため、必ずそれぞれに適した正しい保存方法を確認し、適切な環境下で保存しましょう。