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「ショート」の意味は「サクサク」
「ショート」には「短い」という意味があります。そのため、短くカットしたケーキをショートケーキと思っている方も多いのでは?
しかし、ショートという言葉には、「サクサクする」「ボロボロする」といった意味もあり、ショートケーキの場合は、こちらの意味が正しい使い方になります。
事実、アメリカのショートケーキは、サクサクのビスケット生地に生クリームや苺を挟んだ形をしており、日本とはまったく違う姿をしています。
また、このサクサク生地を作るには、「ショートニング」という食用油脂が必要です。
ショートニングを使うから「ショートケーキ」と呼ばれるようになった…という説もありますが、いずれにせよ、サクサク食感のケーキをショートケーキと呼ぶのは間違いありません。
日本のショートケーキは、日本人向けにアレンジされたもの
「でも日本のショートケーキはフワフワだよね?」「なぜショートケーキって呼ぶの?」このように思った方も多いと思います。
実は日本のショートケーキは、不二家の創業者である、藤井林右衛門(ふじいりんえもん)さんによって、日本人向けにアレンジして発売されたものなのです。
藤井さんは、固くてサクサクのショートケーキは日本人好みではないと考え、試行錯誤の末、フワフワの食感に辿り着きました。
最初に発売されたのが大正11年。発売から100年以上経ってもなお、日本人に好まれ続けているのは、たくさんの試行錯誤を重ねた結果なのではないでしょうか。
ショートケーキの日
毎月22日が「ショートケーキの日」と呼ばれているのをご存知でしょうか?そう呼ばれる理由は、カレンダーを見るとわかります。
22日の上には必ず15日があります。15日は言い換えると「イチゴ」です。イチゴの下にある22日はケーキ部分と見ることができます。
これが22日がショートケーキの日と言われる理由なのです。
実際に毎月22日には、イチゴのショートケーキを割引販売しているお店もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
ショートケーキに関する豆知識をご紹介しました。ショートケーキの本来の意味が「サクサク」だったことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
日本人になじみ深いのはフワフワのショートケーキですが、もし海外のショートケーキに出会ったら、ぜひ味の違いを確かめてみてくださいね。