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Hulu(フールー)は、数ある映像コンテンツ配信の中でも初期に日本でのサービスを開始し高い知名度を誇るサービスです。
国内・海外のアニメや映画はもちろん、見逃したドラマやバラエティー番組、さらには話題のアーティストたちのライブも視聴できます。そんなHuluには、共有機能も備わっており、お得にサービスを利用できます。
今回はHuluのアカウント共有に関して、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
Huluアカウント共有とは?
映像コンテンツ配信サービスであるHuluを利用するには月額1,026円(税込)を支払う必要があります。コンテンツが充実しているとはいえ、毎月の料金は少しでも安く抑えたいと考えるのは当然のことです。
そんな方にとってHuluのアカウント共有(マルチプロフィール)は有難い機能といえます。ひとつの親アカウントに最大5つまで子プロフィールを作成できます。ひとり分の月額料金で合計6人分のアカウントを作成できるのはうれしいですよね。
また他映像コンテンツ配信サービスでは追加共有できる人数が3人までであるところ、Huluは5人まで追加できます。家族だけでなく友達・知人も共有範囲として認めているのもHuluの強みといえます。
元々の月額料金も比較的安いためコストパフォーマンスの面ではトップクラス。共有方法も手軽で簡単に行えるため、アカウント共有機能に関しては他映像コンテンツ配信サービスよりも使い勝手が優れています。
Huluアカウント共有するメリット
100,000本以上の映像コンテンツが配信されているHuluをアカウント共有し合うことには、たくさんのメリットが存在します。
ここではHuluのアカウント共有に関するメリットについて詳しく解説します。
コスパがいい
Huluアカウント共有最大のメリットは、他映像コンテンツ配信サービスよりもコストパフォーマンスが優れている点です。
月額料金が1,026円(税込)とそこまで高くないのに加え、ひとり分の料金だけで最大6アカウント利用できるのは大きな魅力といえます。Huluでは複数アカウントでの同時視聴はできませんが、作品をダウンロードして視聴すればその限りではありません。
またHuluはマンガや小説、雑誌などの電子書籍のコンテンツが用意されていない代わりに映像コンテンツが充実しています。アーティストライブ映像や話題のドラマが視聴でき、スポーツのライブTVも見られます。
電子書籍などのコンテンツが利用できる配信サービスはそのぶん料金も高くなりがち。映像コンテンツのみ楽しみたい方達にとって複数人で共有できるHuluはニーズを満たしやすいサービスといえます。
登録できる機器数の制限がない
Huluでは登録できる機器に制限がありません。スマホやパソコン、タブレット、スマートテレビ、ゲーム機など、どの端末からでもアカウントにアクセスできます。
視聴状況・履歴も同期されるため自宅ではパソコンでHuluを楽しみ、外出中はスマホやタブレットで続きを楽しめます。
ただし、ここでの注意点は制限なしなのは登録機器であってアカウントではありません。ひとつのアカウントに連動させられるデバイスはいくつでも追加可能ですが、親アカウントから派生する子プロフィールは最大5つまでしか作成できません。
また基本的にHuluは同時にストリーミング視聴ができません。複数のデバイスを登録しても、それぞれで同時視聴はできませんのでご注意ください。ただし、ストリーミング視聴はできなくともダウンロードしてからの同時視聴は可能です。
制限こそありますが、それぞれ共有したアカウントが複数のデバイスを登録しておくことで、Huluの利便性がさらに高まります。
暗証番号設定でプライバシーを守れる
Huluの大きな特徴としてプロフィールへの暗証番号設定が挙げられます。
プロフィールにログインするための暗証番号4桁を設定でき、他の人から視聴履歴やマイリストなどのプライバシーに関わる項目を守れます。
多くの配信サービスでは、プロフィールごとの暗証番号設定は搭載されていません。アカウントを分けていたとしても家族などであれば直接ログインデバイスを操作することで、アカウントの視聴履歴やマイリストを見ることが可能です。
その点、Huluはアカウントにログインしようとするたびにパスワード入力が求められるため安全性・情報の守秘性が高いといえます。メールアドレスを併せて登録しておけば、万が一パスワードを忘れてしまった場合でも安心して再発行できます。
ただし、この暗証番号設定はプロフィール設定で有効化しなければなりません。設定しておかないと簡単に他人がアクセスできる状態のままです。Huluで子プロフィールを作成したら必ず暗証番号を設定しておきましょう。
視聴年齢制限をかけられる
お子さんに子プロフィールを作成しようとするとき、知らない内に悪影響を与えるコンテンツを視聴しないか心配になりますよね。そこでHuluでは共有した子プロフィールに対して視聴年齢制限をかけられるようになっています。
ペアレンタルコントロールともいい子プロフィールをキッズプロフィールで作成するとお子様向けコンテンツのみ視聴が可能となります。またキッズプロフィールには「あんしんモード」という機能も搭載されています。
保護者の方が不在時にお子さんが長時間Huluを見続けないよう、あらかじめ視聴可能時間を制限する機能です。これにより目を離している間ずっとHuluばかり見ていることを防ぐことが可能となります。ただし、パソコン版ではあんしんモードは利用できないのでご注意ください。
購入制限をかけられる
Huluには月額課金以外にも個別で課金し購入・レンタルできるHuluストアと呼ばれるサービスがあります。Huluアカウントがあれば月額課金せず個別で作品を購入できる便利なサービスです。
このHuluストアは子プロフィールでも利用でき、親元アカウントが登録している決済方法で購入・レンタルを行えてしまいます。
知らない内に子プロフィールが有料コンテンツを購入し請求が来るとビックリします。そうならないためにもHuluでアカウントを共有するときは事前に購入制限を設定しておくことを推奨します。
設定方法は簡単。以下に手順を解説します。
- アカウント設定から「アカウント管理」に移動。
- 「追加購入をパスコードで制限」を選択します。
- 登録メールアドレスに設定用リンクが届くので開く。
- 任意のパスワード4桁を設定し「決定」を選択。
- 設定完了と表示されればOKです。
併せてアカウント管理にある「支払通知設定」も「受け取る」にしておくと、さらに安心です。
Huluアカウントが共有できるのは何人まで?
Huluで共有できるアカウントは合計6人までです。親元のアカウントに対して追加で5つの子プロフィールを作成できます。
他映像コンテンツ配信サービスだと共有は本人を含め4名までというところもあるためHuluは比較的、共有可能人数が多い方といえます。
またHuluの場合、アカウント共有は家族以外に知人や友達もOKとされています。アカウント共有の自由度はかなり高いです。
視聴履歴・マイリストなどプライバシーに関わる項目も暗証番号設定で厳重に守ることができ、子プロフィールが不用意な操作ができないよう各種制限の設定も可能です。
ただし、後述しますがHuluではマルチプロフィール・登録機器でのストリーミング視聴は同時にできません。ダウンロード上限もマルチプロフィール共有であるため連絡がつきにくい知人・友達とアカウントを共有してしまうと思わぬトラブルが生じる可能性もあります。
また子プロフィールが利用規約に違反した場合のペナルティは親アカウントにも反映されるため、信頼できて連絡がつきやすい相手のみ共有を認めることを推奨します。
Huluアカウントを共有しているときの同時視聴について
Huluでは複数のマルチプロフィール・デバイスでのストリーミング再生は視聴できない仕様となっています。
ごくたまに何かしらの要因で複数アカウント・デバイスでのストリーミング再生の同時視聴が成功するケースもあるようですが、基本的には不可能であり規約違反でもあります。
そのためHuluでマルチプロフィール共有しても、一度にストリーミング視聴できるのはひとりと1台までです。ただし、ダウンロードしてからの再生であれば、さらに2台が視聴できます。
結果的にストリーミング再生で1台、ダウンロード再生で2台、合計3台までの同時視聴がHuluでは可能となります。
ただし、ダウンロード数には上限がありマルチプロフィール共有です。それぞれのアカウントの視聴状況、ダウンロード数が他のアカウントに影響を与えるため、Huluで共有するのは連絡がとりやすく融通が利く相手にのみ限定した方がトラブルなく動画を楽しめます。
Huluアカウント共有のやり方
Huluアカウントの共有方法はシンプル。難しい操作や設定なしに親アカウントから子プロフィールの作成・共有が可能です。ここではHuluアカウントの共有連携・解除方法を解説します。
アカウント登録方法
まず親元であるオーナーアカウントの作成手順から解説します。
- Hulu公式サイトに移動し「無料でお試し」を選択します。
- ログイン時に利用する有効なメールアドレスを入力し、「確認コード送信」を選択します。
- 入力したメールアドレスに確認コードが届いているかを確認します。
- 確認コードを入力フォームに打ち込み、「お客様情報を入力」に進みます。
- 名前、性別、生年月日、ログイン用パスワードを設定します。
- 決済方法を設定します。Huluではクレジットカードの他、スマホキャリア決済やPaypayが利用できます。
- 利用規約、プライバシーポリシーなどを確認しチェックを入れます
- 無料トライアルを開始することでアカウント登録完了です。
過去にHuluを利用したことがある方は、この手順を踏まずそのままアカウントにログインすればOKです。
アカウント共有方法
親元であるオーナーアカウントを作成したら、続いて子プロフィールの作成・連携を行います。
- オーナーアカウントのマイページから「プロフィール設定」に移動します。
- 「プロフィールを追加する」を選択します。
- プロフィールの情報を入力します。(アカウント名、生年月日、性別は必須)このとき暗証番号設定も選択できますが、設定しておかないと他アカウントで視聴履歴などを見ている状態となります。プライバシーを守る意味でも設定は推奨します。
- 情報を設定したら「保存する」を選択することで子プロフィールは作成されます。
- 共有したい相手がアプリもしくはブラウザで、大本のHuluアカウントにログイン。そこから自分の子プロフィールを選択することで共有完了となります。
共有アカウント解除方法
Huluで共有している子プロフィールは親元であるオーナーアカウントでのみ共有解除・削除が可能です。
- Huluにログインし、オーナーアカウントにアクセスします。
- 設定から「プロフィール設定」に移動します。
- プロフィール設定から共有解除・削除したい子プロフィールを選択します。
- 子プロフィール詳細ページに移動すると右上に「プロフィール削除」という項目があるので選択します。
- プロフィールを本当に削除するか最終確認が表示されるので、削除を選択して完了です。
Huluではオーナーアカウントが一方的に子プロフィールの連携を解除できます。万が一共有相手が返信しない、他のアカウントに迷惑な使い方をしている場合、問答無用で解除しましょう。
Huluアカウント共有の注意点
Huluのアカウント共有は手軽に行えて、自由度も高いです。ただし、アカウント全体が動画を制限なく視聴し放題になるわけではありません。
ここではHuluをアカウント共有する際、知っておくべき注意点について解説します。
ダウンロード上限がある
Huluにはアカウント全体にダウンロード制限があります。アカウントのダウンロード上限は25本まで。1アカウント2台までのデバイスでしかダウンロードできません。
Huluの場合、1アカウントとはマルチプロフィール全体を指します。共有している子プロフィールだけの制限ではありません。1度に2名しかダウンロードできない上、ダウンロード上限数も共有です。
たとえば共有しているプロフィールの内、誰かひとりがHuluのコンテンツを上限である25本までダウンロードしてしまった場合、他のプロフィールでは作品のダウンロードが行えなくなります。
知らずにたくさんダウンロードしてしまうと、他のプロフィールでの視聴に支障が生じるため事前にダウンロード数・利用時間などはルール決めしておきましょう。
ダウンロード上限数に達しても作品を消去すれば再びダウンロードが可能となります。Huluでは視聴済みダウンロード作品を自動で消去する機能も備わっているため全プロフィールで設定しておくことを推奨します。
同時視聴はできない
Huluは原則1プロフィールでしかライブストリーミング再生できません。
そのためライブストリーミングの同時視聴はできない仕様となっており、仮に何らかの要因で可能だったとしても利用規則で禁止されています。
もしも不正な手段でHuluを複数のプロフィールで同時視聴した場合、規約違反として何かしらのペナルティがアカウント全体に課されると推測されます。
ただし、同時視聴できないのはライブストリーミング再生のみの話です。ダウンロードした作品は同時視聴制限の対象外となります。ライブストリーミングでは1台だけですが、ダウンロード再生は2台まで許可されているので合計3台での同時視聴は可能となります。
ダウンロードは一度落とし込んでしまえばオフラインでも再生できるため、上手に活用することでHuluをより快適に活用できます。ただし、ダウンロード再生できるのはスマホ・タブレットのHuluアプリのみとなるのでご注意ください。
Huluアカウント共有のよくある質問
Q.視聴履歴は消せる?
A.視聴履歴は削除可能です。
Q.Huluには無料体験がある?
A.2週間の無料期間が用意されています。
Q.プロフィールは何個まで作れる?
A.1アカウントに最大6個まで作成できます。(オーナーも含める)
Q.機器の接続を解除するには?
A.設定から「視聴機器」の設定に移動すると解除操作ができます。
まとめ
今回はHuluアカウントの共有について解説しました。
Huluは月額料金が安めで共有できる人数も多いです。そのぶん視聴やダウンロードに制限が課せられていますが、利用時間をプロフィールごとにずらす、ダウンロード再生を上手に活用させるなどの工夫を施せば、そこまで不便な事態にはなりません。
ただし、こうした工夫は共有相手の協力が必要です。もしも共有相手が非協力だった場合、オーナーから一方的に共有解除も可能です。この機会にHulu共有を試してみてはいかがでしょうか。