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楽天マガジンとは、楽天グループが提供している1000冊を超える雑誌の読み放題サービス。幅広いジャンル・ラインナップの雑誌が最新号からバックナンバーまで読み放題。
複数のデバイスで利用でき、月額料金もそこまで高くありません。週刊誌や月刊誌を毎回購入している方にとっては、魅力的なサービスといえます。
そんな楽天マガジンですが、データ容量圧迫による不具合が生じる可能性があります。今回はそんな楽天マガジン利用時の容量問題と解決方法について解説します。
楽天マガジンが重いときは容量に注意!
楽天マガジンは読み放題サービスということもあり、たくさん雑誌をダウンロードされる方も多いはず。しかし、雑誌をダウンロードしすぎると、スマホやタブレットなど端末の容量を圧迫してしまいます。
当然、容量オーバーするとダウンロードできなくなる他、読み込みスピードが低下する・フリーズするなど端末動作が重くなる症状が現れます。スマホやタブレットの容量不足が深刻化すると、インストールしているアプリが落ちるといった不具合も想定されます。
楽天マガジンの1冊あたりのデータ容量は平均130MBほど。これはスマホで撮影した高画質写真40〜100枚と同じくらいの大きさです。あくまでも平均の容量であり雑誌のジャンルやボリュームによっては270MB近くになる物もあります。積み重なっていくとあっという間に端末のデータ容量を埋め尽くしてしまいます。
たとえば、スマホやタブレットなど端末のストレージの空き容量が10GB(約10,000MB)あった場合、77冊前後の雑誌をダウンロードできます。一見すると十分な量に思えるかもしれませんがスマホやタブレットなどの端末は、管理システム・インストールしたアプリ・撮影した画像や動画などのデータによって容量が圧迫されます。
実際に支障なくダウンロードできる雑誌数はさらに少ないと思っておくのが無難でしょう。
楽天マガジンのキャッシュ(データ)を削除する方法
楽天マガジンから雑誌をダウンロードして楽しむためには、容量問題に対策を施す必要があります。そんなとき有効な対処法がキャッシュを削除することです。
キャッシュとは、読み込み時間を短縮するためスマホやタブレットなど端末に一時的に保存されたデータのことです。実は楽天マガジンからダウンロードした雑誌には配信期間が定められています。
この期間を過ぎると楽天マガジンでは雑誌を読めなくなり、端末に一時的に保存されていた雑誌のキャッシュ(データ)も自動的に削除され、容量が軽くなっていく仕組みとなっています。他のウェブサービスなどのように一度ダウンロードしたデータがずっと残る訳ではないためご注意ください。
端末に一時的に保存され、期間が過ぎると自動的に削除されるキャッシュ(データ)ですが、手動でも削除できます。
楽天マガジンのキャッシュ(データ)を一括で消去する方法
楽天マガジンからダウンロードした雑誌のキャッシュ(データ)すべてをまとめて削除するのは簡単です。
楽天マガジンのアプリからマイページに移動します。マイページにある「ダウンロード済み」のタグを開くと端末に保存されている雑誌のキャッシュ(データ)が表示されます。「すべての雑誌削除」というボタンがあるのでタップするとまとめて消えます。
大まかな操作方法はandroid・IOS(iPhone)共通です。ただし、この方法だと一気に雑誌のキャッシュ(データ)を削除してしまうため、お気に入りの雑誌も削除されてしまいます。
また再ダウンロードすれば済む話ですが、手間がかかるのも事実。お気に入りの雑誌だけ保存したままにしておきたい方は後述する1冊ごと削除する方法を推奨します。
楽天マガジンのキャッシュ(データ)を一冊ごとに消す方法
上記の方法だと、お気に入りの雑誌や後で読もうと思っていた物もまとめて消してしまいます。読み終わっていらなくなった雑誌だけ消すことも楽天マガジンでは可能です。
手順としては、楽天マガジンアプリのマイページに移動し「ダウンロード済み」のタグを開きます。「すべての雑誌削除」は押さずに消したい雑誌までスクロールします。削除予定の雑誌を見つけたら右下にあるゴミ箱のマークをタップします。
そうすると選択した雑誌のみが削除されます。このパターンもandroid・IOS(iPhone)での操作に違いはありません。
マイページに表示される雑誌は、ダウンロード日や配信日、雑誌名などで並び替えができます。容量が大きい順にすることも可能ですので併せて活用しましょう。
楽天マガジンのデータがどれくらい減ったかを確認する方法
楽天マガジンアプリのマイページでは、どのくらい雑誌をダウンロードしたのか?残りのダウンロード可能な容量はいくつなのかを確認できます。
ダウンロード済みタグに移動すると分かりやすく表示されているので、削除するかどうか決めるときの参考にするとよいでしょう。キャッシュ(データ)を削除することで、どのくらいの容量が空いたかもここをチェックすれば把握しやすいです。
楽天マガジンのデータ以外が影響を与えていないか確認もしよう
楽天マガジンからダウンロードした雑誌のキャッシュ(データ)を削除したのに容量が思った以上に空かない方は、雑誌以外のデータが容量を圧迫している可能性が高いです。
たとえばスマホにインストールしているアプリが重いもしくは多い、画像や動画をたくさん保存している、音楽データが多数入っているなどの要因でもストレージ容量は使われてしまいダウンロードできる雑誌も限られる他、スマホ全体の動作が遅くなってしまいます。
そうした容量消費はスマホの設定アプリから、ストレージに移動することで確認できます。容量を多く占めているデータを削除するなどして空き容量を増やしましょう。
楽天マガジンのデータをSDカードに移す方法
利用しているスマホがアンドロイド端末でSDカードにも対応している場合、ダウンロードした雑誌のキャッシュ(データ)を端末ではなくSDカードに保存できます。SDカードに保存することで、たくさんの雑誌データをダウンロードできるようになる他、スマホ自体の動作も重くならずに済みます。
設定方法も簡単です。楽天マガジンアプリの左上にあるメニューから設定を選択します。設定画面をスクロールしていくと雑誌データ保存先の設定項目が現れます。
デフォルトでは内部ストレージに保存となっているところをSDカードにチェックを入れて反映させるだけで完了です。
スマホにアプリや動画などのデータが多数入っており少しでも容量を節約したい方にとっては検討する余地がある対策といえます。
ただし、アンドロイド端末の中にはGoogle pixel 3aなどのように一部の端末がSDカードを差し込めない非対応機種も存在します。その場合、内部ストレージに保存するしかありません。またIOS(iPhone)機種の場合もSDカードに対応していないため、内部ストレージにしか保存できません。
あくまでもアンドロイドでSDカードに対応している端末限定の保存方法となります。
楽天マガジンをダウンロードしないで読む方法
出典:楽天マガジン
どうにかして楽天マガジンの雑誌をダウンロードしないで読みたいというかたもいるはずです。結論を述べるとアプリ版では不可能ですがブラウザ版ではその限りではありません。
まず楽天マガジンのアプリ版で雑誌を読もうとすると自動的にキャッシュ(データ)が端末に保存されてしまいます。これはandroid・IOS(iPhone)どちらでも同じです。
一方、Google chromeやsafariなどのブラウザを使って楽天マガジンにアクセスすると自動でダウンロードはされないため容量を節約して雑誌を読むことが可能です。ただし、注意点としてアプリを使わずブラウザ版で楽天マガジンの雑誌を読むとデータ通信量が増えやすくなります。
たくさん読み続けていると気が付かない内にデータ速度制限が施されたり、通信料がかさんだりする可能性もあります。通信環境にWi-Fiがあれば問題ありませんが、スマホのSIMカードで通信している場合はデータ通信量を使い込み過ぎないよう注意しましょう。
まとめ
出典:楽天マガジン
今回は楽天マガジンのダウンロード容量に関して解説しました。
月額料金が安く便利なのでついついたくさんの雑誌をダウンロードしてしまいがちですが、無計画に読みすぎるとスマホの内部ストレージを圧迫して動作が重くなったり、突然アプリが落ちるなどの不具合が多発するようになります。
楽天マガジンを利用されている方はこの機会に、ダウンロードに使った雑誌のキャッシュやスマホ・タブレットの空き容量をチェックしてみてはいかがでしょうか。