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メラミンスポンジがNGな場所
メラミンスポンジは「メラミン樹脂」という硬い樹脂でできていて、適さない場所に使うとキズの原因になります。NGな場所を知り正しく使用しましょう。
浴槽
一般的な浴槽に使われる「FRP(樹脂)」はキズがつきやすい素材です。
メラミンスポンジを使うとたくさんのキズができ、そこに汚れが入り込み、さらに掃除を面倒にしてしまいます。
また、コーティングがはがれるとコーティングのやり直しが必要になる場合もあるため、浴槽には使わないようにしましょう。
鏡や床などのコーティングされている場所
曇り止め加工された鏡や、ワックスが塗られた床などにもメラミンスポンジは使えません。
鏡に使用すると、コーティングがはがれてキズや曇りの原因になります。また、床のワックスがはがれると塗り直しが必要になるので注意しましょう。
ステンレス製のシンク
ステンレス製のシンクをメラミンスポンジで磨くと、キズがつき光沢が失われます。キズには汚れが入り込み、さらに汚れやすくなるので注意が必要です。
人造大理石のシンクの場合は、キズの心配はなく安心して使用できます。また、メッキ素材の水栓や蛇口もキズの心配はありません。
車のボディ・窓・ライト
車のボディにメラミンスポンジを使うと塗装が削られてツヤがなくなります。細かいキズも残るため絶対に使用してはいけません。
また、ヘッドライトの撥水コートや、窓ガラスの曇り止め加工がはがれると視界不良の原因になり非常に危険です。
メラミンスポンジが使えない場所は他にも
メラミンスポンジは以下の場所でも使用できません。やわらかいスポンジや専用のブラシを使うようにしましょう。
- 漆器・陶器
- 木製の家具
- 洗面台
- コーティング加工されたトイレ
- 塗装面・プリントされたもの
- アクリル板(アクセサリーケース・水槽など)
- 人体(皮膚や歯)
メラミンスポンジの正しい使い方4ステップ
- 水がしたたり落ちるくらいたっぷり水分を含ませる
- 水が垂れない程度に軽くしぼる
- 気になる汚れをこする
- 乾いたタオルで水分を拭き取って完成
汚れを落とす際に「キシキシ」と音がなったら水分不足です。水を含ませてからもう一度磨き直しましょう。使用後はよく乾燥させて保管すれば、小さくなるまで何度でも使用できます。
100円ショップのオリジナルブランド商品でも、品質に大きな差はありません。硬くて密度がある方が軽い力で汚れを落とせるので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
◯◯と組み合わせて効果アップ!
水だけでも高い洗浄効果が期待できるメラミンスポンジですが、洗剤と組み合わせるとより頑固な汚れにも対応できます。
たとえば「重曹」です。
重曹はナベや五徳の焦げつき・油汚れに高い効果を発揮する洗剤です。
汚れている部分に重曹の粉末を振りかけて、水を含ませたメラミンスポンジでこするだけで簡単に汚れを落とせます。魚焼きグリルや換気扇などのしつこい汚れにもぜひ試してみてくださいね。
アルミや銅のナベ・真ちゅうの素材は、黒く変色するため使用しないようにしましょう。
ほかにも
- 手アカ・油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」
- 水アカ・石けんカスの汚れに強い「クエン酸」
などと組み合わせて使うことでも高い効果が期待できます。
まとめ
メラミンスポンジの「正しい使い方」と「NGな場所」を解説しました。
メラミンスポンジは、正しい使い方をすれば簡単に汚れを落とせる便利グッズです。この記事を参考に、今まで諦めていたしつこい汚れを落としてみてはいかがでしょうか。