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要冷蔵の食材、常温放置で何時間なら大丈夫?
常温とは、一般的に15~25℃前後の気温を指します。要冷蔵の食材は、10℃以下で保存しなければならないため、常温保存してしまうとすぐに劣化して食べられなくなってしまうことが多いです。
- 生肉…真夏は30分ほど・真冬は2時間前後
- 魚…四季を問わず、すぐに冷蔵庫へ
- 乳製品…未開封であれば暗く涼しい場所で12時間前後、開封後はすぐに冷蔵庫へ
真夏の暑い時期の場合、1時間未満の短い時間でも、要冷蔵の食材は常温保存で劣化してしまうことがあります。
要冷蔵の食材を常温放置したときに起きる、食べてはいけないサイン
要冷蔵の食材が常温保存によって劣化し、食べられなくなったときに見られる特徴をまとめました。
1.異臭がし始める
要冷蔵のものが常温で劣化してしまうと、以下のような臭いに替わります。
- 酸味を帯びた臭い
- 本来の臭いではない、危険な臭い
- 生ゴミのような臭いなど
臭いの変化は、早い段階で気が付きやすい特徴のひとつです。食材本来が持つ香りではなくなっている場合は、食べてはいけません。
2.型崩れしやすくなる
劣化している食材は、触れたり持ち上げたときに、くたっとした形になりやすいです。肉や魚は本来持っておるはずの張りが無くなり、頼りない印象になります。
3.表面がベタベタする
要冷蔵のものを常温放置してしまうと、表面にヌメリやべたつきが現れてきます。洗い流しても腐敗部分が除去できるわけではないので、表面のべたつきがあるときは食べられないサイン!加熱調理しても、もちろん食べられません。
4.油とほかの成分が分離する
マヨネーズや生クリームに見られやすい現象です。油分と成分が分離してしまっている場合は、腐敗が進んでいます。
すべての成分を再度混ぜ合わせれば見た目は元通りに近い形状になります。しかし、劣化している事実は覆りません。調理してしまうのは危険です。
5.味が変わる
食材の味見をしたときに、本来の味ではなくなってしまっている場合は劣化しています。
- 酸味のある味になる
- 苦みがある
- 舌がピリピリするなど
食材が本来持っている味ではなくなっているときは、非常に危険!少しくらい…と思うかもしれませんが、油断して調理すると周囲を巻き込んで思いがけない事態を引き起こしてしまうかもしれません。
危険サインが出ている食材、絶対に食べられないの?
常温放置して食べるのは危険なサインが出ているにもかかわらず、劣化している可能性が高い食材を食べてしまったら、以下のような体調の変化がみられるかもしれません。
- 胃の異変…ムカつき・張り・胃もたれ・胃痛・吐き気・嘔吐など
- 腸の異変…ガスがたまる・傷み・下痢など
- 体全身の異変…だるさ・頭痛・発熱・脱水など
上記の症状は、主に食中毒のときに見られるものです。劣化している食材は、火を通しても食べられないものが大半!常温放置で腐った食材は、潔くあきらめて処理りするのが無難といえます。
まとめ
要冷蔵のものは、購入後できるだけ早く冷蔵庫に仕舞いましょう。ついうっかり出しっぱなしにしてしまったときは要注意!特に夏場は、食材が劣化したしやすい時期なので、食材の直し忘れが無いようにしましょう。