洗濯物につく「白い粉」の正体とは?汚れの落とし方や予防する方法を紹介

洗濯物をチェックする女性

キレイに洗濯したのに白っぽい粉が洗濯物についていると、気になりますよね。特に色の濃い服は目立つので困ってしまいます。洗濯物につく「白い粉」の正体と、落とし方や予防する方法をご紹介します!

洗濯物につく「白い粉」の正体は石鹸カス?

洗濯した衣類に白い粉のような小さなゴミが付着すること、ありますよね。この、洗濯物につく白い粉は水に溶けきらないまま残った石鹸カスと考えられます。

石鹼カスとは水道水に含まれるミネラル分に洗剤の残りが結合したもの。粉タイプの石鹸に限らず液体タイプの洗剤でも、溶けきらないと付着してしまいます。

白い粉の汚れの落とし方

洗濯洗剤

せっかく洗った衣類に、白い粉がついてしまった場合の落とし方をご紹介します。

白い汚れが少ない場合

白い粉の汚れがそれほど目立たない場合は、衣類用のブラシや粘着テープで取ることができます。この際、衣類を傷めないよう優しく落としてくださいね。素材によっては白い粉を落とした問いに衣類が毛羽だってしまうこともありますので気を付けましょう。

また、水洗いすれば落とせる汚れでもあるため、白い粉の部分だけ水洗いするか、すすぎを1回追加してみるのもよいでしょう。

クエン酸を使うとキレイに落とせる

クエン酸はアルカリ性の汚れに強く、洗濯槽の裏側に張りついた石けんカスの掃除にも活用されます。衣類についた白い粉の石鹸カスも、クエン酸や食酢を使って落とすことができますので、水洗いで落ちない場合はクエン酸や食酢を使ってみましょう。

  1. 洗面器などに水をはり、クエン酸または食酢を少量入れて溶かします。
  2. 白い粉が付いた衣類を1の中に入れて浸け置きします。
  3. 新しい水ですすぎを行い、洗濯機で脱水します。

クエン酸は環境にも人体にも優しい成分ですが、塩素系漂白剤と一緒に使用すると、有毒な塩素ガスが発生します。クエン酸で石鹸カスを落とす際は塩素系漂白剤と併用しないよう気をつけましょう。

また、重曹などのアルカリ性洗剤と同時に使うと、それぞれどちらの効果も無くなってしまいますので、クエン酸や食酢だけで落とすようにしてくださいね。

白い粉を予防する方法

洗濯物をたたむ

白い粉の正体は残った洗剤が原因でできる石鹸カスです。洗剤が残らないような対策をとることで白い粉が洗濯物に付着するのを防ぐことができます。

洗濯槽の掃除を定期的におこなう

洗濯槽の裏側部分には、落とした衣類の汚れや石鹸カスなどがたまりやすく、放置していると汚れが塊となりこびりついてしまいます。洗濯槽は定期的に掃除をしてください。

洗濯槽の汚れは石鹸カス以外にも、ホコリや水垢、黒カビなどがたまりやすく、汚れを落とすためには、逆の性質をもつ洗剤を使うのが効果的です。

洗った衣類に白い粉の汚れが付く場合は、石鹸カスがたまっていることが考えられます。ですので、アルカリ性の性質をもつ石鹸カスをしっかり落とすには、酸性のクエン酸を使うと落としやすくなります。

洗濯機を正しく使う

洗濯機の使い方によっても石鹸カスが発生しやすくなるのをご存じでしょうか。

  • 洗濯物の量を詰め込み過ぎない
  • 洗剤や柔軟剤は規定量を守る
  • 水が冷たすぎないようにする

洗濯機の中に入れる衣類などの量が多すぎることも石鹸カスが付着する原因となります。洗濯物は洗濯機の8割程度、洗濯物が水の中で泳いでいるくらいを目安にしましょう。

また、洗剤や柔軟剤の量は多ければその分効果があるという訳ではありません。規定量を守らず、衣類や水量に対して多すぎる洗剤や柔軟剤は、溶け残りの原因となります。他にも、水が冷たすぎると洗剤が溶けにくくなりますので、冬場は特に気を付けてください。

洗濯物につく「白い粉」の原因は洗剤の溶け残り!

洗濯した衣類に付着する白い粉の正体は、ご紹介した通り石鹸カスです。そして、石鹸カスができてしまう原因は、洗剤の溶け残りが発生するような洗濯の仕方や、洗濯槽の掃除をしないことです。

洗濯機は衣類の量や洗剤・柔軟剤の規定量を守り、定期的に洗濯槽の掃除をするようにしましょう。

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