絶対に”燃えるゴミ”に出してはいけない「5つのもの」出してしまったらどうなるの？

2023/1/15 2023/1/15 気になる

ゴミの分別は正しく実行！自治体の分別方法に従って

一般的に、ゴミは大きく「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「その他の資源ゴミ」などに分類されます。その他の資源ゴミの中でもさらに細かく分別が必要になるため、その点はお住まいの自治体の分別方法に従う必要があります。

ゴミの分別は正しく行わなければいけないという注意喚起は、何年も続けて行われていますが、実際にゴミ収集に携わっている職員の方々によると、いまだに細かい分別ができていなかったり、時には危険を伴うようなゴミが違う分類に混ざっていたりすることがあるようです。

では、ゴミを正しく分別しないとどのような事態が起こるのでしょうか。まず、地球環境に悪い影響を及ぼすリスクが高まります。

燃えないゴミなどを燃えるゴミとして出してしまうと、二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因となります。また、リサイクルできるゴミがリサイクルされないことで森林伐採などにつながり、さらなる地球温暖化現象の悪化にもつながるのです。

そして、出してはいけない危険物を燃えるゴミとして出してしまった場合、収集車の中で押しつぶされ破裂し、爆発事故や火災を発生させるなど人命に関わる危険な大事故につながる恐れもあります。

実際、ゴミ収集車で火災が発生し、その原因が正しく分別されていなかった家庭ゴミだったという事件も度々起きています。非常に危険な事態を招く恐れもあり、その場合は犯人を特定し刑事裁判に発展する可能性もあります。

裁判に発展しない場合でも、正しくゴミを分別できていない場合、収集されなかったり、収集された後も他のゴミから世帯を特定し、返却されることもあります。

では、燃えるゴミに出してしまうと危険な事態を引き起こしたり、自然環境に悪影響を及ぼしてしまうゴミには、どのようなものが当てはまるのでしょうか。ここでは絶対に「燃えるゴミ」として出してはいけないものを5つご紹介します。

乾電池やボタン電池などは、燃えるゴミとして出してしまうと、焼却時に発火を引き起こす危険性があります。電離類が発火することで火が燃え広がり、大きな火災につながってしまう恐れもあるので大変危険です。

また、ゴミ収集車の中でも押し潰されることによって内部に圧力がかかり、その結果、発火してしまう危険性もあります。ゴミ収集車が火災を起こしてしまうと、乗っている職員の方々が大火傷を負ってしまう危険性があるので絶対にやめましょう。

ペットボトルを燃えるゴミにうっかり入れてしまうという人もいると思います。外出先で飲んだペットボトル飲料のボトルを捨てる場所がないからと、燃えるゴミに捨てていませんか。この行為は地球環境の悪化につながる恐れがあります。

ペットボトルは火で焼却すると、有害なガスを発生させます。その結果、二酸化炭素を発生させて地球温暖化を促してしまうなど、地球環境に多大な悪影響をもたらします。

ペットボトルはペットボトルとして回収している自治体が多いので、自治体の指示に従い正しく分別しましょう。

恐ろしいことにガスボンベを燃えるゴミとして家庭ゴミに出している人がいるといいます。燃えるゴミは収集車の中でゴミを潰すため、圧迫されたガスボンベが破裂したり爆発したりする恐れがあります。

特に、まだガスが残っているガスボンベを燃えるゴミに出してしまうと、大爆発を起こし人の命が失われてしまう危険性もあります。実際、ゴミ収集時に火災事故が起こっている事故も報告されているため、非常に危険です。

ガスボンベはガス抜きをし、自治体の指示に従って正しい分別方法でゴミ出ししてください。

スプレー缶もガスボンベと同じように発火事故や爆発事故の原因となる危険性があります。燃えるゴミとして出すことはもちろん、中身を使い切らずにゴミとして出すことも絶対にやめてください。

スプレー缶に関しては、自治体により分別方法が異なります。中身を使い切ることは大前提ですが、空き缶として出すところやスプレー間はスプレー缶のみで出すところなどさまざまです。必ずお住まいの自治体のルールを確認してゴミ出ししてください。

モバイルバッテリーには、リチウムイオンバッテリーが内蔵されています。そのため、燃えるゴミとして出してしまうと、収集車の中で発火し、火災事故につながる危険性があります。

ある専門家の実験によると、モバイルバッテリーを回収して1分後に発火、その後、さらに1分後に破裂するといった事故が起きることがわかりました。

最近ではモバイルバッテリーを使用する人の数も急増しているため、ゴミとして処分する際は必ず正しい方法で処分してください。

ゴミの分別を誤ると、自然環境に悪影響を与え、地球温暖化を促してしまいます。また、ものによっては発火から火災、爆発事故などを招く非常に危険な事態に陥る恐れもあるため、地域の安全を守るためにもゴミの分別は正しく行いましょう。