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毎日食べたい白米…炊飯器にかかる電気代が気になる人も
炊飯器は、日本人にとってなくてはならないと言っても過言ではない生活家電の1つです。白米の消費量が世界的にも多い日本では、毎日炊飯器を使って白米を炊いているというご家庭も少なくないでしょう。
しかし、今年も再び電気代の値上げが発表されました。使用している家電にかかる電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。
炊飯器は生活家電の中でも電気代が多くかかるとは思えません。しかし、塵も積もれば山となる…可能な限り、電気代を節約したいと考えてしまいますよね。炊飯器もちょっとした意識の変化で、電気代を節約することは可能です。
炊飯器を1回使ったら電気代はいくら?
ここでは炊飯器を1回使った場合、どのくらいの電気代がかかるのか調べてみましょう。使い方によっては、意外と電気代がかかってしまっているかもしれません。
炊飯器の種類によって電気代は異なる
まずは炊飯器の種類から見ていきましょう。一般的に、炊飯器には以下の3つの種類があります。
- IH炊飯器
- 圧力IH炊飯器
- マイコン炊飯器
炊飯器にかかる電気代を調べるときは、炊飯器に使われる消費電力が大きく影響します。炊飯器の種類によって、消費電力は異なるため、電気代も変化することになります。
1回の「炊飯」にかかる電気代はいくら?
では、1回の「炊飯」にかかる電気代はいくらなのでしょうか。炊飯にかかる電気代は「1回の炊飯にかかる消費電力÷1000×1kWhあたりの電力量単価」で出すことができます。
IH炊飯器の消費電力は223Wh、圧力IH炊飯器にかかる消費電力は184Wh、マイコン炊飯器は215Whです。また、1kWhあたりの電力量単価には、新電力目安単価となっている27円/kWhを当てはめます。
すると、IH炊飯器の場合は1回の炊飯に約6円、圧力IH炊飯器は1回の炊飯に約5円、そしてマイコン炊飯器は約5.8円かかることがわかりました。もしも1日1回、1ヶ月間毎日炊飯すると、1ヶ月の炊飯にかかる電気代は約180円となります。
保温にかかる電気代は保温時間で決まる
炊飯器で白米を炊いた際、保温機能を活用している人も多いでしょう。保温にかかる電気代は、保温時間が長ければ長いほど電気代がかかります。
保温にかかる電気代を調べる場合は「1時間の保温にかかる消費電力÷1000×使用時間×1kWhあたりの電力量単価」で出すことができます。ここでは保温時間を6時間として計算します。
保温機能も炊飯器の種類によって消費電力が異なり、IH炊飯器で6時間保温した場合の電気代は約3.3円、圧力IH炊飯器の場合は約3.53円、マイコン炊飯器の場合は約3.52円であることがわかりました。
1ヶ月間、毎日6時間保温機能を使った場合、約100円かかることになります。炊飯機能と合わせると、1ヶ月で炊飯器に約280円の電気代がかかっていることがわかりました。
炊飯器にかかる電気代を節約する方法を紹介
炊飯器は、他の家電製品に比べると高額な電気代はかかりません。しかし、電気代が高騰している現状を見ると、少しでも電気代を節約したいというのが本音ですよね。
炊飯器にかかる電気代を少しでも節約するためには、以下の方法がおすすめです。
- 保温時間をなるべく短くする(タイマー予約を活用)
- 保温が3時間を超える場合は電子レンジの温め機能を活用
- 使っていない時は炊飯器のプラグを抜く
- 「エコ炊き」機能がある場合は積極的に活用する
- 炊飯回数を減らす
保温機能を活用している人は多いですが、保温にも電気代はかかります。もしも保温時間が3時間を超えるならば、一度白米を取り出し、食べる際に電子レンジで温めたほうが少しばかり電気代が安くなります。
また、待機電力も電気代が高くなる原因の1つです。使っていない時は、必ずプラグを抜くようにしましょう。
節約方法を実践して炊飯器にかかる電気代を抑えよう
いかがでしたか。炊飯器は高額な電気代がかかるわけではありませんが、日々の積み重ねで少しでも節約することは可能です。家全体の電気代を節約するためにも、ぜひ紹介した節約方法を実践してみましょう。