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出来立ての食材、どうして冷蔵庫に入れてはいけないの?
出来立ての温かい料理を冷蔵庫に入れてはいけないというのは知っているけれど、どうして温かい食材を入れてはいけないのか理由はよくわからない!疑問を持ちながらもやってはいけないということを守り続けるのは、なんとなく釈然としないものですよね。
その疑問を解消できるよう、冷蔵庫に温かい食材を入れてはいけない理由を解説しました!家族で情報を共有して、食材を大切にするよう目指しましょう。
冷蔵庫に熱い食べ物をいれてはいけない『3つの理由』
冷蔵庫に温かい食べ物を入れてはいけない理由は、以下のものが挙げられます。温かいものが冷蔵庫内で与える影響を把握する、きっかけにしてみてくださいね。
1.周囲の食材が傷んでしまう
食べ物が熱を帯びている場合、食材の熱が周りの食材に影響を及ぼしてしまい、周りの食材が傷んでしまいます。
- 乳製品
- 卵
- 発酵食品など
上記の食材は、熱によって劣化しやすいので要注意!ほかの食材も傷む可能性があります。
2.食材の中で細菌が繁殖し、腐敗が進む
冷蔵庫に温かい食材を入れることで、食材の周辺に水蒸気が発生します。水滴が食材に付着すると、カビが発生しやすくなり、菌が繁殖して腐敗が進んでしまい、食べられなくなってしまうのです。
冷蔵庫で保存していたにもかかわらず、食材があっという間に腐敗してしまったのであれば、粗熱を十分に取っていないことがが原因である可能性が高いです。
3.冷蔵庫に負担がかかる
温かい食材を、冷えた冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫本体にも大きな負荷をかけてしまいます。
- 電気代が上がる…庫内の温度を保たなければならないので、熱い食材が入ってきたら庫内を冷やそうとすため
- 冷蔵庫の故障につながる…庫内の温度が安定しにくいので、負荷がかかり故障しやすくなる
冷蔵庫本体が壊れてしまうと、買い直しになってしまうので大きな出費につながります。
冷蔵庫に食材を入れるときの正しい方法
冷蔵庫に食事を収納するときの正しい方法は、以下通りです。
- 直箸で、食材のとりわけを行わない…口の中の細菌が食材に移るのを防ぐため
- 冷蔵庫に入れる前に、しっかりと粗熱を取っておく…食材の内側の熱も取るために、かき混ぜたり小さな扇風機で風を送って冷ますのが有効
- 食材は安定して保存できる場所を、庫内で確保する…斜めになっていると液だれなどの原因につながる
- ラップをかけて保存…ラップをしていないと、庫内やほかの食材に食材のにおいが移ってしまう
粗熱を取るとき、カレーなど粘度の高いものは、なかなか冷めないので冷蔵庫に収納するまでに時間がかかります。こういった場合は、ボウルや桶に水を張ってカレーなべを水に浸けて冷ますなどの方法がありますよ。
まとめ
冷蔵庫に食材を入れて保存するときは、しっかりと粗熱を取ることが重要です。しっかり冷まして冷蔵庫で保存し、美味しい状態をキープしましょう。