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生で食べると辛いたまねぎ!どうして辛いの?
たまねぎのスライスは、独特の辛みとシャキシャキ感が特徴です。好きな人にはたまらない食材ですよね!しかし、たまねぎの辛味が強すぎると、子どもや辛さが苦手な人は苦手意識を持つかもしれません。
たまねぎの辛さの原因がなんなのか、調理後甘くなる理由について解説!生たまねぎの辛みを和らげる方法についてもまとめました。
たまねぎが辛いのはなぜ?調理後に甘くなる理由とは
たまねぎは、どうして辛味があるのでしょうか?調理後に甘くなる理由と、併せてチェックしてみましょう。
たまねぎが辛い理由
たまねぎには、独特の辛み成分が含まれています。この成分が原因で、辛さを感じるのです。辛み成分はたまねぎの中に大量に含まれているわけではなく、切るなどの衝撃を与えることによって発生する仕組みになっています。
みじん切りなど、細かく切れば切るほど辛み成分がたくさん発生するのです。
たまねぎと同じ辛み成分はネギ類やニンニクにも含まれており、独特のにおい出しているのも、この成分の影響です。たまねぎを切ったときに涙が出るのも、辛み成分が気化しているからだといわれています。
これは野菜が本来持っている防衛本能の一種で、日本で売られている黄たまねぎに特に多く含まれています。
辛み成分に含まれている可能性がある効果
たまねぎに含まれる辛み成分には、以下のような効果が期待される。
- ビタミンB1の吸収を助ける
- 新陳代謝の促進効果
- 疲労回復効果
- 食欲不振改善
- 夏バテ解消
- 不眠改善
- 血液をサラサラにする
- 悪玉コレステロールの減少
夏場の疲れに、特に効果が期待できそうですね!夏以外の季節であっても、適度に摂取したい効果がたくさん含まれています。
たまねぎが調理後に甘くなる理由
加熱することにより、たまねぎの辛み成分が分解され、たまねぎ内にある細胞壁が壊れて糖分が外に出ることによって甘みが増します。あめ色になるくらいまで炒めたたまねぎが甘いのは、じっくりと加熱調理して甘みを十分に引き出しているからなのです。
生のたまねぎの辛さを和らげる方法
加熱していない、生の状態のたまねぎの辛みを和らげる方法は、以下のものが挙げられます。
- スライスしたたまねぎを、水にさらす…辛み成分は水溶性なので、5~10分ほど水に浸けると辛味が抜けやすくなる
- 繊維を断ち切る…半分に切ったたまねぎのお尻か頭を横にして、たまねぎをスライスする
サラダにたまねぎを使うのであれば、水にさらす方法を取る人が多いのではないでしょうか?繊維を断ち切る方法を併せて、辛味を和らげる方法を実践し、辛味が少なく食感と風味を存分に楽しめる状態にしましょう。
まとめ
たまねぎの辛みは、たまねぎを切ることで発生する辛み成分が原因です。辛み成分には、体によい効果がたくさん!辛味が残っている状態で栄養を取る方法も視野に入れ、たまねぎのベストな食べ方を見つけ出しましょう。