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湿度が高いと判断する目安
室内で快適に過ごすためには、湿度を40~60%に調整するのがベスト!べたつかず、カサつかない快適な湿度の状態です。
湿度が40%を下回ると、肌がカサついたりドライアイになりやすくなるので注意しましょう。空気感染するウイルスの動きが活発になるので、感染症にかかるリスクが上がります。
室内の湿度が60%を超えると、湿度が高い状態です。思いがけないトラブルを招きやすくなるので、こちらも注意が必要といえます。
部屋の湿気が高すぎると起こる4つの悪影響
部屋の湿度が高すぎると、場合によっては命の危険を伴う症状に見舞われてしまうかもしれません。
1.熱中症になるリスクが上がる
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節が思うようにできない状態になる可能性が高まります。体内に熱がこもり、熱中症になるリスクがアップするので注意してください。
- 意識がもうろうとしている
- 痙攣
- 失神
上記のような症状がみられる場合は、すぐに救急車を呼び、到着までにできることを教えてもらい、実行してください。
2.体調不良になりやすくなる
湿度が高いと、熱中症以外の症状もからだに現れることがあります。
- 体内に熱がこもって体力を消耗し、疲労やだるさを感じやすい
- 消化酵素が思うように働けなくなり、消化不良や食欲不振になる
上記のような症状に心当たりがあるときは、室内の湿度をチェックしてみてください。適切な湿度に調整すると、体調が回復するかもしれません。
3.アレルギーの原因となるダニやカビの発生率が上がる
湿度が高くなると、湿気を好むアレルギーの原因になる害虫が発生しやすくなります。
- 鼻炎
- 鼻や目のかゆみ
- 喘息
- 皮膚炎
上記のような症状が目立つときは、ダニやカビの駆除を行うべきです。特に、小児喘息はダニアレルギーを切っても切り離せない関係。悪化すると、肺炎になることもあります。
4.害虫が発生しやすくなる
湿気は、いろいろな害虫を寄せ付けてしまいます。
- ダニ
- ムカデ
- チャタテムシ
チャタテムシは、直接人間に害を及ぼす虫ではありません。しかし、人間が食べるものに侵入し、チャタテムシが侵入した食べ物を人が食べるとアレルギー症状を起こすことがあります。
室内を快適に保つコツ
室内の湿度を適切に保ち、快適に過ごすコツは、以下のものが挙げられます。
- 室温計を設置し、適度に除湿する
- 家具を壁から少しだけ離して設置し、空気の通り道を作っておく…カビの発生を抑える
- 換気する習慣を身に着ける
- 除湿器の設置
- エアコンの除湿機能を使用する
部屋全体の風通しを考慮すると、家具は壁に引っ付けない方がよいです。湿度計を設置すると、湿度が数字で把握できるので、除湿のタイミングを逃さずキャッチできます。
雨続きの季節は、換気をしても除湿効果はあまり期待できません。エアコンや除湿器を使い、上手に湿度をコントロールしましょう。
まとめ
室内の湿度が高い状態が続くと、健康を害してしまう恐れがあります。それを防ぐためにも、こまめに湿度をチェックし、適度に除湿して室内を快適な状態に保ちましょう。