洗濯物は『裏返し』『表のまま』どっちにするべき?効率よく落ちる方は?

洗濯機で洗濯する女性

洗濯物を洗う際、『裏返し』『表のまま』どっちにするべきか迷う方も多いはずです。どちらにするかは洗濯物によって変えたほうが、効率よく汚れを落とすことができます。『裏返し』で洗うメリットや『表のまま』洗ったほうがよいケースなどをご紹介します。

洗濯物は『裏返し』『表のまま』どっちにするべき?

洗濯する女性

洗濯物は表のままより、裏返して洗うほうがよいものもあります。裏返しで洗うメリットなどをご紹介します。

『裏返し』のほうが内側の汚れが落ちやすい

衣類は外側より内側に汗や皮脂、角質など体から出てくる汚れが付いているため、洗う時に裏返しで洗うほうが、内側の汚れが落ちやすくなります。

汚れがしっかり落とせていない衣類をそのまま着用していると、汗をかくことで雑菌が繁殖し悪臭の原因となります。特に靴下や肌に直接触れる下着や衣類は、表のままより裏返しのほうが汚れがしっかりと落とせます。

『裏返し』にすることで毛羽立ちや毛玉を防ぐことができる

洗濯を繰り返すうちに、摩擦により繊維が毛羽立ってきて、濃い色の衣類は白っぽくなってしまうことがありますよね。毛羽立ちを防ぐには、洗濯の時の摩擦を少しでも抑えることです。

洗濯機では、衣類をこすり合わせ叩きつけることで汚れを落としているため、この摩擦によって、衣類の表面に静電気が発生し、毛羽だった繊維が絡み合い毛羽立ちや毛玉ができてしまうのです。

生地の毛羽立ちや毛玉が気になるというお悩みがある場合は、裏返しで洗ったほうが摩擦を減らせ、毛羽立ちや毛玉の予防になるでしょう。

『裏返し』で洗うほうが色落ちも防げる

洗濯機での洗濯は色落ちも気になりますよね。洗っている最中に、他の洗濯物とこすれたり、洗濯槽にぶつかることで色落ちは発生します。

この色落ちを少しでも抑えるためにも、生地同士の摩擦をできるだけ減らすことがポイント。洗濯物を裏返しにすることで、摩擦も減り色落ちを予防するのに効果的と考えられます。

干すときも『裏返し』がおすすめの理由

洗濯物は干すときも裏返しで干すほうがよいケースもあります。

紫外線からのダメージを少なくする

実は紫外線には衣類に使われている染料を壊す作用があると言われています。紫外線によって肌がダメージを受けるのと同じように、衣類も紫外線から影響を受け、そのことが色落ちの原因になってしまうのです。

また、紫外線により生地が薄くなることもありますので、裏返しで干したほうが紫外線からのダメージを抑えることができます。

早く乾く

ポケットのついた洋服やパーカー類、裏側部分の縫い目付近の生地が厚くなっている洋服は、裏返して干すことで早く乾きます。ただし、裏返しにすることで型崩れが起きるような洋服は表のまま干すようにしましょう。

『表のまま』洗うのがよいケース

洗濯を干す女性

靴下や下着、肌に直接触れる衣類は皮脂汚れなどが付いているため裏にして洗うほうがおすすめですが、以下の場合は表のまま洗うのがおすすめです。

  • 表側に汚れがある洗濯物
  • 花粉症の時期
  • 裏返すことで型くずれの気になる靴下や下着類

一方、裏返しで洗ったほうがよい洗濯物は以下の通りです。

  • 靴下や下着類
  • 濃い色のTシャツやプリント柄のあるシャツ
  • デリケートな服、ニットやセーター
  • ジーンズなどのズボン

内側の汚れをしっかり落としたいものや、色落ちや素材が痛むのを防ぎたいものは裏返しの洗濯がおすすめです。ジーンズは表のまま洗うと、ジーンズ同士が擦れてインディゴ染料が落ちてしまう原因になりますので、裏返して洗うのがおすすめです。

洗濯物によって『裏返し』『表のまま』を使い分けよう!

洗濯物は裏返して洗うほうが皮脂汚れや汗などはしっかり落とせますが、外側についている汚れをしっかり落としたい場合は、表のまま洗うようにしましょう。

裏返しで洗うことは、生地のダメージや色落ち防止の効果もあるため、裏返すことで型崩れなどが起きない衣類は、裏返しで洗濯するのがおすすめです。

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