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「成長の実感ない」4割 大学生、コロナ影響か 民間調査え
新型コロナウイルスの感染が全国に拡大した2020年度に入学した大学生の約4割が、大学生活を通じた成長を「実感しない」と答えたことが28日、ベネッセ教育総合研究所(東京)の調査で分かった。
5年前の前回調査より増加しており、同研究所は遠隔授業の拡大や、友人との交流の制限が影響したとみている。
コロナ禍での大学生活、「オンライン授業」「教員や友人との交流制限」などが要因と思われますが、この問題について、解決策やアイデアなど、主婦の声を聞いてみました。
感染対策をしながら「対面授業に戻す」「少人数の交流機会を増やす」
感染対策をした上で、「対面授業に戻す」「サークルや交流機会を増やす」など、小中高生と同様にしてあげてもいいのでは?との声がもっとも多く寄せられました。
【主婦の声】
30代・パート・アルバイト(神奈川県)
「やはり対面でないとなかなか人との繋がりなどは実感できないと思うので、感染対策をした上で対面授業を増やす」
50代・専業主婦(青森県)
「息子たちが大学生のとき、サークルやアルバイト経験が、とにかく楽しそうだったので、コロナ対策しながら通常通りの学生生活をさせてあげたい」
30代・専業主婦(北海道)
「オンライン授業でも参加型の意見交流やグループ課題などが多くなれば変わるのでは?」
40代・パート・アルバイト(東京都)
「少人数でも会う機会を増やす」
個々の感染対策は必要だが、小中高生のように対面授業で良い、少人数でも交流を増やしてあげたいなど、好意的な声が多い一方、シビアな声も。
「コロナ禍という環境に慣れるしかない」「成長の実感はそれぞれ」
子どもたちと同様、授業や交流を増やしてあげたいという好意的な意見の多い中、聞こえてきたシビアな声をご紹介します。
【主婦の声】
40代・専業主婦(東京都)
「かつて大学教員を経験したが、学校に来る来ないで成長は関係ないと思う」
50代・パート・アルバイト(千葉県)
「世の中の流れが対面が減っているのだから慣れていくしかない」
40代・専業主婦(宮城県)
「成長とは目に見えないものだからコロナのせいにするのは変だと思います。自分の与えられた環境の中で過ごすことで結果がでてくるのでは?」
まとめ
感染対策は必要だが、対面授業や友人との交流制限はせず、少しでも元の生活に戻してあげることが成長につながるのではとの好意的な声が多い中、シビアな声も少なくありませんでした。
いままで経験したことがないコロナ禍での生活に、慣れることも必要ですが、これから日本を背負っていくであろう大学生のみなさんが、少しでも成長を感じ、楽しい学生生活が送れるよう、世の中がサポートしてあげられる心の余裕を持ちたいものです。