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えごまの葉は生で食べるとどんな味?
えごまの葉を生で食べる一番ポピュラーな食べ方はサンチュと一緒に生のまま焼肉を包んで食べること。韓国ではえごまの葉を生で食べるのは一般的で、サムギョプサルなどの肉料理と一緒に食べたり、キムチに漬け込むなど韓国料理の食材でえごまの葉は欠かせません。
えごまの葉は独特な風味
えごまの葉を生で食べると、まず感じるのはクセのある強い香りと苦みです。また、独特な風味ですがミントのようなスッキリ感もあります。食感は繊維が硬いため少しゴワゴワした口当たりです。
えごまの葉とシソの葉の違い
えごまはシソ科です。えごまの葉とシソの葉は見た目もそっくりですが、味や匂いはまったく異なります。また、えごまの葉は少し硬めですが、シソは柔らかいです。
シソの葉は主に薬味として使われ、刺身や天ぷら、麺類に使われたりすることが多いです。
《 ポイント 》
- えごまの葉はクセのある独特な風味と香りがする。
- えごまとシソは見た目は似ていても味や香りや食感がまったく異なる。
えごまの葉を生で食べるレシピ
えごまの葉を生で食べるレシピは豊富です。焼肉をえごまの葉で包む食べ方以外に、サラダやスパゲティ、漬物やキムチ、薬味などさまざまな食べ方がありますが、ここではえごまの葉を生で食べるおすすめレシピを3つ紹介します。
ごはんが止まらない!えごまの葉のしょうゆ漬け
とても簡単!えごまの葉を生でにんにくとしょうゆベースのタレに漬けるだけ。ご飯を何杯でもお代わりできちゃうおすすめレシピです。
食材
- えごまの葉:30枚
- つけだれ
- しょうゆ:大さじ1.5杯
- みりん:大さじ1/2杯
- ごま油:大さじ1杯
- すりニンニ:小さじ1杯
- 刻みねぎ:大さじ2
- ごま:大さじ2/1
- 韓国産唐辛子粉:大さじ1/2杯
- すりしょうが:少々
- 砂糖:少々
作り方
- えごまの葉を洗い、水気をしっかり拭き取ります。
- つけだれの調味料や薬味を混ぜ合わせます。
- えごまの葉の一面に混ぜ合わせたつけだれを塗ります。※つけだれの目安は小さじ1杯程度
- えごまの葉を一枚重ね、さらにつけだれを塗ります。
- えごまの葉にタレをつけながら全て重ね終わったら、一晩放置します。
- 水分をしっかり絞ったら完成です!
しょうゆ漬けのえごまの葉は切らずにそのまま食べてもOKですが、千切りにすると食べやすいです。
また、このえごまの葉のしょうゆ漬けは色々な使い方があります。
- おにぎりの海苔代わりに巻く
- 刻んで納豆に入れる
- 茹でた鶏肉に巻く
- ハンバーグに入れる
- 千切りにして茹でタコに和える
など、あらゆるものに使えますので自分にあった使い方を見つけてくださいね。
相性バッチリ!えごまの生春巻き
生春巻きとえごまの葉の相性はピッタリ。えごまの葉の風味がえびやアボカドの味を引き立てます。
食材
- ライスペーパー:8枚
- えび:8尾
- アボカド:1個
- きゅうり:1/2本
- レタス:2~3枚
- エゴマの葉:8枚
ナンプラーソース
- ナンプラー:大さじ1杯
- 水:大さじ1杯
- レモン汁:大さじ1杯
- 砂糖:大さじ1/2杯
- 唐辛子小口切り:1本
- すりにんにく:1かけ
作り方
- キュウリは千切りにします。海老はボイルして、2枚にスライスします。
- ソース用の調味料を混ぜてナンプラーソースを作ります。
- ライスペーパーをサラダ油を加えた水にくぐらせて、キッチンペーパーの上に置きます。
- えごまの葉、レタス、きゅうり、アボカドスライスなどをのせ、両サイドを折ります。
- 1回転し、海老を置いて巻き上げたら完成です!
ナンプラーソースをつけて食べましょう。ナンプラーソース以外にわさびしょうゆもおすすめです。
くさみがない!まぐろとえごまの葉の和え物
食材
- えごまの葉:2枚
- まぐろ:70g~100g
- 辛子:少々・お好みで。
- めんつゆ(ストレート):大さじ1杯
作り方
- まぐろを薄く切り、えごまの葉を千切りにします。
- ボウルにめんつゆと辛子を混ぜ合わせます。
- マグロを入れてさっくり和えます。
- 3分ほど放置したらえごまの葉を和えたら完成です!
まぐろだけでなく、かつおでもOK!えごまの葉は臭み消し効果がありますので、魚のニオイが苦手な方にもおすすめです。
えごまの葉の保存方法
えごまの葉を生で食べるための保存方法や、えごまの葉を長期保存する方法などを紹介します。
冷蔵庫の野菜室で保存する方法
えごまの葉を冷蔵庫で保存する方法は「根本を水に浸ける方法」「キッチンペーパーで包む方法」があります。えごまの葉の保存で気を付けるのは乾燥させないことです。
根本を水に浸ける方法
用意するもの
- えごまの葉を立てて入れることができる高さのある蓋つきの瓶または容器。
手順
- えごまの葉を水で軽く洗います。
- キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- 瓶または容器にえごまの葉の根本が浸る程度の水を入れます。
- えごまの葉を立てて入れ、根本を水に浸けましょう。※葉っぱには水分が付かないよう注意しましょう。
- 蓋をして冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
一日に一回、新しい水に交換しましょう。
キッチンペーパーで包む方法
用意するもの
- キッチンペーパー
- チャック付きの保存用袋
手順
- えごまの葉を水で軽く洗います。
- えごまの葉をキッチンペーパーで包みます。
- キッチンペーパーで包んだえごまの葉を保存袋に入れます。
- 空気を抜いて密封したら、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
一日に一回、新しいキッチンペーパーに交換してください。えごまの葉を冷蔵保存した場合の賞味期限は約1週間です。
冷凍保存方法する方法
えごまの葉をキッチンペーパーで挟んで冷凍保存する方法です。
用意するもの
- チャック付きの冷凍保存用袋
手順
- えごまの葉を水で軽く洗います。
- キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- えごまの葉の上にキッチンペーパーを置き、その上にえごまの葉を置いて、えごまの葉とキッチンペーパーを交互に重ねます。
- 冷凍保存用袋に入れ、空気を抜いて密封します。
- アルミトレイに置いて冷凍庫で保存しましょう。
えごまの葉を冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヵ月です。冷凍したえごまの葉の解凍方法は、冷蔵庫で自然解凍しましょう。
《 ポイント 》
- えごまの葉を冷蔵保存する場合「根本を水に浸ける方法」「キッチンペーパーで包む方法」がある。
- えごまの葉を冷凍保存する場合「キッチンペーパーで交互に挟む方法」がある。
- 冷蔵保存の賞味期限は1週間、冷凍保存の賞味期限は1ヵ月。
えごまの葉の栄養
えごまの葉には多くの栄養素が含まれています。βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、αリノレン酸、ロスマリン酸などの栄誉素が豊富です。
- βカロテン、ビタミンC、ビタミンE:抗酸化作用で血液サラサラ、免疫力アップと老化防止
- αリノレン酸:認知症の予防、脳機能の維持、肥満防止
- ロスマリン酸:抗アレルギー効果
ガンの予防や抗ガン作用などの効果も期待されています。また、シソと同じに、雑菌の繁殖をおさえて食中毒を予防したり、魚などの生臭さを消臭する効果もあります。
《 ポイント 》
- えごまには、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、αリノレン酸、ロスマリン酸などの栄誉素が豊富に含まれている。
- 抗酸化作用、免疫力アップ、老化防止、肥満防止、認知症予防などの効果がある。
最後に
えごまの葉はくせのある独特の匂いや風味がありますので、生で食べるのが苦手な方は加熱して食べましょう。
特におすすめなのはえごまの葉の天ぷらです。えごまの葉に衣をつけて160℃の油でサッと揚げるとサクサクした食感で美味しいです。
山椒塩をパラパラかけると香りもよく何枚でも食べれます。ぜひ作ってみてください。