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そもそも『感受性』の意味とは
感受性の意味は、外界からの刺激を受け取る感度が強いことや、それらを感じ取りやすい性質です。外界からの刺激とは周囲で起きた出来事や他人の言葉などの言動だけでありません。
音や気温の変化、匂い、料理の味などさ さまざまなものがあります。いずれも五感で受け取る刺激であり、そのような刺激に敏感なことを感受性が強い、感受性が豊かなどと表現されます。
『感受性が低い人』の特徴や性格5選
感受性という言葉や『感受性が強い、豊か』として使われることのほうが目立ちますよね。感受性が低い人、感受性が弱い人、とはどのような特徴があるのでしょうか。
1.ストレス耐性が高い
私たちは生きていると、さまざまな場所でいろいろな形のストレスが降りかかってきます。ストレスに対して適応する力や耐えられるレベルをストレス耐性といいます。
同じアクシデントが起こっても、ストレスとして感知するかしないかは、人によって違いますよね。感受性が低い人はストレスに対しても敏感に反応することなく、感受性が豊かな人に比べてストレス耐性が強いといえます。
2.周囲の影響を受けにくい
感受性が低いと自分以外のことに関心が薄く、周囲の影響を受けにくい特徴があります。他人に感情移入することもなく、環境に左右されないためドライな性格ともとらえられがちです。
「心の境界線」というものが無理せず保てているため、相手との適切な距離感を取り、余計なストレスを感じることが少なくすみます。
3.人の気持ちを理解するのが苦手
周囲から影響を受けにくいというメリットはありますが、それは人の気持ちを理解する力が乏しいことでもあります。そのため、相手の気持ちを考えられない自分勝手な性格、空気が読めないなど、誤解を招いてしまうこともあります。
4.危機的状況でも取り乱しにくい
感受性が低い人は危機的状況でも取り乱さない性格の人が多いでしょう。それに対して何事にも敏感で、人のささいな言動に動揺したり、感情の動きに振り回され疲れてしまう繊細なタイプです。
近年では「HSP」とも言われ、このようなタイプはちょっとした危機的状況でも心を取り乱してしまう人もいます。一方、感受性が低いとさまざまな出来事に対して過敏に反応することがないため、危機的状況でも取り乱しにくいといえます。
繊細さに欠けることもありますが、必要以上に心を取り乱したりしないことは長所といえるでしょう。
5.絶景や大自然の美しさ、芸術の素晴らしさに感動しない
大自然に多くの人が感動し、癒しを得るものですが、感受性が低いと大自然の美しさや壮大さに触れても、感情が動くことなく感動をしない人も少なくありません。
同様に芸術的なものに対しても、想像力が刺激されることもなく、むしろ何が良いのか分からない、というケースも多いようです。
感受性が高い人の特徴
感受性が低い人の特徴をご紹介しましたが、逆に感受性が豊かな人には以下のような特徴があります。どちらもメリット・デメリットと捉えられるような特徴が存在しています。
- 人の気持ちに敏感で共感力が優れている
- 繊細で傷つきやすい
- 周囲の人だけでなく映画や小説など、さまざまなものに影響を受けやすい
- 感情の起伏が激しかったり、考え方や好みがコロコロ変わりやすい
- 相手が想像している以上に物事を深刻にとらえる
感受性が高すぎると感じる人は、あらゆることに「深く考えすぎない」というのを意識してみましょう。
感受性を豊かにするには色んな人と関わるのがおすすめ
感受性は高くても低くてもそれぞれメリット・デメリットが存在しています。「感受性」を豊かにするためには、色々な人と関わりながら相手の立場になって考え、感じ方や価値観が異なることを知ることが大切でしょう!