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部屋で消えたハエはどこにいる?
部屋にハエが!追い出そうと思ったら消えた…ハエを探して部屋中あちこち見たけどどこにもいない…。消えたハエはいったい部屋のどこに隠れているのでしょうか?
ここではハエの隠れ先をご紹介します。まず、部屋から消えたハエを探すなら、ハエが好む場所を探しましょう。
照明の傘や照明付近
ハエは明るい場所に集まりますので照明の傘や照明付近にいることが多いです。
水回りや排水口
ハエはお風呂場やトイレ、キッチンなど水回りや排水口にじっとしている可能性があります。
生ゴミや腐葉土
ハエは生ゴミや腐ったものが大好きです。キッチンや生ゴミ、観葉植物がある場所を好みます。
香水や整髪料
ハエは臭いニオイに集まりやすいですが、甘い匂いの香水や柔軟剤などにも寄る傾向があります。また、香水と同じように、整髪料の甘い香りや油のニオイにも集まります。
このように、ハエが集まりそうな場所、好む場所、好むニオイがあるものや場所を探してみましょう。また、部屋で消えたハエの種類によって、どこに消えたか場所が分かることがあります。
ここからはそれを詳しくご紹介します。
部屋で消えたハエの種類は?
ハエは種類によって、生息場所が異なります。消えたハエの種類によって、隠れている居場所が分かるかもしれませんね。
ハエは大きく分けて4種類います。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエの生息場所は生ゴミで、おもにキッチンにいます。体の色は黄赤。
ノミバエ
ノミバエの生息場所は腐った植物やゴミにで、動きが早く食卓で動きまわっていることがあります。体の色は黒褐色。
チョウバエ
チョウバエの生息場所はお風呂場や台所の排水口、下水管などのヘドロで、夜行性のため昼間はお風呂場の壁などで静かにしています。体の色は黒色。
キノコバエ
キノコバエの生息場所は観葉植物や腐葉土で、湿気が多く薄暗いところを好みます。体の色は灰黒色。
このようにハエの種類ごとに生息場所や好む場所が異なりますので、ハエにあった場所も探してみましょう。
《 部屋で消えたハエが隠れそうな場所 》
- 照明の傘や照明付近
- 水回りや排水口
- 生ゴミや腐葉土
- 香水や整髪料
ハエが部屋で消えた時の対処法
部屋の中で消えたハエが自分から出ていく方法は4つあります。
部屋の照明を消す
ハエは部屋の照明など明るい場所に集まる修正がありますので、夜の場合は部屋の照明を全て消しましょう。窓を開けておくと、外に照明や明かりが見えると自然と出ていきます。出て行ったらすぐ窓を閉めましょう。
部屋を冷やす
ハエは温度が低いところが苦手なので、窓を開けてエアコンの冷房で一番低い温度・強風にしましょう。温度が低いと弱ってきますのでエアコンで寒くなった部屋から自分で出ていきます。
めんつゆトラップを置く
ハエはめんつゆを好んで集まる修正があります。めんつゆトラップを作って追い出しましょう。
〈用意するもの〉
- めんつゆ(水と同量)
- 水(めんつゆと同量)
- 食器用洗剤(数滴)
- 空のペットボトル
- カッターまたははさみ
〈手順〉
- 空のペットボトルの1/5くらいのところをカッターまたはハサミで切り、めんつゆ入れの容器を作ります。
- 水を1cm程入れます。
- 水と同量のめんつゆを入れます。
- 食器用洗剤を数滴入れます。
- これをキッチンのゴミ付近や窓付近に設置します。
- これでOK!あとはハエを待つだけ。
ハエが捕獲できたらペットボトルとめんつゆごとビニール袋などに密封し、燃えるゴミに出しましょう。
〈めんつゆトラップの効果〉
ハエは鼻では無く、体にある気孔で呼吸をします。食器用洗剤に含まれる界面活性剤に触れると水を弾くことができなくなるため呼吸ができずに窒息死します。
お酢トラップ
めんつゆと同じにハエはお酢にも集まる修正があります。
〈用意するもの〉
- お酢(水と同量)
- 水(お酢と同量)
- 酒(お酢と同量)
- 砂糖(少々)
- 食器用洗剤(数滴)
- 空のペットボトル
- カッターまたははさみ
〈手順〉
- 空のペットボトルの1/5くらいのところをカッターまたはハサミで切り、お酢入れの容器を作ります。
- 水を1cm程入れます。
- 水と同量のお酢・酒・砂糖を入れます。
- 食器用洗剤を数滴入れます。
- これをキッチンのゴミ付近や窓付近に設置します。
- これでOK!あとはハエを待つだけ。
- ハエが捕獲できたらめんつゆごとビニール袋などに密封し、燃えるゴミに出しましょう。
《 ポイント 》
- 部屋の照明を消す。
- 部屋を冷やす。
- めんつゆトラップを作る。
- お酢トラップを作る。
ハエを部屋の中で退治・追い出す方法
部屋で消えたハエを退治・追い出す方法をご紹介します。
うちわであおぐ
とてもシンプルな撃退方です。うちわを用意し、窓を開けてから飛んでいるハエをうちわであおいで外に誘導しましょう。部屋を暗くしてあおぐと効果的です。
消臭スプレーを使う
ファブリーズなどの消臭除菌スプレーを吹きかけましょう。食器用洗剤と同じに界面活性剤が含まれていますので、拭きかけられて息ができなくなり窒息します。台所など食品がある場所で使用する場合はアルコール除菌スプレーでもOKです。
ハエ取り粘着シートを吊るす
市販の粘着式シートを高いところに吊るしましょう。飛んでいるハエがくっついて捕獲できます。粘着シートは殺虫剤などの薬品は含まれていませんので子供やペットがいる家でもOKです。ハエは1.5m~2mの間を飛行するそうですので、ハエが飛ぶ高さに合わせて吊るしましょう。
殺虫スプレー
確実にハエを死滅させたい場合は市販の殺虫スプレーを使いましょう。ハエに吹き替えて死滅したら死骸をビニール袋に入れて燃えるゴミに出しましょう。
《 ポイント 》
- うちわであおぐ。
- 消臭スプレーを使う。
- ハエ取り粘着シートを吊るす。
- 殺虫スプレー。
ハエが部屋で消えてもそのままにしないほうがいい理由
ハエが部屋から消えた場合、ハエを探して追い出すか駆除することをおすすめします。
ハエの寿命は1ヵ月程度ですが、ハエの繁殖力の高さには驚きます。メスは卵を1回に50~150個産みます。1匹のハエからそんなに多くのハエが生まれたとしたら、とんでもない数のハエが発生するわけです。
また、ハエが卵から成虫になるまで10日~2週間です。気温や環境によって成長するスピードは異なりますが、気温が30℃くらいが大量に産卵します。
ハエが多く発生するのは夏と秋、6月~7月、9月~10月頃が危険です。大量のハエが出てきてから慌てても遅いのです!
ハエが大量発生する前に、部屋から消えたハエを探して駆除しましょう。また、ハエが寄らないために次のような対策をしましょう。
〈ハエを寄せ付けないための対策〉
- 生ゴミは溜めずにすぐ捨てる
- 排水口や水回りを綺麗にする
- 網戸の隙間などを無くす
- 枯れた観葉植物を放置しない
など、日ごろからハエを寄せ付けないよう気を付けましょう。
最後に
部屋で消えたハエは見つかりましたか?見つけるのが面倒で放置しているとあちこちからハエが出てくるかもしれませんよ。それに、ハエは意外と恐い虫です。
ハエはさまざまな病原菌を持っています。例えば大腸菌やサルモネラ菌、O-157やSARS(サーズ)など、健康被害だけでなく命に関わるものもハエは運んできます。ですので、ハエを見つけたらすぐに駆除する必要があります。
今回ご紹介した方法で部屋から消えたハエを撃退してくださいね。手作りめんつゆやお酢などはおうちにあると思いますのですぐ作ってみてください。