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水道を1時間出しっぱなしにしたら料金はいくら?
水道代は地域によって違う
水道事業は地方自治体が独自で運営しているため、料金水準には地域差があるのをご存じでしょうか。全国レベルでみると、最も安い地域と高い地域では1カ月の水道料金が同じ量を使用しても5,000円以上差があります。
価格に差が生じている理由は、水質や地形などの地理的な要因や人口密度の違い、水利権などの歴史的要因があげられます。
水道を1時間出しっぱなしにした料金
水道料金は地域や使用量で異なりますが、全国の水道料金の平均月額費用は3,000円程度とされています。この平均をもとに出しっぱなしにした料金を算出してみると、1リットル0.24円が平均的といえます。
洗面や手洗いで1分間の流しっぱなしは11~12リットルもの水を使っているそうです。前述したように地域差などがあるため、あくまで目安になりますが、1時間出しっぱなしにした金額は以下を参考にしてみてください。
- 1時間出しっぱなし:150円前後
- ちょろちょろ出ている場合:15~20円
凍結防止のために水道を出しっぱなしにする場合
水道の凍結対策は温度がマイナス2~4度くらいから始めるのが安心です。地域によっては真冬の間は連日凍結防止のために水道を出しっぱなしにすることもありますよね。凍結防止のためにはポタポタ程度の水量ではあまり効果が期待できません。
できるだけ節水しながら凍結防止対策をするには、えんぴつの芯くらいの水量を目安にしておくと安心でしょう。地域によって水道料金に差があるものの、凍結防止のために1日中えんぴつの芯くらいの水を出しっぱなしにした場合の水道料金は1時間40円前後となります。
水道水の出しっぱなしを防止するには
水道水の出しっぱなし問題には、急いでいてうっかり止めるのを忘れて起こる場合と、歯磨きや手洗いをするときについ出しっぱなしにする場合とがあります。
自動止水蛇口を使う(後付けもOK)
水道水の出しっぱなし問題には、家族が認知症になり出しっぱなしにしてしまうケースも。トイレはレバーによって水が流れるため心配ありませんが、問題は洗面所やキッチン、シャワーなどの蛇口です。
水の出しっぱなしを防止するにはやはり「自動化」させることです。公共施設のトイレや洗面などで見かけることも多いですが、蛇口のボタンを押すと一定量で止まる蛇口や、手をかざすと自動で水が出て止まるタイプなどがあります。
これらは後付けが可能な蛇口も存在していて、元の状態に現状復帰ができるため、持ち家でない賃貸でも取り付け可能です。
つい出しっぱなしにする習慣に気を付ける
歯磨きや手を洗う時に水を出しっぱなしにする習慣は、1回の水量は少なくても積み重ねると大きな金額になってしまいます。つい出しっぱなしにする習慣は断ち切りましょう。
- 手を洗う・歯磨きなど1分間出しっぱなしにすると約12リットル(約2.5円)
- 食器洗いで3分間出しっぱなしにすると約36リットル(約8円)
- シャワーの間5分間出しっぱなしにすると約60リットル(約14円)
水道代は地域差が大きいため、お住いの自治体によっては倍以上の料金になることもあります。蛇口から出す水量によっても変わりますので、上記は目安としてくださいね。
まとめ
ご紹介したように、水道代は地域によって料金が違っていることや、出しっぱなしの水量で大きく変わります。止め忘れる頻度が多かったり、家族に認知症のかたがいる場合は蛇口を自動化させるのがおすすめです。
また、歯磨きや手洗い中に水を出しっぱなしにする行為も積み重なることで大きな金額になるので気を付けまし期待できません