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ドライフラワーをプレゼントするのはダメ?
ドライフラワーをプレゼントしては絶対だめというわけではありません。しかし、プレゼントする目的によってはドライフラワーを贈らない方が良い場合もありますので注意が必要です。
ドライフラワーは「生きていない・枯れている花」なので、風水的には「死んだ花」とみなされ、一般的にドライフラワーをお見舞いや快気祝いに贈るのはよくないとされています。
ドライフラワーを「枯れている・死んでいる」と考えるのであれば、プレゼントとして贈るのを避けるのは当然ですよね。
また、風水ではドライフラワーは家の中の良い気を吸収してしまい、運気を下げてしまう傾向があると言われています。
そのため、風水を気にする人にとっては、ドライフラワーは非常にマイナスなイメージがあり、運気を下がることを考えると、せっかくのプレゼントも迷惑になるかもしれませんね。
〈ドライフラワーのプレゼントがNGな場合〉
- お見舞い
- 快気祝い
- お葬式
お見舞いにドライフラワーを持っていくのは風水的にNGであることに加え、アレルギーや感染症を避けるため、ドライフラワーや生花を禁止している病院もあるようです。また、ドライフラワーは強く触ると崩れてしまうことがあり、病室を汚してしまう可能性もあります。
入院している人は神経質になっていることが多いので、枯れる、死ぬ、老化を連想させるものは避けたほうがよいでしょう。相手がどの程度風水を気にしているかわからない場合は、ドライフラワーを贈るのは避けた方が無難です。
《 ポイント 》
- 風水ではドライフラワーは枯れた花・死んだ花と言われることがあるため、お見舞いや快気祝いなどでプレゼントするのはNG
ドライフラーをプレゼントしてもOKな場合
風水では、お見舞いや快気祝いにドライフラワーはNGとされていますが、ドライフラワーのプレゼントがすべてNGというわけではありません。
ドライフラワーをプレゼントしても問題ないケースもあるのです。
実際、海外ではドライフラワーは永遠に咲き続ける縁起の良い花とされ、永遠の愛と感謝の気持ちを表しています。そう考えると、ドライフラワーのプレゼントも良いのではないでしょうか。
〈ドライフラワーがプレゼントに良い場合〉
- 誕生日
- 出産祝い
- 結婚式
- 内祝い
- 開店祝い
- クリスマス
- ホワイトデーのお返し
お祝いでプレゼントするドライフラワーは、縁起の良い花言葉を持つ花を選んだり、風水的に縁起が良いとされる色の花を贈ったりすると良いでしょう。
ドライフラワーをプレゼントするのはOKでも、相手が風水を気にしているか心配な場合は、メッセージカードに海外のドライフラワーの意味や風水的にドライフラワーと相性の良い場所などを書いて、一緒にプレゼントすると良いかもしれませんね。
運気別に相性が良い方角と花の色を紹介しますので、参考にしてくださいね。
〈ドライフラワーと相性が良い方角と花の色〉
運気の種類 | 相性の良い方角 | ドライフラワーの花の色 |
恋愛運アップ | 北 | 赤い花 |
仕事運アップ | 北東または東 | 黄色い花 |
金運アップ | 北東 | 白い花 |
ドライフラワーをプレゼントする場合の相場は、一般的に3,000円~10,000円程度です。金額は、贈る相手との関係性や名目によって決めるとよいでしょう。
プレゼントする相手の気持ちや価値観に合ったものを贈るのがベストなので、事前にドライフラワーが好きかどうか聞いてみるのもいいですね。
《 ポイント 》
- ドライフラワーをプレゼントしても良いのは、誕生日・出産祝い・結婚式・内祝い・開店祝い・クリスマス・ホワイトデーのお返しなど
ドライフラワーをプレゼントする意味や花言葉
海外ではドライフラワーは永遠の愛を表す
海外では、ドライフラワーは枯れた花ではなく、枯れることない永遠に咲き続ける花とされています。
また、ドライフラワーには「永遠の愛や感謝、永遠の友情」などの意味があり、永遠の愛として結婚式のブーケに使われたり、故人や先祖への永遠の感謝として葬儀やお墓に飾られたりするそうです。
ドライフラワーの花言葉
ドライフラワーの花言葉は、イギリスでは「永久に終わらない追憶」、フランスでは「永久に感謝、終わりのない愛情、終わりのない友情、永遠、真実、永久の真実、生への愛」を意味します。
日本におけるドライフラワーの歴史は、諸外国に比べてまだ浅く、ドライフラワーには花言葉がありません。しかし、日本ではドライフラワーは生花と同じ花言葉を持っていると考えられています。
例えば、ドライフラワーにバラを使われることが多いですが、赤いバラの花言葉は「あなたを愛しています」、白いバラの花言葉は「私はあなたにふさわしい」など、バラは恋愛・愛情に関する花言葉です。
恋人へのプレゼントや、好きな人への愛の告白にドライローズを使うのも素敵ですね。
《 ポイント 》
- 海外ではドライフラワーは永遠に咲き続ける縁起の良い花とされており、永遠の愛や感謝、永遠の友情などの意味があるのでブーケに使われたりお墓に飾られることもある
ドライフラワーのメリット・デメリット
ドライフラワーのプレゼントがだめな場合と良い場合を説明しましたが、ここではドライフラワーのメリットとデメリットを説明します。
ドライフラワーのメリット
手間がかからない
生花は水替えやしおれた花を取り除くことが必要ですが、ドライフラワーは水替えが不要なので、手間がかからず簡単です。
長持ちする
ドライフラワーは生花より長持ちします。花の種類や季節、環境にもよりますが、生花の切り花は1週間から10日程度、ドライフラワーは3カ月から6カ月程度は色あせないそうです。ただし、直射日光に当てると、花の色落ちが早くなるので注意が必要です。
種類が豊富
ドライフラワーに適した花の種類は多く、リースやブーケなど様々な形に仕上げることができます。
ドライフラワーのデメリット
ホコリが溜りやすい
ドライフラワーはカサカサに乾燥しているため、触ると簡単に崩れたり折れたりします。そのため、掃除がしにくく、ホコリが溜ってしまいます。
湿気に弱い
ドライフラワーは湿気を吸収しやすく、雑菌やカビが発生しやすいので注意が必要です。
生花に比べて色や鮮やかさが劣る
ドライフラワーは乾燥させて作るため、花の鮮やかさが失われます。また、日を追うごとに花の色はあせてきます。
虫が寄りやすい
ドライフラワーにたまったホコリを取るなどの手入れをせずに放置すると、ダニやシバンなどの虫を呼び寄せることがあります。
最後に
ドライフラワーはどんなシーンで贈っても悪いものではありませんが、人によってはドライフラワーから「枯れる」「死ぬ」といったネガティブなものを連想してしまうこともあるので注意が必要です。
リザーブドフラワーは、ドライフラワーの代わりにプレゼントするのもおすすめです。
プリザーブドフラワーはドライフラワーのように水を与える必要がなく、ガラスケースに入っているものが多いため、ホコリが溜まることもありません。また、お見舞いに持っていっても、病室を汚すことがないので安心です。
ただし、病院によってはプリザーブドフラワーもNGなところもありますので、事前に確認しましょう。