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『運命の人と出会う確率』はどのくらい?
運命の人と出会う確率を出す明確な計算や方法は存在していませんが、こちらでは2つの考え方をご紹介します。
- 世界人口で出す『運命の人と出会う確率』は78億分の1
運命の人を将来的に結ばれる人、つまり生涯を共にするたった一人のパートナーとしてとらえると、2020年の世界人口が約78億人ということなので単純に『78億分の1』となります。
- 数学者の試算による『運命の人と出会う確率』は0.0000034%
イギリスのピーター・バッカス氏という経済学者が、自分の理想の女性と出会える確立をフェルミ推定で割り出したところ0.0000034%という結果がはじき出されたそうです。
フェルミ推定とは、実際には調べることが難しいとらえどころのない割合を、複数の手掛かりをもとに論理的に推し計り概算することです。ただしこの試算はピーター・バッカス氏の理想条件を基準にしたものとなっているため、条件次第で確率は変動する計算となります。
そもそも『運命の人』とは
『運命』とか『運命の人』とはどんな意味を持っているのでしょうか。
心が生み出した錯覚?!
『運命の人』の定義とは何でしょうか。心理学の視点では運命の人とは心が生み出した錯覚とも言われています。というのも人間には自分にとって都合のいい出来事しか、記憶に残そうとしない心理があると考えられているからです。
『バイアス』という言葉をご存じでしょうか。心理学ではバイアスとは『偏り(かたより)』の意味として使われています。思考の偏りや思い込みによって筋の通らない、非合理的・非論理的な判断をくだす現象を「認知バイアス」と呼ぶことがあります。
『運命の人』についてもこの認知バイアスにより、好きになった相手との思い出を自分にとって都合よく記憶に残しているだけ、と考えることができます。
直感で感じられることもある
一方で、私たち人間には明確な根拠がなくても「直感」と言われている、感覚的に心で物事の真相を感じ取る能力を秘めていることも否定できません。
例えば、初対面なのに『以前にもどこかで会ったことがあるような気がする』という経験をしたことのある人も少なくないはずです。直感的な視点から『運命の人』とはどんな人かと考えると以下のようになります。
- 相性が良い:考え方や価値観が同じ、共通点が多い、一緒にいると安心感があり落ち着く
- 理想通りの人:一目惚れやずっと思い描いていた人
- 復縁を繰り返す:別れても数年後にもとの関係に戻る
- 心と心のつながりを感じる:離れている時間が長くても深く信頼していられる
などです。
『運命の人と出会う確率』を上げることはできるの?
運命の人と出会いたい、どうすれば運命の人と出会えるのか、と思っている人は多いですよね。運命の人と出会う確率はとてつもなく低いとされていますが、その確率を上げるための秘策はあるのでしょうか。
ここでご紹介したいのが、スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱している、偶然を運命に変える考え方です。富と名声を手にした、いわゆる『成功者』を対象に研究をした結果、今ある成功は「予期せぬ偶然によるもの」と答えた人が8割もいたそうです。
そして自分にとって良い偶然が起きやすくなるようなマインドで行動することで、幸運やチャンスが増え、偶然を積極的に活用すると成功へとつなげていける、とのことです。
何の因果関係もない予期しない偶然が、捉え方を変えれば『運命』にもなりえる、という価値観を持つためには次の4つのを意識してみてはいかがでしょうか。
- オープンな心で興味を持っていろんなことに取り組む『好奇心』
- 失敗に屈しない『持続性』
- 明るい未来や希望を大切にする『楽観性』
- 物事をありのまま受け入れ決めつけをしない『柔軟性』
以上の4つを大切にしてみましょう!
幅広い視点を持つことで出会う確率を上げられるかも!
「運命」という抽象的なものを確率で計算するのは難しいことです。実際に運命の人を人口比で考えると78億分の1となり、とてつもなく出会えるのが困難と感じる割合です。
ですが日々起きている偶然の出来事を運命としてとらえることで、運命の人に出会うチャンスをつかむ確率は上がるかもしれません。そのためには幅広い柔軟な視点を持って毎日を楽しく過ごすことも大切なことだと考えられます!