七福神の並び方に決まりはある?並び順でご利益は変わる?

七福神

七福神の置物などを並べる時、どのような並び方をしていますか?実は、七福神の並び方に決まりはありませんので、自分が好きな順番に並べても大丈夫です。と言っても、好きな順番をどう決めたらいいのでしょうか?七福神はそれぞれご利益が異なりますので、七福神のご利益に合わせた並び方などを詳しく説明します。あなたに合った七福神の並べ方を見つけてくださいね。

七福神の並び方に決まりはある?

自分の好きな並び方でOK

七福神の並び方に決まりはありませんので、自分の好きな並べ方で大丈夫です。

七福神の神様はみんな心が広く、神様同士相性が悪いこともありませんので、並べる順番なんて関係なく福を授けてもらえます。

神様ごとにご利益が異なりますので、自分が授けて欲しいご利益の神様を左から順に並べるのが良いと言われています。また、並べた順にご利益をもらえるとも言われています。

ただし、自分の好きな順で並べる時は左から右に並べましょう。「右に出るものはいない」という言葉がありますが、一番左の神様の右手(こちらから見ると左側)の横には何も置いてはいけませんので注意しましょう。

必ず自分から見て左から右側に向かって並べましょう。

七福神とは

そもそも、七福神についてどこまでご存じですか?

七福神は「福」をもたらす7人の神様のことで、日本において古来より伝わるありがたい神様です。七福神を信仰することで、七つの幸福を授けられ、七つの厄災が取り除かれると言われています。

七福神は日本に伝わる神様たちですが、意外なことに日本の神様は1人だけで、あとはインドや中国の神様なのです。

七福神の中で恵比寿天が唯一日本の神様で、大黒天・毘沙門天・弁財天はインドのヒンドゥー教の神様、布袋尊・寿老人・福禄寿は中国の道教の神様です。

七福神のお名前と種類

名前 種類 国と宗教
恵比寿天
(えびすてん)
商売繁盛・除災招福の神様 七福神の中で唯一日本の神様
大黒天
(だいこくてん)
蓄財増進・五穀豊穣の神様 インドのヒンドゥー教の神様
毘沙門天
(びしゃもんてん)
武道成就・厄除けの神様 インドのヒンドゥー教の神様
弁財天
(べんざいてん)
音楽・芸能の神様 インドのヒンドゥー教の女神様七福神の中で唯一女性の神様
福禄寿
(ふくろくじゅ)
健康長寿・子孫繁栄の神様 中国の道教の神様
寿老人
(じゅろうじん)
健康長寿・無病息災の神様 中国の道教の神様
布袋樽
(ほていそん)
開運・幸福招来の神様 中国の道教の神様

福禄寿と寿老人はどちらも長寿の神様ですが、違いは顔・姿です。

※七福神の特徴やご利益や由来などは、この記事の「七福神のご利益」に詳しく書きましたので参考にしてください。

神様の人数を「7人」と書きましたが、正しくは「7柱」です。神様を数える時は、「柱(はしら)」を使い、1柱、2柱、3柱…と数えます。

《 ポイント 》

  • 七福神の並び方に決まりはない。自由に並べてもOK。
  • 授けて欲しいご利益の神様を左から順に並べるのが良い。
  • 七福神は日本古来より伝わる「福」をもたらす7人の神様のこと。
  • 七福神は七つの幸福を授け、七つの厄災を取り除くと言われている。

七福神の並び順の決め方

商売繁盛

七福神は自分の好きな並び方でOKですが、七福神の神様はそれぞれご利益が異なります。自分が授かりたいご利益の神様を左から順に並べる方法がおすすめです。

授かりたいご利益の並び方

たとえば、お店や商売をされている方が商売が成功して儲かるご利益を授かりたい場合は、商売繁盛に関する神様を先に並べてみましょう。

〈例:商売繁盛のご利益が欲しい時の七福神の並べ方〉
一番左に恵比寿天(商売繁盛)→大黒天(蓄財増進)→布袋樽(開運)→毘沙門天(厄除け)→福禄寿(健康長寿)→寿老人(無病息災)→弁財天(諸芸上達)

こんな風に、自分が欲しいご利益がある神様を順番に並べてみましょう。

一般的な七福神の並び方

一般的な七福神の並び方として「神様が七福神に加わった順番」というものもあります。その順番をご紹介しますので、「七福神の並び方を自分では決められない」という方は参考にしてください。

並び方1:七福神に加わった順番

恵比須天→大黒天→弁才天→毘沙門天→布袋尊→福禄寿→寿老人

並び方2:毘沙門天と弁才天を入れ替える順番

恵比須天→大黒天→毘沙門天→弁才天→布袋尊→福禄寿→寿老人

並び方3:布袋尊を7番目にする順番

恵比須天→大黒天→毘沙門天→弁才天→福禄寿→寿老人→布袋尊

この一般的な七福神の並び方には3つのルールがあります。

  • 恵比寿天は一番左に置く
  • 恵比寿天と大黒天は隣り合わせで置く
  • 福禄寿と寿老人は隣り合わせ

七福神のご利益

七福神の並び方を決める時、神様が与えてくれるご利益は重要なポイントですよね。七福神の神様の特徴やご利益や由来は神様によって異なりますので、並び方を決める際の参考にしてくださいね。

恵比寿天(えびすてん)

恵比寿天

特徴 右手に釣り竿、左手に大きな鯛を抱え、片足の膝上に片方の足を乗せています。また、大きな鯛を釣り上げた姿をしているので海や水に関する守り神としても信仰されています。
ご利益 商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大魚守護のご利益
由来 日本の神様

七福神で唯一日本の神様です。生まれた時から体が弱く、3歳になっても足が立たなかった(歩けなかった)ため、船に乗せられて流されましたが、陸地にたどり着いて神様になったと言われています。

日本では海から流れ着いたものは縁起が良い、福をもたらすと言われていました。いざなぎ(男神)と、いざなみ(女神)の子だという説もあります。

大黒天(だいこくてん)

大黒天

特徴 頭巾を被り、米俵を2つ背負い、手には打ち出の小槌を持っています。また、ネズミやうさぎを伴っていることもあります。
ご利益 財運上昇、開運厄除、出世開運のご利益
由来 インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神

大黒天が頭巾を被るのは「上を見ない」という謙虚さを表し、米俵2つは「2つで満足する」という欲張らない清廉な心を表しています。

また、打ち出の小槌の「槌」は「土」を示し、米や野菜などさまざまな物を生み出す「大地」を意味するようです。

毘沙門天(びしゃもんてん)

毘沙門天

特徴 硬い兜と鎧を身にまとい、手には槍や宝塔を持っています。七福神の中で唯一甲冑に身を包んでいます。顔は厳しい表情で、右手に槍、左手に宝塔を持っています。
ご利益 武道成就、降魔厄除、家内安全、勝運招福、出世開運のご利益
由来 インドのヒンドゥー教のクベーラ神と呼ばれる四天王の一人で、古代インドの神話に登場する武神・守護神。

毘沙門天は守護神である四天王の中で最も強い神様です。災いから守ってくれるという非常にありがたい無くてはならない神様です。

弁財天(べんざいてん)

弁財天

特徴 七福神の中で唯一女性の神様で、琵琶を抱えています。音楽や芸術を象徴する女神様として、仏教でも神道でも祀られています。
ご利益 恋愛成就、学徳成就、諸芸上達のご利益
由来 インドのヒンドゥー教ではサラスヴァティー神と呼ばれる女神様。

寿老人(じゅろうじん)

寿老人

特徴 長めの頭に大きな耳たぶ、白くて長いあごひげをはやし、手には杖や巻物を持っています。また、鶴を伴っていることもあります。
ご利益 健康長寿、無病息災、家庭円満、福徳智慧のご利益
由来 中国の道教の神様

寿老人は仙人です。寿老人は伝説の人物で1,000歳や1,500歳の長寿だったと伝えられています。また、日本では禅宗伝来後の水墨画に寿老人が描かれていますので、寿老人が日本で知られるきっかけとなったのは水墨画にあるようです。

福禄寿(ふくろくじゅ)

福禄寿

特徴 長いひげをはやし、手には巻物や杖や桃などを持っており、鹿を伴っていることもあります。鹿は「ろく」とも読めますので、収入や財産を表す「禄(ろく)」と同音ということで、福禄(ふくろく)を示しているようです。
ご利益 健康長寿、子孫繁栄、招徳人望、財運招福のご利益。「福」は子孫繁栄、「禄」は金運、「寿」は長寿です。
由来 中国の道教の神様

福禄寿は仙人です。非常に知恵者のため、頭が重くなった(長くなった)と伝えられています。また、幸福をもたらす南極星(老人星)の化身であると言われています。

布袋樽(ほていそん)

布袋樽

特徴 まるく膨らんだお腹で、大きな袋を持ち、ニコニコとやさしい笑顔を浮かべています。
ご利益 開運、長寿、無病息災、良縁、財運のご利益
由来 中国の道教の神様

布袋樽は実際に中国に実在した禅僧です。とてもおおらかな神様で「泣いて暮らすも一生。笑って暮らすも一生。同じ暮らすなら笑って暮らせ」という格言もあります。

最後に

七福神

七福神の小さな置物を持っているのですが、全てのご利益をまんべんなくもらいたいという欲張りな願いで、左から欲しいご利益順に並べています。

また、願いごとが変わったり、願い事が叶った時などは七福神の並び方を変えたりしています。自分に合った並べ方をした七福神を眺めていると、ほんわかポジティブな気分になるから不思議です。

布袋尊の格言「泣いて暮らすも一生。笑って暮らすも一生。同じ暮らすなら笑って暮らせ」、本当にこの言葉通りですよね。七福神の神様から福をもらって毎日笑顔で生活できたらいいですね!

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