目次
「なんだか気分が沈むことが多い」は部屋に原因があるかも
「最近、理由もなく気分が沈むことが多い」「なんだか疲労感が取れない」と感じることはありませんか。実際、仕事に家事に、子どもがいる方は育児にと、疲労が溜まっているのかもしれません。
しかし、原因はそれだけではなく、普段生活している部屋に問題がある可能性もあります。実際、近年の研究によると、部屋の状態がうつ病を発症させることがあると言われています。
うつ病まで発症しなくても、部屋の状態やインテリアによっては、心理的影響によりなんとなく気分が塞ぎ込みがちになってしまいます。まずは部屋の状態を見直してみましょう。
今すぐ改善を!『気分が落ち込んでしまう部屋』の特徴5選
「気分が落ち込みやすい」と感じている方は、まず『気分が落ち込んでしまう部屋』の特徴に当てはまる箇所がないか確認してみましょう。1つでも当てはまったら、なるべく早くできるところから改善していきましょう。
1.カーテンを閉め切っている
意外と1日中カーテンを閉め切ってしまっているというご家庭は少なくありません。特に、寒い冬場はカーテンを開けることで外の冷気が窓越しに伝わってしまうため、カーテンを閉めて寒さ対策をしているご家庭も多いでしょう。
しかし、カーテンを閉め切ってしまうということは、日光が部屋に差し込まなくなることを意味しています。日光が差し込まないことで、心理的に気分が落ち込みがちになると言われています。
また、カーテンを閉め切っているだけで、なんとなく閉鎖的な雰囲気が部屋に漂ってしまい、それが生活している人の心理に影響を及ぼすことがあります。まずはカーテンを開けて、日光を部屋に入れるようにしましょう。
2.部屋が散らかったまま放置されている
散らかったまま放置されている部屋も気分を落とし、うつ病を発症させやすいと言われています。散らかった部屋を見ると、なんとなく気分がどんよりしませんか。これこそ『気分が落ち込んでしまう』原因です。
いろいろな物が床に散乱していたり、テーブルの上、カウンターの上などに放置されていると、見ているだけで部屋全体が窮屈な印象を受けます。それが住む人に影響を与え「なんだか疲れる」「スッキリしない」と感じさせるのです。
3.キッチンなどの水回りが汚れている
水回りが汚れていると、他の場所が汚れているよりもひどく汚れているように感じます。特に主婦(夫)はキッチンを使う機会が多いため、水回りが汚れていると、それだけで気分が滅入ってしまう感じを覚える人は多いです。
水回りが汚れていると、なんとなく触るのも億劫になってしまいますし、真面目な人ほど「きちんと家事が行き届いていない」と自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。
キッチンや洗面所、トイレ、浴室などは、一度にまとめてやるのではなく、毎日少しずつ綺麗に掃除をしていきましょう。曜日ごとに掃除する場所を決めておくと習慣化し、気分的にも楽ですよ。
4.不要な物を置きすぎている
もう使わないのに、そのまま同じ場所に放置されているものはありませんか。書類や届いた郵便物、子どものプリント…こうした不要な物を処分せずに置きっぱなしにしていると、散らかった印象を与えてしまい、気分が落ち込む原因となります。
人間の心理は、見たものに影響されることが多く、スッキリとした場所を見ればスッキリとした気持ちになり、反対に散らかっている場所を見るとざわざわと落ち着きのない気持ちになります。
1日、不要な物を処分する日を月に1回でもいいので決め、家族みんなで断捨離してみてはいかがでしょう。特に紙類は溜まりがちなので、定期的に処分する作業を取り入れることをおすすめします。
5.暗い色味のインテリアばかりで統一している
先ほど、人間は目に入ってきたものに心理が左右されることをお話しました。色は心理的に強い影響を与えると研究の結果わかっており、普段過ごしている部屋が暗い色味のインテリアで統一されていると、同じように暗い気持ちになりやすいと言われています。
部屋全体が黒やグレー、ダークブラウンといった色のみで統一されていると、一見スタイリッシュでかっこいい部屋に見えますが、いざ暮らしてみると「なんだか気分が落ち込んでしまう」と感じます。
暗い色味でなるべく統一したいという場合は、部屋に観葉植物を置いてみたり、部屋のポイントに白や明るめのグレーを取り入れてみるなど、暗い色味だけではなく明るい色を少しでも取り入れてみてください。
常にスッキリとした気分で過ごすために押さえるべきポイント
落ち込んだ気分を改善するためには、まず過ごす時間の多い自分の家の中から改善していきましょう。スッキリとした気分を過ごすためには、以下のポイントをできる範囲で取り入れてみてください。
- カーテンは毎日開け、換気する
- 1つの部屋に多くの家具や雑貨を置きすぎない
- 不要な物は処分する
- 使ったものはその幾度元の場所に戻す
- 水回りは1日1ヶ所ペースで掃除する
- 白やベージュなどの明るい色を多めに取り入れる
まず、1つの部屋に物を置きすぎる習慣は改善しましょう。不要なものはしっかりと処分し、必要なものだけを揃えたシンプルな部屋を意識することで、スッキリとした印象を与えてくれます。
また、使ったものはその幾度、元の場所に戻すことを家族で徹底するだけでも、部屋が以前より片付いた印象になるはずです。
部屋の色味は白やベージュ、ライドグレー、ライトブラウンなど、明るめの色を積極的に取り入れてみてください。家具の色味やカーテンの色などは心理的に大きな影響を与えます。
スッキリ清潔な部屋で落ち着いた気分を取り戻そう
いかがでしたか。普段、長い時間を過ごす部屋は、住む人の心理に大きな影響を与えると言われています。気分が落ち込んでしまう部屋に住み続けていると、うつ病を発症する原因にもなるため、早めに改善しましょう。