『マルチ商法』に勧誘されやすい人の特徴5選!断る方法は?

マルチ商法にひっかかりやすい人の特徴とは

昔から問題視されているマルチ商法は、年々手口が巧妙化しています。マルチ商法する側は、悪意がある人もいれば本気でその人のためになると思って勧誘してくる人もいるため、非常に厄介です。今回はマルチ商法に勧誘されやすい人の特徴や断る方法について紹介していきます。

『マルチ商法』とは?

ピラミッド組織図

皆さんも『マルチ商法』という言葉を一度は聞いたことがあると思います。『ネズミ講』やネットワークビジネスと別名で呼ばれることもあり、加入してしまうと後々リスクを背負うことになるケースが多いです。

そもそもマルチ商法とは、商品やサービスを契約した上で、自身もその組織に加入し、新たな勧誘者となって友人や知人、家族などに商品やサービスを販売し、紹介料などの利益を得る商法です。

この方法で販売していくことで、その商品やサービスの契約件数を伸ばしていくという組織的な商法となります。悪意を持って近づいてくる人もいれば、本人は良かれと思って紹介しているケースもあり、詐欺紛いの契約も多い見分けるのが難しい商法と言えます。

加入するとどんなリスクが考えられるの?

一見、「自分にも照会料やマージンといった利益が入り、相手にも良い商品を紹介できるからメリットが多いのでは」と思われがちですが、販売される商品やサービス契約は高額な物も多く、上手く丸め込まれてローンを組まされるケースも少なくありません。

実際にしっかりと利益が入るのは上部の人たちのみで、その下のマルチ商法に加担している人々は借金が残るケースが多く報告されています。

また、自身がマルチ商法を行っていると意識せずに友人や知人に紹介してしまったために、「あの人はマルチ商法をやっている」「商品を売りつけられそうになった」などの悪評が立ってしまうこともあります。

すると、実際に被害を受けた人はもちろん、勧誘されそうになった人との人間関係も崩れてしまい、周囲から人がいなくなってしまうケースも珍しくありません。

『マルチ商法』に勧誘されやすい人の特徴5選

では、マルチ商法を行っている人は、どのような人をターゲットに選ぶことが多いのでしょうか。実際にマルチ商法に勧誘されやすい人の特徴を紹介するので、自身に当てはまっていないか確認してみましょう。

1.人の意見に左右されやすい素直な人

一般的に「素直でいい人」と言われがちな人は、人の話をしっかりと聞き、その話を受け入れてしまう傾向が強いため、良く言えば優しく、悪く言えば人の意見に左右されやすいです。そのため、マルチ商法で利益を得ようとしている人からすれば「格好の獲物」と映ってしまいます。

マルチ商法で商品や契約を売り込んでくる相手の話を親身になって聞いていませんか。また、なんとなく相手の言っていることが正しいような気になってしまいませんか。心当たりのある方は要注意です。

2.「相手の役に立ちたい」と情が移りやすい人

こちらも一般的に「いい人」と言われる分類の人です。「相手の役に立ちたい」と面倒見の良い人であればあるほど、困ったように「この商品を買ってもらえないかしら」といろいろと理由をつけて相談してくる相手の力になりたいと契約してしまうケースが見られます。

それが昔親しかった相手やお世話になった人であれば、なおさら情が移りやすく、「私は騙されない」と思っていても契約してしまう人が多いです。

最近は本人も気付かずにマルチ商法に加担しているケースも見られるため、今までずっと親しかった相手から突然マルチ商法で紹介されるケースもあります。非常に厄介なケースなので、はっきりとお断りしましょう。

3.真面目で責任感が強い人

真面目で責任感が強い人もターゲットにされやすい傾向があります。「真面目で責任感が強い人はマルチ商法なんかに加担しないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、この場合は本人も気付かずに責任感でマルチ商法に加担しているケースが目立ちます。

マルチ商法を行っている上層部は、真面目で責任感が強い人に対して、まるで「これは真っ当な仕事だ」「良いことをしているんだ」と思わせるような巧みな語り口でマルチ商法に取り込みます。

真面目で責任感が強い人は、一度信じて加入してしまうと「責任感から多くの契約を取ってきてくれる」と思われているため、マルチ商法を企んでいる側から見ても欲しい人材と言えるのです。

4.夢や目標に向かって努力することが好きな人

マルチ商法の中には、夢や目標を掲げることで「一緒に頑張りましょう」というスタンスを語り、マルチ商法に取り込もうとする手法も多く見られます。

そのため、何か目標に向かって努力することにやりがいを感じる人は、友人から紹介されたセミナーなどになんとなく参加したことで「やってみたい」「自分も頑張ってみようかな」と加入してしまうことがあります。

特にこれから何かを成し遂げたい、何か目標を持ちたいと思っている人は、こうした巧みなマルチ商法に取り込まれやすいので要注意です。

5.現在の日常生活に何らかの不満を持っている

現在の日常生活に何らかの不満を持っている人は要注意です。普段から自分の生活への不満を愚痴っていることで、それを聞きつけた昔の知人や意外にも近所の人などからマルチ商法に勧誘されることがあります。

「最近、何となく生活に不満はない?」「何かを始めてみたいと思わない?」「将来に不安はない?」などとその人が不満や不安に思っていることをピンポイントで突き、それを餌に近寄ってくる例が非常に多いです。

マルチ商法に慣れている相手は、会話の回し方もとても上手いため、それがマルチ商法に勧誘されているものだとは気付かず連れて行かれてしまう人も少なくありません。

「なんとなく退屈だ」「何かしたいけれどどうすればいいかわからない」「日常がマンネリ化している」といった不満を持っている人は、こうした勧誘系の文句に慎重に対応するようにしましょう。

マルチ商法だと思ったら断る方法

注意を促す女性

マルチ商法に勧誘されるケースは、意外にも日常のあらゆる場面に転がっています。マルチ商法だと相手に気付かせない厄介なケースも多いですが、多くの場合、セミナーに誘ったり商品の購入するように誘導したりするケースが多いです。

少しでも「これはマルチ商法かも」と思ったら、相手が親しい間柄だとしてもハッキリと断るようにしましょう。少しでも曖昧に濁してしまうと、そこを突かれてより巧妙に誘導されたりしつこく勧誘されたりする恐れがあります。

マルチ商法の勧誘を断る時は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 相手の「〜じゃない?」という誘い文句を否定する
  • 自分に関する情報は与えない
  • 「やらない」とハッキリ伝える
  • 「マルチ商法だ」とわかったら断ってすぐに離席する

まず、マルチ商法に関してはキッパリと断ることが大切です。その上で、自分に関する情報(好きなものや興味のあること、不満なことなど)は与えず、しつこく勧誘してくる場合は、「ごめん、また後日」などと言い席を立ってしまいましょう。

相手が困ったようにハッキリと断りを入れているのに、しつこく勧誘してくる友人は、もはや友人ではなくあなたをマルチ商法勧誘のターゲットとして見ている可能性が高いです。

もしも相手が親しい間柄であり、尚且つ本人もマルチ商法に加担していると気付いていない場合は、「それ、マルチ商法じゃないの?」と冗談交じりにでも指摘してあげると良いでしょう。マルチ商法と聞くと、無理に勧誘してくる人は一気に少なくなります。

マルチ商法に勧誘されてもハッキリお断りしよう!

いかがでしたか。マルチ商法は年々手口が巧妙になっています。本人の気付かずに勧誘しているケースがあるため、勧誘された側がハッキリと断り、マルチ商法に加わらないよう注意しましょう。

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