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意外と気になる?新幹線内での過ごし方
旅行や出張、ちょっとした遠出に便利な新幹線。新幹線内には、トイレや自動販売機、さらに車内販売やコンセントなどがあり、充実した時間を過ごせるよう工夫されています。
また、長時間同じ体勢で座っていると体を痛めてしまうため、座席はリクライニングシートになっているなど細かい配慮も行き届いており、新幹線で過ごす時間を楽しみにしている人も多いです。
しかし、同じ車内には多くの人が乗っているため、周囲への配慮を忘れてはいけません。新幹線に乗る際、明確なルールやマナーは定められていませんが、同じ空間で皆が気持ち良く過ごすためには、1人1人が最低限のマナーを守る必要があります。
自分でも気付かぬうちに周りから「やめてほしいな」と思われるような行為をしないよう、改めて新幹線での過ごし方を見直してみましょう。
座る座席は自分の過ごし方で決めよう
新幹線には大きく分けて指定席と自由席があります。指定席は事前に座席を指定して乗車券を予約することができ、自由席は当日空いている席に座ることができます。
座る座席も出来る限り自分に都合の良い席に座るようにしましょう。例えば、トイレが近い人や電話が頻繁にかかってくる人は通路側の席を取り、すぐに席を立てるように考えておくと安心です。
他にも車内でパソコンやスマホなどを長時間使いたい人は、充電ができるようにコンセントから近い位置を予約するなど、新幹線内での自分の過ごし方で座席を決めると、自分にとっても周囲にとっても快適な新幹線旅につながります。
新幹線で絶対にしてはいけない『NG行為』6選
明確なルールやマナーは決められていませんが、実は多くの人が気にしている新幹線でのタブーがあることをご存知でしょうか。ここでは新幹線では配慮が必要なNG行為を6つご紹介するので、今後新幹線に乗車する際の参考にしてください。
1.声をかけずにフルリクライニングにする
座席がリクライニング式になっているため、リクライニング機能を使うこと自体は問題ありません。しかし、座席をフルリクライニングにする場合、1つの後ろの席の方に少しだけ配慮が必要です。
座席をフルリクライニングにすると、1つ後ろの席の人はその分、自由に使えるスペースが狭まる可能性があります。また、座席の背面に備え付けられているテーブルを利用している場合、飲み物などを置いている可能性もあります。
突然勢いよくフルリクライニングにしてしまうと、飲み物をこぼしてしまったり、戸惑ってしまったりする人も多いです。一言「倒してもいいですか」と声をかけたり、後ろに人がいないことを確認したりしてからフルリクライニングにしましょう。
2.周囲に聞こえるほど大きな声でしゃべる
これは新幹線だけでなく、在来線や飛行機、さらにはバスでも言えることです。周囲に聞こえるような大きな声でしゃべる行為は、公共交通機関を使う上で、マナー違反として見られる行為です。
同じ狭い空間を知らない者同士が共有しているため、お互いに配慮し合いながら静かに過ごすのが最低限のマナーと言えるでしょう。
もちろん、会話をしてはいけないということではありません。しゃべる際は、周りに迷惑がかからないボリュームで会話するように配慮しましょう。
3.座席に座ったまま電話をする
出張中の方などによく見られる光景です。座席に座ったまま電話をする人がいますが、この行為も人によっては気になるという人が多いです。
電話をしていると、最初のうちは声のトーンを落としている人が多いですが、徐々に相手の声が聞こえづらかったり、相手に聞こえるように声量を上げたりする傾向があるため、知らず知らずのうちに声量が大きくなりがちです。
座席に座ったままではなく、なるべく車両と車両の間などに移動し、他の人に配慮する形で通話するようにしましょう。
4.トイレを長い時間使用する
突然の体調不良などでは仕方がありませんが、新幹線のトイレは数少ないため、基本的には長い時間使用することは避けましょう。
トイレを利用する人の中には、排泄ではなく、スマホをいじっていたり通話をしていたりすることで、長時間居座っている人も時々見かけます。このようなトイレの使用方法はマナー違反です。他にトイレを使いたい人の気持ちを考えて行動しましょう。
5.パソコンのキーボードを強く叩く
新幹線内ではそれぞれの座席に簡易テーブルが備え付けられているため、そのテーブルを使用して食事をしたり、中には仕事をしたりする人もいます。
仕事をする人の中には、ノートパソコンを使用する人も多いですが、パソコンのキーボードを打つ音というのは、意外と周囲に聞こえていることが多いです。
通常の強さで打っている分には問題視されませんが、人によってはキーボードを打つ音が大きい人もいるため、周囲の人が気になってしまうケースもあります。極端に気にする必要はありませんが、なるべくキーボードを打つ音が大きくならないよう、ささやかな配慮をお願いします。
6.ゴミを席に残したまま降りる
絶対にやってはいけないNG行為に、ゴミを席に残したまま降りる行為が挙げられます。多くの人が、自分が出したゴミをきちんと持ち帰っていると思いますが、中には新幹線内に食べたお菓子の袋などを残したまま降りてしまう人もいます。
ゴミを席に残したまま降りてしまうと、その後の駅で乗車し、その席に座ろうとする人に迷惑がかかります。また、最後に新幹線内を掃除してくれるスタッフさんに対しても配慮のない行為となります。
自分だけでなく、周りの人や後片付けをする人の気持ちを考えて、自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
新幹線では周囲の人への配慮を忘れずに過ごそう
いかがでしたか。新幹線には明確なルールやマナーは定められていません。しかし、自分はもちろん、同じ空間を共有している周囲のお客様が快適に過ごせるよう、お互いに周囲の人への配慮を忘れないようにしましょう。