大人の常識!神社参拝で絶対にやってはいけないNG行為5選

神社でやってはいけないNG行為とは

お正月には初詣のために神社へ参拝するという方も多いでしょう。そんな時、大人として神社の正しいマナーを身につけていないと恥ずかしいですよね。今回は神社でやってはいけないNG行為から正しい参拝方法までを解説していきます。

神社の参拝マナーは大人ならば絶対に知っておくべき!

神社で手を合わせ願掛け

神社は神様のいる神聖な場所です。日本では、古くから神社にお参りをすることで神様に祈りを捧げ、敬意を払ってきました。その風習は現在でも強く残っていますが、基本的な作法などが忘れられがちです。

実際、神社では神様を敬う気持ちが大切だとされていますが、基本的な作法を身につけておくことは、神様への敬意の表れであり、大人の日本人として必須とも言えるでしょう。

神社でやってはいけない『絶対NG行為』5選

では、神聖な神社へ参拝する際、やってはいけないNG行為はあるのでしょうか。意外と多くの人がやりがちなNG行為がいくつかあるため、初詣など神社へ参拝する際にやってしまわないように気をつけましょう。

1.参道の真ん中を堂々と歩く

参道は神様が通る道と考えられています。参道の真ん中を神様が通るため、私たちは神様通れるよう参道の真ん中を歩いてはいけないとされています。

初詣の時など、人が多い時は仕方がありませんが、人の少ない時に参道の真ん中を堂々と歩いていると、作法を身につけている人から「マナーがなっていない」と見られることがあります。

また、神様の通る道を堂々と塞いでいるということにもなるため、神様に対して不敬であるとも言えます。どうしても真ん中を通らなければいけない時は、心の中で謝罪の意を念じましょう。

2.手水舎で柄杓に口をつける

拝殿でお祈りする前に、手水舎で体(手)を清める必要があります。その際、口をすすぐという作法がありますが、柄杓ですくった水を柄杓に直接口をつけて受け取ることは絶対にやめてください。

他の人も使う柄杓ですし、何より神聖な場で使われる道具に対して、直接口をつけるという行為は不敬に当たります。衛生的な面を考えても直接口をつける行為はやめましょう。

3.お賽銭を思い切り強く投げる

拝殿でお参りする際は、拝殿にある鈴を鳴らし、お賽銭を賽銭箱に入れてから「二礼二拍手一礼」します。この時、お賽銭を思い切り強く投げる人を見かけますが、これはあまりに無作法です。

一説によるとお賽銭を投げ入れることで穢れを祓うことができるとも言われていますが、思い切り強く投げる必要はありません。大人として少々乱雑な印象も受けてしまいます。

お賽銭を入れる際はそっと丁寧に、投げ入れたいという場合は音が軽くなる程度に手から離すように投げ入れるようにしましょう。

4.拝殿でお参りする前にお守りを受け取りに行く

神社でお参りする際は、まず体を清めてから拝殿でお参りをし、その後お守りやおみくじなどを受け取りに行くのが正しい順序です。

最近は様々なお守りが用意されているため、そのお守りを目当てにお参りそっちのけで受け取りに行ってしまう人がいますが、これは神様に対して不敬です。

また、最近では御朱印帳に御朱印をもらいに参拝する人も多いです。御朱印をもらう順番も拝殿で参拝を終えた後と覚えておきましょう。

5.喪中の時期に参拝する

神社を有する神道では、「死」を忌むべきものとして考えています。そのため、喪中の時期は穢れを神聖な場所へ持ち込んでしまうとして、参拝を避けるべきと考えられています。

喪中の期間は厳密に決められていませんが、一般的に故人が亡くなってから50日を忌中とする見方が多いようです。故人が亡くなったばかりの時期は神社への参拝を控え、喪中期間が過ぎてから改めて参拝するようにしましょう。

神社のマナーをおさらい!正しい参拝方法は?

神社の手水舎

神社に参拝する際は、まず以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 鳥居をくぐる前に一礼する
  • 神様の通る参道の真ん中を避けて歩く

意外と忘れがちですが、神域に入る前にきちんと一礼することを忘れずに。ここからは神社での正しい参拝方法を紹介していきます。

手水舎での手順は?

拝殿で参拝する前に、まずは手水舎で体を清める必要があります。手水舎は、水で心身を清める場という意味があるため、神様へ参拝する前に必ず行いましょう。

  1. 右手で柄杓を持ち、水をすくって左手を清める
  2. 柄杓を左手に持ち替えて同じように右手を清める
  3. 再度右手に持ち替えて左手の手のひらに水を受け、口をすすぐ
  4. 柄杓を立てるようにし、残った水を柄の部分へと流れるようにして洗う
  5. 元あった場所へ伏せた状態でもどす

口に含んだ水は、腰をかがめてなるべく低い位置で出すのがマナーです。なるべく周りに飛び散らないように注意しましょう。

「二礼二拍手一礼」正しいお参りの方法を確認

神社で参拝する女性

拝殿で参拝する際は「二礼二拍手一礼」を意識してお参りを行います。

  1. 姿勢を正した後、深いお辞儀を2回行う(二礼)
  2. 右手を少し下にずらした状態で手を合わせ、肩幅程度に両手を開いて2回打つ(二拍手)
  3. 目を閉じ手を合わせてお祈りをする
  4. 深いお辞儀を1回行う(一礼)

ただし、基本作法を意識しすぎて気持ちをきちんと神様へ伝え忘れないようにしましょう。何よりも大切なことは、神様への敬意です。

大人として正しい参拝マナーを身につけよう

いかがでしたか。大人として神社へ参拝する際は正しい参拝マナーを身につけていきましょう。また、派手な服装や露出の多い服装などは、あまり適していません。「不敬だ」と見られることも多いので、なるべく落ち着いた服装で参拝するようにしましょう。

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