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ついため息がでてしまう、子どもの落書き
ほんの一瞬目を離したら、大人が想像しないことをやってのけるのが子どもです。特に小さな子どもは、善悪の線引きがあいまいなので、「それだけは…」ということもやってしまいがち。自宅の壁に落書きをしてしまうのも、小さな子どもあるあるといえます。
壁に落書きをしてしまった子どもに対して、どのように接するべきなのでしょうか。まずはNG行為を確認してみましょう。
子どもが壁に落書きをした時にしてはいけない『NG態度』3選
子どもが壁に落書きをしててしまったとき、やってはいけない行動をまとめました。
1.見つけた瞬間に怒鳴る
子どもが落書きをしている瞬間を発見したときに、ついやってしまいがちなのが怒鳴り声を上げることです。
いきなり怒鳴ってしまうと子どもが驚いてしまい、パニックを起こして泣き出してしまうかもしれません。怒られたことにへそを曲げて、壁に落書きをした理由を聞きだすのも難しくなってしまう可能性があります。
落書きを辞めさせるときは、怒鳴らず「だめだよ」「どうして描いちゃったの?」など声をかけましょう。
2.嫌味をいいながら落書きを落とす
壁に落書きをされてしまうと、落とすのが大変ですよね。小言のひとつも言いたくなる気持ちもわかります。
しかし、善悪の線引きがあいまいな年齢の子どもに対して、嫌味をいってしまうのはNG。叱るときは簡潔に叱り、落書きを落とすときは描いた子ども本人にも手伝わせましょう。
3.子どもをたたくなどの虐待行為に及ぶ
せっかくきれいにしていた自宅を汚されてしまうと、頭にくることもあるでしょう。壁の落書きを油性ペンでしてしまったとなると、きれいに落ちない可能性もあります。
だからといって、子どもに対して虐待行為を行ってよいわけではありません。怒りをいったん飲み込み、深呼吸!子どもと冷静に接するよう、心がけてください。
子どもが壁に落書きをしたときにすべき行動
子どもが壁に落書きをした場合、以下のようなことを行ってみてください。
- どうして壁に絵を描いたのか聞いてみる
- 壁に絵を描いてもいいのか、子どもの認識を確認する
- 壁に絵を描いてしまうと困る趣旨の内容を簡潔に話す
- 子どもと一緒に壁に描いた絵をできるだけ早く消す
子どもが壁に絵を描くことに対して、悪いことをしたと思っているかどうかを確かめることから始めましょう。
よくないことをしたとわかっている場合は、どうして悪いこととわかっていながら絵を描いたのか、理由を聞いてみてください。子どもなりの理由を聞いたら、子どもの気持ちを受け止め、できるだけ早く壁の落書きを子どもと一緒に落とします。
持ち家の場合は、記念に落書きをほんの少し残しておくと後にいい思い出になりますよ。
まとめ
子どもが壁に絵を描いてしまったら、がっくりする気持ちを少し堪えて、子どもに絵を描いた理由を聞いてみましょう。子どもの気持ちを受け止め、自分の気持ちを伝えることで、親子のきずなが深まりやすくなります。