甘酒の賞味期限はどのくらい?開封後の保存法から期限切れの活用方法まで

甘酒は飲む点滴とも呼ばれ、美肌効果も見込めることで幅広い年齢層の女性たちから高い人気を誇っています。酒と名前についていますが、米麹を原料としたものはアルコール成分を含まないためお酒が苦手な人でも飲むことができます。一度にたくさん飲めるものではないので、どのように保存すればいいのか、どれくらい日持ちがするのか気になる人もいるのではないでしょうか。それでは甘酒の賞味期限や保存法を紹介していきましょう。

甘酒の賞味期限はどのくらい?

甘酒を持つ女性

米麹甘酒は白米のおかゆに米麹を混ぜて、発酵させて作ります。発酵食品であるため、市販のものと手作りのものとでは賞味期限が違ってきますし、市販の甘酒でも未開封と開封後では賞味期限に違いが出てきます。森永などのよく見かける市販の甘酒は缶やパックなどで売られていることが多いですが、未開封か開封しているかで賞味期限が変わってきます。

未開封の場合

甘酒の賞味期限は未開封の状態で1年間とされているものが多いです。保存料不使用の商品であると賞味期限も短くなり、3ヶ月前後であることが多いですが、メーカーにより多少の違いが出てきます。

また基本的には冷蔵保存が推奨されていますが、未開封であれば常温で保存できる商品もあります。ただし夏場など保存環境が高温になるようなときは、冷蔵保存するのが望ましいでしょう。

開封後の場合

開封後のものは必ず冷蔵保存した方が無難です。開封後の賞味期限は1週間前後を目安にしましょう。もし飲み口に直接口をつけた場合など、雑菌が混入している可能性がある場合は、1週間持ちませんのでできるだけ早く飲み切るようにしましょう。

手作りした甘酒の賞味期限は?

暖められた甘酒

それでは、市販の甘酒ではなく手作りの甘酒の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?同じ甘酒でも手作りと市販のものでは賞味期限が違うので、常温保存の場合や加熱した場合のそれぞれをご紹介していきます。

常温保存した場合

手作りの甘酒は市販のものより発酵のスピードが早いため、風味や味が変わりやすい上に腐りやすくなります。市販の甘酒より日持ちがしないと覚えておきましょう。だいたい2~3日前後で飲み切るように心がけてください。夏場など高温になる場合や暖かい部屋で保存する場合は必ず冷蔵しましょう。

加熱した場合

手作りの甘酒でも一度70度以上で加熱すると、米麹の発酵が停止するため保存期間を延ばすことができます。1ヶ月間ほど保存が可能になりますが、酵素や栄養素は加熱によって減少しますので注意しましょう。

まだ飲めるかどうかの見極め方

まず見た目で判別します。市販の場合は購入した時、手作りは作成時と比べて色の変化を見ます。古くなると大抵は茶色に変色しますのでそれが判断基準になります。さらに匂いを確認します。

発酵が進み過ぎると酸っぱいにおいがしますので、飲むのはもうあきらめましょう。色も臭いも問題ない場合は味見をして、酸っぱくなっていたら飲むのを避けるようにしましょう。

甘酒の正しい保存方法

冷蔵庫に保存

傷みが早い手作りの甘酒や、開封後の市販の甘酒の正しい保存方法について説明していきましょう。せっかく作った甘酒や市販のものも美味しく味わうためにぜひ実践してみてください。

保存容器を厳選する

甘酒の保存容器は、ガラスの容器が最も日持ちさせますので一番のおすすめです。雑菌の混入を防ぐために、保存に使うガラス容器はあらかじめ熱湯で消毒をしてよく乾かしておきましょう。

冷蔵保存する

冷蔵保存の方が常温より発酵がすすみにくいため、冷蔵します。そのとき、ガラス容器いっぱいに入れてしまわずに七分目ほどにして、ふたもきっちり閉めてしまわないようにしておきます。ふたで密閉してしまうと、発酵が進んでガスが発生しやすくなりそうすると中身があふれてしまうからです。

冷凍保存する

甘酒をジップロックなど保存用の袋に入れて冷蔵するとより日持ちします。製氷機に入れて小分けして冷凍しておけば、好きな量を調節して使うことができるので便利です。

いったん凍らせたら製氷機から取り出してフリーザーバッグなどに入れておけば、使いたい時にすぐに取りだすことができます。冷凍保存すれば3ヶ月前後の保存が可能になります。

火にかける

手作りの所でも述べたように、70度以上で加熱することで米麹の発酵を止めると雑菌が繁殖しにくくなります。火にかけてから冷蔵保存することで約1ヶ月保存できるようになります。酵素や栄養素は多少失われますが、メリットとしては甘みが増して香りも高くなります。さらに殺菌できて、酸味が強くなることを防げます。

賞味期限が切れた甘酒の有効活用方法

洗顔する女性

せっかく買ったり作ったりした甘酒を、飲み残した後にうっかりそのまま忘れてしまったり未開封のまま賞味期限がきれてしまったりしたということはありませんか。食中毒の危険を考えると飲むのをあきらめるのが安全ですが、もったいないと感じるときはこんな活用法はいかがでしょうか。

肉をやわらかくする

未開封の場合に限りますが、風味が落ちただけの甘酒なら肉をやわらかくするのに使うことができます。甘酒の米麹は、塩麹などと同様に米だけでなく他の食品も分解することができます。

そこで肉にふりかけておくと旨味を引き出して、肉を柔らかくしてくれます。麹の濃度が低いので漬け込む時間は6時間以上と長めに必要となりますが、前日に翌日分を下処理しておけば手間と感じずに利用できるのではないでしょうか。

洗顔に利用する

色やにおいに変化がない場合は洗顔に使うことができます。酒を造る杜氏の手が美肌なのは有名な話ですし、麹を使った化粧品も販売されているように甘酒に含まれる麹は、飲むだけでなく塗ることでも肌を美しく白くする効果があります。ぬるま湯に甘酒を混ぜて溶かし、やさしく洗顔すると麹の栄養がお肌に直接行きわたります。

お風呂に入れて甘酒風呂にする

洗顔と同様に、入浴剤の代わりに甘酒を入れて全身をつるつるの美肌にできます。酒粕を材料にしている酒粕甘酒だとお風呂で酔っぱらってしまわないか心配な人は、いったん甘酒を沸騰させてからお風呂にいれるようにすれば、アルコール分が蒸発してしまうため安心でしょう。

肥料として活用する

お米のとぎ汁を肥料に使うのと同様に、甘酒をそのまま苗木に直接あげて肥料にすることもできます。特に野菜や果物を育てている場合は、化学肥料より安全ですし、天然成分のため微生物に分解されますので土に不要なものは一切残らないので安心です。

甘酒は栄養満点な上に賞味期限が切れても無駄なし!

甘酒と米

甘酒は手軽に手に入りますし、自分で作ることもできる身近な健康食品です。未開封の市販品は保存料ありで1年間、ないものでも3ヶ月ほど持つものもあります。

しかし市販でも手作りでも開封後は常温では2~3日しか日持ちしませんので、冷蔵保存して1週間ほどで飲み切るようにしたいものです。万が一賞味期限が切れても、甘酒は肉の下ごしらえやお風呂や洗顔に使ったり、肥料にしたりすることもできる無駄のない食品です。これらの知識を上手に活用して生活に役立てて下さい。