カビの生えたパンは食べても大丈夫?カビの色別の違いと防止する方法

カビの生えた食パン

パンを購入したけれど、想像以上に早くカビが生えたしまったら、大きなショックを受けてしまいますよね。パンにカビが生えている場合、食べても大丈夫なのでしょうか。食べる前に、カビの色や種類をチェック!万が一食べてしまったとしても、焦らず対処しましょう。カビが生えないための保存方法についても、紹介しています。

カビが生えたパンを食べるのはNG!

バツ印を出す女性

思っているよりも早くパンにカビが生えていたら、とてもショックですよね。高温の場所やもともとカビが生えている場所などにパンを放置してしまうと、カビが生えるリスクがアップしてしまうので要注意!

パンにカビが生えているのを発見した場合、カビの部分を取り除いても食べるべきではありません。食べても安全なカビもありますが、危険なカビの方が圧倒的に多いため、カビを見つけたらパンを食べないようにしましょう。

パンに生えるカビの種類と違い

カビが生えたパン

パンには、どのような種類のカビが生えるのかをご紹介します。

1.青カビ

青カビは、ペニシリウムともいわれており、カビの中でも数少ない口にしても問題ない種類です。自然界の多くの場所にいるカビで、パン以外にもお餅やブルーチーズなどにみられます。食べても毒ではありませんが、積極的に摂取するべきものとはいえません。

2.赤カビ

赤カビはフザリウムとも呼ばれており、見てすぐにわかる明るいピンク色をしているのが特徴です。赤カビを食べてしまうと、以下のような症状が出るかもしれません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • アレルギー反応

上記のような症状が出た場合、食中毒を起こしている可能性が高いです。エアコンなどにもみられるカビなので、危険でありつつも生活に密着している種類といえます。

3.白や緑、クリーム色のカビ

クリーム色や白っぽい色のカビは、トリコデルマと呼ばれる種類です。このカビは食品に寄生しやすい種類で、低温でも繁殖するのが特徴。体内に含むとアレルギー疾患を発症してしまうかもしれないので、上記の色のカビを見た場合は種類に関係なく食べないようにしましょう。

4.黒や黄緑、白っぽいカビ

白や黄緑、黒い色のカビは、アスペルギルスといわれる種類です。空気中を漂う最も身近な存在で、種類によっては味噌や醤油を使用するときに使用されるものもあります。

しかし、パンに寄生するものは強力な毒素を含んでいるものであるケースが多く、発がん性があり肝臓病などを起こすきっかけになる可能性があるので食べるのはNG!

パンにカビを発生させないための防止策

きれいな食パン

カビを発生させないためには、冷凍庫に入れて保存するのが一番です。

  • パンをラップにくるむ
  • アルミホイルにくるみ、冷凍庫に入れる

手順はとても簡単!数日内に食べきれないと感じた場合は、できるだけ早く冷凍に回しましょう。菓子パンの場合は冷凍すると風味が落ちてしまうものがあるため、冷凍ではなく冷蔵や野菜室での保存がおすすめです。

しかし、冷蔵や野菜室は、乾燥しやすいためパンを保存する環境には向いていません。冷蔵庫でパンを保存するのであれば、できるだけ早く消費するよう心がけましょう。トースターで加熱するなど、おいしく食べられる工夫を施すことも重要です。

まとめ

パンを美味しそうに食べる女性

カビが生えたパンは、食べないよう注意!カビが生えないための工夫をして、安全安心の状態のパンを食べましょう。

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