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毛玉取りの方法6選!
毛玉取りは毛玉をむしりとらずに切り取るのがベストです。身近なものを使った毛玉取りと、毛玉取り専用グッズをご紹介したいと思います。
①キッチン用スポンジで毛玉取り
スポンジの裏のざらざらしている面(不織布研磨材の面)は普段は鍋などについたコゲを擦り落とす時に使うことが多いと思いますが、実はざらざらしている面を使って毛玉取りができるんです。
手順
- スポンジでなでる
スポンジのざらざらしている面を毛玉にあてて優しくそっとなでるように動かします。すると毛玉がざらざら面に絡まってきれいに毛玉取りしてくれます。 - 毛玉取りの仕上げはスチームアイロン
毛玉取りが完了したら仕上げにスチームアイロンの蒸気をあてると毛羽立ちが目立たなくなります。
注意点
ニットやセーターのように伸びやすい性質の繊維にスポンジを強くかけると繊維を引っ張ってしまい伸びてしまう可能性がありますので注意しましょう。毛玉取りのスポンジでおすすめは3MのScotch Brite(スコッチ ブライト)です。ざらざらが強度で毛玉取りに向いていると思います。
②カミソリで毛玉取り
毛玉のついた洋服を水平な場所におき、T字の形をしたカミソリを毛玉の上からそ~っとなでるように一方方向に滑らせると、毛玉が気持ち良いくらいごっそり取れます。
カミソリを使う際の注意点
カミソリを洋服の毛玉の部分に滑らすときは、「カミソリの刃を押し付けない」「力を入れて動かさない」「カミソリの刃を立てない」などに注意してください。毛玉を剃り落とすのではなく、なでて切り離す感覚です。
毛玉取りが完了するとカミソリの刃の部分にたくさん毛玉が絡まっていますが、毛玉をカミソリの刃から取る時は皮膚を傷つけないよう十分注意してください。
洋服の縫い目部分やボタンやファスナー部分の使用はカミソリの刃がひっかかって生地が切れる可能性がありますので注意しましょう。
③ハサミで毛玉取り
まゆげのカットなどで使われる小さな美容用のハサミで毛玉を切るという一見原始的な方法ですが、素材を傷めずに毛玉取りができます。ハサミを生地と平行にして毛玉を一つ一つカットします。
コツコツ作業ですので毛玉が少ない洋服や、大きい毛玉ができている洋服などにおすすめです。また、ハサミで洋服自体をカットしないよう十分注意しましょう。
④紙やすりで毛玉取り
紙やすりを縦長に切り、筒状にまるめて指を通します。やすりの部分を毛玉の上にあててやさしくそっと一方方向に滑らせます。スポンジの毛玉取りと同じですね。
⑤毛玉取り専用グッズを使う(電動タイプ)
生地にやさしいふんわりカットの衣類用の毛玉取り器です。大型カッターだから大きなセーター・アウターウェアーもラクにお手入れでき、付属の風合いガードを付ければ、生地を傷めずに素材の風合いを守りながら毛玉取りをしてくれます。
洋服を着てから毛玉に気がつくことありますよね。でも毛玉を取るために洋服を脱ぐのは面倒…「毛玉とるとる」は洋服を着たまま毛玉取りができるので、洋服を脱ぐことなく見つけた毛玉を取ることができます。ふわふわガードで衣類の繊維の質感はそのままで毛玉だけをしっかりカットしてくれます。
100均「くるくる毛玉取り器」ダイソー
100円とは思えない高性能でコスパも満足な電池式毛玉取りです。細かいびっしり毛玉もきれいにとってくれます。
⑥毛玉取り専用グッズを使う(手動タイプ)
毛玉取りのブラシでさっと軽くブラッシングするだけで、ふんわり柔らかなニットの繊維や風合いを傷めずに簡単に毛玉が取れるので便利です。ニット製品だけでなくトレーナーやフリースの毛玉にも使用できます。
セーターストーンは天然のケイ土を素材にして作られた毛玉取り用の軽石で、アメリカでは1家に1個といっても良いくらい人気の毛玉取りグッズです。ウール、コットン、スエード、フリース等、様々な素材の衣服や鞄、靴やソファーなど、幅広い用途で使用が可能です。粉がでるのが後片付けが少々面倒だという口コミもあります。
天然毛(100%馬毛)ですので生地に優しいです。馬毛は静電気を起こしにくく、細かな毛が、繊維の隙間に入り込んでしまった汚れまで落としてくれます。
毛玉取りブラシと毛玉取り機の使い分け
毛玉取りブラシと毛玉取り機、どちらを使えばいいか迷ったときは、生地が毛羽立っているか、いないかを目安に決めましょう。
生地が毛羽立っている衣類は毛玉取りブラシ、生地が毛羽立っていない衣類は毛玉取り機。平面状のものや網目が大きい衣類の場合、ブラッシングすることで平らな面の生地を逆に毛羽立たせたり、ブラシがひっかかって網目を広げたりすることもあります。
毛玉を防ぐ方法
毛玉を防ぐための日ごろのケアをご紹介します。
着用後は洋服用ブラシをかける
アクリルやウールなど毛玉ができやすい衣類を着た後は、洋服用のブラシでやさしくブラッシングしてください。ブラッシングは一定方向にかけるのがきれいに繊維を整えるコツです。方向をバラバラにブラッシングすると逆に毛玉ができやすくなりますので注意してくださいね。
衣類を裏返して洗濯ネットに入れる
アクリル素材などの衣類を裏返し、洗濯ネットの大きさに合わせてふんわり軽くたたみ、洗濯ネットに入れてファスナーをしっかり閉めてください。洗濯機は手洗コース、ドライコースなどで洗いましょう。洗濯ネットから衣類が出てしまうと毛玉の原因になりますので気をつけてくださいね。
上着の素材と合わせる
異なる性質の繊維同士がこすられると毛玉ができる原因となりますので、重ね着や上着など同じ素材を組み合わせましょう。例えばアクリル素材のニットの場合は同じアクリル素材の上着を着るなどです。
上着のサイズはゆったりしたものにする
毛玉は摩擦によってできますので、毛玉ができやすい服の上にぴったりした上着を着ると摩擦が置きやすくなります。上着は摩擦がおきにくいようできるだけゆったりしたサイズを着ることをおすすめします。
毛玉取りでしてはいけないこと
毛玉取りのやりすぎ!
そもそも毛玉は繊維が丸まってできたもので、衣類の繊維であることには変わりありません。つまり毛玉取りは繊維そのものを切り取っているのと同じということですので何度も毛玉取りをすると繊維自体が薄れてきますので注意しましょう。
まとめ
私の毛玉取りの失敗談ですが、カミソリを使った毛玉取りが気持ちいいくらいごっそり取れたのが嬉しくて、毛玉がついているニットやスェットを次々やっていたところ、5枚目のニットにカミソリが引っかかって切れてしまいました。
調子にのって力を入れすぎたのかと思いましたが、実はカミソリの刃が切れなくなってきたことが原因でした。カミソリで何着も毛玉取りするときは刃の切れ具合もチェックしてくださいね。