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悩みすぎないで!誰しも相性の悪い人は存在する
「社内にどうしても苦手な人がいる」「嫌いな人と上手く接することができない」と悩む人はとても多いです。
しかし、全ての人が好きという人は少数です。誰しも相性の悪い人は存在するため、嫌いな人がいるからといって自己嫌悪に陥ったり、気にしすぎてストレスを溜めたりする必要は本来ありません。
社会的に良好な人間関係を保つためには我慢も大切
ただし、接点の多い同僚や子どもが同じクラスのママ友などは、いくら嫌いな相手であっても社会的に良好な人間関係を保ちたいですよね。「嫌いだから付き合わない」と割り切れるならばいいですが、そうもいかないのが人間関係です。
人間関係を良好に保つためには、自身の「嫌い」という気持ちは認めつつ、穏便にコミュニケーションをとることが求められます。そのためには、私たちが日頃、無意識のうちにやってしまいがちな不穏な空気を残す言動を控える必要があります。
嫌いな人にしてしまいがちな『5つの言動』
ここでは一般的に嫌いな人にしてしまいがちな言動を5つご紹介します。なるべく抑えているつもりでも、無意識のうちにこうした言動を嫌いな人にしてしまっているかもしれません。相手に気付かれないよう以下のような言動はできる限り慎みましょう。
1.つい視線をそらしてしまう
人は本能的に「嫌い」「苦手」と感じている相手と視線を合わすことに拒絶反応を起こします。そのため、嫌いな人と接する際、つい視線をそらしてしまったり、下を向いてしまったり、落ち着きなく視線を動かしてしまうことがよくあります。
しかし、視線をそらし続けていると「なぜこの人は私のことを見てくれないのだろう」と気付かれてしまう可能性が非常に高いです。
相手をより不快にさせてしまい、余計に関係が拗れてしまう原因となるため、良好な関係を保ちたい場合は、できる限り目を合わせて会話するようにしましょう。
2.会話を早めに切り上げようとしてしまう
嫌いな人との会話はどうしてもストレスが溜まるものです。これは誰にも言えることなので自己嫌悪に陥る必要はありません。
しかし、無理に会話を早めに切り上げようとしてしまうと、その不自然さから「この人は私と話すことを嫌がっている」と勘繰られてしまいます。
程よい距離感をとるという意味では有効な手段ではありますが、それはあくまで自然な流れで話を切り上げた場合です。話の途中で突然不自然なまでに立ち去ってしまうと、相手に不信感を抱かせてしまう恐れがあるため要注意です。
3.あいづちがいい加減になったり対応が素っ気なくなったりする
嫌いな相手に対しては気をつけていてもあいづちがいい加減になってしまったり、対応が素っ気なくなってしまうといった行動が目立ちます。
このような態度の違いは、関係が近い相手であればあるほど気付きやすいですし、気付いた途端、強い不快感を覚えます。場合によっては「あの人は冷たい」「人によって態度を変える」と評価を落としかねません。
嫌いな人の会話に親身になってあいづちを打ったり会話を広げたりすることは難しいでしょう。しかし、あまりにも他の人との温度差がある対応は控えましょう。
4. 声のトーンが低くなる
自分でも気付かぬうちにやってしまいがちな言動に、声のトーンの違いが挙げられます。人は嫌いな人や進まない会話に対して、つい気持ちが表れ声のトーンが低くなることが多いです。
発している本人は気付かなくても、聞いている側は「あれ?今、声が低くなった」と敏感に勘付きやすいので、声のトーンが低くなっている意識がない人も、日頃から意識的に自然なトーンで会話することを心がけてみてください。
5.表情が暗くなったりひきつったりする
人によって、嫌いな人と接している時、表情に変化が現れる人も多いです。ストレートに「嫌だな」という感情を表情に出してしまう人もいれば、嫌いな人だから悟られないようにと無理に笑った結果、ひきつった笑顔になってしまう人もいます。
このように表情の不自然な変化は、意外と見ている側は敏感に感じ取ってしまうものです。不快に思わなくても「あれ?」と違和感を覚えたり、「もしかして私と話すのが嫌だったのかな」と気を遣わせてしまったりします。
無理に表情を取り繕うとするとかえって逆効果となってしまいますが、感情をむきだしで接するのもNGです。なるべく「嫌い」という感情を気にし過ぎず、普段の自分のまま接することを心がけましょう。
嫌いな人とは程よい距離感で適度に接するのが吉
基本的に、嫌いな人とは無理に仲良くなろうとせず、程よい距離感を保つのがおすすめです。接する機会がある際は、適度に会話を進め、相手に合わせたあいづちを打ったりすることで、適度に良好な関係を維持することができるでしょう。
どうしても嫌いな人と良好な関係を保ちたい場合
しかし、中には関係的にどうしても嫌いな人と良好な関係を維持したいという人もいるはずです。その場合は、相手に「嫌い」という感情を悟られないよう、以下のポイントを押さえて接してみましょう。
- 相手の目を見て話すことを意識する
- 相手に共感するようなあいづちを入れる(例:そうですね、わかります等)
- 無理に笑顔を作ろうとせず自然体で接する
- 時には相手に質問することも大切
相手の目を見て話したり、相手に共感するような相槌を打つことを意識するだけでも、相手は「自分に興味を持ってくれている」「好意的に話を聞いてくれている」と感じます。
また、時には聞いているだけでなく相手に軽い質問をすることで、より「自分だけがコミュニケーションを取ろうとしているのではない」と印象を与えることができます。
そして、嫌いだと思っていた相手でも、いざ会話を重ねてみると、思ったより話しやすい人であったり、あるいは自分と共通点が見つかったりすることもあります。こうしたメリットも踏まえて、良好な関係を築きたい相手には自分方興味を持つことも大切です。
わかりやすいNG言動は控えよう!程よい距離感で接して
いかがでしたでしょうか。嫌いな相手と適度な関係性を保ちたい場合は、わかりやすいNG言動は避け、適度な相槌や距離感を意識しましょう。もしも良好な関係を保ちたい場合は、最後にご紹介した通り、こちらから相手に興味を持つことが関係を築く上で第一歩となるでしょう。