マスカットとぶどうの違いについてのまとめ!

スカット

高級フルーツとして人気の「マスカット」と普通の「ぶどう」はどのように違うのか、それぞれの魅力と特徴をご紹介します。どちらもみずみずしいのが特徴の旬を彩る果物ですが、違うのは色だけなのでしょうか?上品な香りと甘味があり、皮ごと食べられるマスカットはパフェやケーキなどでも楽しめますよね。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

マスカットはぶどうの一種

マスカットとぶどう

「マスカット」と「ぶどう」、この2つは同じ種類の果物なのですが、どんな違いがあるのでしょうか?大きさ?色?それぞれの特徴や違いを解説します。

マスカットとぶどうの違いを簡単に言うと『マスカットはぶどうの一種』です。ぶどうは品種の数がとても多い果物で、世界には10,000種以上もあると言われており、日本国内だけでも、50~60種類ほどが商業栽培されています。

日本で有名なぶどうと言えば、どなたでもご存じの「巨峰」や「ピオーネ」そして「マスカット」でしょう。日本においては「マスカット=白ぶどう」 で、ぶどうの品種の中の1つというわけです。その10,000種もあるぶどうのほとんどは、3つの品種のどれかに分類されます。

「ぶどうの王様」と言われている日本で最も有名な巨峰は、「黒ぶどう」に分類されます。安くて小さいのが特徴のデラウェアは「赤ぶどう」、そして地中海地方原産のマスカットは「白ぶどう」といった感じに分類されます。

また、実が緑色をしている「ネオマスカット」や「シャインマスカット」も、「白ぶどう」に含まれます。しかし、黒色系の「ブラック・マスカット」という品種も存在することから、色の違いだけで正確に分類することは難しい場合もあるようです。

《 ポイント 》

  • 「マスカット」は、10,000種もあるぶどうの品種の中の1つ。
  • ぶどうの殆どは「黒ぶどう」「赤ぶどう」「白ぶどう」のいずれかに分類される。

マスカットとぶどうの違いとは

マスカットとぶどう

ぶどうについて

ぶどうとは、ブドウ科ブドウ属のつる性落葉樹の果実のことで、世界中には様々な品種のぶどうが自生していたようです。果物としてそのまま生で食べる品種や、ワインなどのアルコール飲料に加工される品種など多岐にわたり、ぶどう全ての品種の総称として用いられています。

英語では「グレープ(Grape)」といい、世界のぶどう生産量のうち約7割はワイン用として栽培されていますが、それ以外にも乾燥させてレーズンにしたり、ブランデー、ジュース、ジャムなどの加工食品にも用いられていることは、皆さんがご存じのとおりでしょう。

ヨーロッパや古代エジプトでは古くからぶどうが栽培され、ワインを作っている様子が壁画などに残されています。日本ではどうでしょうか?昔から自生している山ぶどうの他は、奈良時代にシルクロードを経て中国から伝わったとされています。

その系統が山梨で自生していた物を鎌倉時代になって栽培されるようになったというのが、現在の甲州ぶどうです。なお、日本で「ぶどう」としてイメージされやすいのは、種なしの小粒品種であるアメリカぶどうの「デラウェア」です。

誰もが知っているデラウェアや巨峰をはじめ、「黒」「赤」「白」などの色で分類される以外にも、アメリカ系(ラブルスカ系)やヨーロッパ系(ビニフェラ系)、アジア系など、原産地の違いによる大別などで分類されています。

ぶどうの香りは「フォクシー臭」と呼ばれており、品質に大きく影響します。フォクシー臭を直訳すると「キツネ臭」になりますが、なぜこう呼ばれるのか詳しくは不明です。フォクシー臭は甘く豊潤な香りで、グレープジュースの匂いを想像していただけるとわかりやすいでしょう。

日本ではこのフォクシー臭のするワインが好まれますが、ヨーロッパではあまり良い印象は持たれないそうです。数年前までヨーロッパで日本のワインがあまり普及しなかったのはこの香りが原因なんだとか。

その色や形、大きさや香り、味わいにはそれぞれ個性があり、収穫する旬の時期にも違いがあります。ちなみに、マスカットに似たアメリカぶどうの「ナイアガラ」は、黄緑色の果皮をした「白ブドウ」ですが、「マスカット」ではありませんのでお間違え無く!

美味しいぶどうの見分け方

ぶどうは、枝を見ると新鮮さがわかります。茶色くしおれた枝ではなく、緑や黄色の枝をしているものを選ぶとより新鮮です。実は張りがあり、表面に「ブルーム」という白い粉が付いているもののほうが品質が良いといわれています。

マスカットについて

マスカットの先祖はヨーロッパぶどうで、主に「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を指し、緑色の実のものを「マスカット」と呼びます。

マスカットとは、地中海地方原産の「ぶどう」の種類の一つで、ムスク(ジャコウ)に似た香りを持つのが特徴的で、この強い香りが「マスカット」の名称の由来になったとも言われています。ヨーロッパではマスカット臭のワインが好まれるそうですよ。

  • マスカット・オブ・アレキサンドリア
  • マスカット・オットネル
  • マスカット・ハンブルグ
  • カノン・ホール・マスカット
  • マスカット・オブ・イタリア
  • モリオ・ムスカート
  • ルビーオクヤマ

など、黄緑色の果皮をしたものから紫色の果皮をしたものまで多くの品種があります。そのせいか、黄緑色の果皮をした「白ぶどう」全般を「マスカット」と勘違いして呼んでいる方がいらっしゃるようですね。

美味しいマスカットの見分け方

マスカットは、色が濃いものを選ぶと良いでしょう。緑っぽいものよりも黄色が強くて粒が大きいほうが甘く、熟しているサインです。選ぶ際に参考にしてください。

マスカットとぶどうの違い

マスカットとぶどうの違いは「遺伝子」ですが、これはかなり複雑で理解するのは難しいでしょう。最もわかりやすいのは、マスカットとぶどうの「香り」の違いです。

マスカットの特徴はムスクのような「マスカット臭」がすることであり、嗅ぐとすぐに判別することができます。ぶどうもグレープジュースのような「フォクシー臭」がするため、わかりやすいはずです。

また、香り以外にマスカットとぶどうの違いを説明する時に用いられるのが「皮が食べられるか」というポイントです。一般的なぶどうの皮はポリフェノールが多いため渋みが強いといわれています。皮も厚みがあるため、そのまま食べるのは難しい品種が多いそうです。

一方のマスカットは、ぶどうのような濃い色素を持つ品種はほとんどないため、皮のまま美味しく食べることができます。

まとめると、「フォクシー臭」がして皮が食べられないのがぶどう。「マスカット臭」がして皮まで食べられるのがマスカットだと覚えるのが、マスカットとぶどうの違いとして最もわかりやすいのではないでしょうか。

《 ポイント 》

  • 「ぶどう」は、ぶどう全ての品種の総称として用いられている。
  • 世界のぶどう生産量のうち約7割はワイン用でとして栽培。
  • マスカットは、地中海地方原産の「ぶどう」の種類の一つ。
  • 黄緑色の果皮をした白ぶどう全般を「マスカット」と呼ぶのではない。

シャインマスカットとマスカットの違いは何?

シャインマスカット

マスカットとは

まず、マスカットについての基本的な知識を簡単に説明します。ぶどうにはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうがあり、地中海地方生まれのマスカットはヨーロッパぶどうに分類されます。マスカットという名前の由来は「麝香(ジャコウ)=ムスク」で、香りの強さと品質の素晴らしさを意味しています。

マスカットの最高級品種として有名な「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、果物の女王様とも呼ばれています。ちなみに、黄緑色の皮を持つ「白ぶどう」全般を「マスカット」と分類してしまうのは間違いで、マスカットの中には紫色の表皮のものもあるようです。

このように、マスカットは皮の色で分類するのではなく、香りの種類によって分類されていることを覚えておいてくださいね。

では、次にシャインマスカットの特徴を紹介しましょう。

シャインマスカットは日本生まれの新しい品種

シャインマスカットは、「安芸津21号」と「白南」を交配して生まれたぶどうです。安芸津21号とは、アメリカ系の「スチューベン」とヨーロッパ系「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配して生まれたハイブリッド品種でありながら、日本で生まれた品種ということになります。

ヨーロッパ系のぶどうは、雨の多い日本での栽培は難しいため、病害に強く栽培がしやすいアメリカぶどうと交配させることで、日本でも栽培できるシャインマスカットが誕生しました。

このように、シャインマスカットはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうの「いいとこどり」の品種なので、普通のマスカットと違い、種なしで栽培することができ皮ごと食べられるのが特徴です。

また、7月から12月まで長期にわたり出回るフルーツであることや、日持ちしやすいという特徴を持っていますので、贈り物としても最適です。

美味しいシャインマスカットの見分け方

シャインマスカットを選ぶ時には、一粒一粒がふっくらしていて皮に張りがあるものを選びましょう。軸は茶色く枯れているものは避け、青々としているものが新鮮な証です。

シャインマスカットの特性

  • 一房の重さは平均400~500g
  • 粒の形は短楕円形
  • 1房ずつジベレリン処理をして種なしにしている。
  • 一粒のサイズは11~12gで巨峰と同じくらい
  • 糖度は20度程度と高く、酸味が少ないため甘く感じる。
  • 果皮色は黄緑色
  • 肉質は崩壊性(よく噛み切れる硬めの肉質のこと)
  • 香気は上品な香りと濃厚な甘みのマスカット香

《 ポイント 》

  • 地中海地方生まれのマスカットはヨーロッパぶどうに分類される。
  • マスカットは皮の色ではなく、香りの種類によって分類されている。
  • シャインマスカットはヨーロッパぶどうとアメリカぶどうを交配した日本生まれの品種。

マスカットとぶどうの旬の時期

マスカット農園

ぶどうの品種はかなり多く、日本国内だけでも50~60種類ほどが栽培されていることは先にお伝えしたとおりです。なので、ぶどうの品種が違えばそれぞれの味や特徴、育て方などが変わってくるのは当然で、旬の時期についても例外ではありません。

マスカットの旬の時期

  • ハウス栽培は7月~8月
  • 露地栽培は8月~9月

シャインマスカットの栽培方法や産地によって多少異なりますが、美味しい旬の時期は一般的に8月~10月頃の秋口が旬と覚えておきましょう。主な産地である長野県、山形県、山梨県では、7月頃から市場に出回り始めて、12月頃まで購入することが可能です。

ぶどうの旬の時期

ブドウ科ブドウ属の樹木になるぶどうの実を美味しく食べることができる旬はいつごろなのでしょうか?一般的には8月~10月にかけての時期が、ぶどうの旬の時期で、この期間の農家の人々は忙しさのピークを迎えます。

主な産地は甲州ぶどうで知られる山梨県で、次いで長野県、山形県、岡山県となっていますが、青森から広島や島根までの本州を中心に、北海道や福岡などでも栽培されているようです。

ぶどうの品種や産地によって収穫時期はずれますが、6月頃から店頭に並び始め、最も数が多く出回り、品質的に安定して美味しいのは8月~10月初旬頃にかけてでしょう。ぶどうはマスカットよりも美味しい時期が短いため、旬の時期は逃さないようにしたいですね。

《 ポイント 》

  • 品質的に安定して美味しいのは8月~10月初旬頃。
  • ぶどうの品種や産地によって収穫時期にずれがある。

最後に

マスカット

今回は皆さんが大好きな「マスカット」と「ぶどう」の違い、それぞれの特徴や旬な時期などをご紹介しました。マスカットとぶどうの違いをわかりやすく言うと、『ぶどうの品種の中にマスカットがある』と思っていただければ間違いないでしょう。

具体的な違いとしては、マスカットは皮ごと食べられますが、ぶどうは渋みが強いものがあります。ぶどうの皮は成長の過程で黒くなりますが、マスカットは未熟なままの状態を味わいます。なので上品な香りと甘味があり、皮ごと食べられる手軽さが人気の秘訣なのでしょう。

そのまま食べるともちろん美味しいですが、パフェやケーキ、タルトなど、おしゃれに彩って楽しむこともできます。また、お好みのぶどうの旬を知っておくと、毎年、最高の状態で味わうことができるので、さまざまな品種のぶどうを食べ比べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。

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