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柔道着を洗濯機で洗うと壊れるって本当?
柔道着は特殊素材のため、基本的には他の洗濯物とは別々に洗う、単品での洗濯方法が推奨されているようです。柔道着の重さは約2キロから2.5キロくらいと普通の洗濯物よりだいぶ重く、単品で洗うと洗濯機の中で片寄り、振動が大きくなったり、異音が生じることがあります。
洗濯機が壊れてしまうのではないかと心配になりますが、実際には、柔道着を洗濯したことで洗濯機が壊れることや、柔道着の洗濯を禁止されているようなことは無いようです。しかし、心配な人は手洗い方法で洗うのがよいでしょう。
柔道着の洗濯方法
洗濯機で洗う
準備する物
- 洗剤(皮脂汚れに強い洗剤がおすすめ、市販の柔道着用洗剤など)
- 酸素系漂白剤
- 柔道着(裏返しておくのがおすすめです)
手順
- 汚れや臭いがひどい時は、洗濯機に入れる前に酸素系漂白剤、または専用の柔道着用洗剤で浸け置き洗いをします。30度くらいのお湯やお風呂の残り湯を大きめの洗面器に入れ、酸素系漂白剤、または専用の柔道着用洗剤をよく溶かして、柔道着をいれ、汚れが目立つ部分はもみ洗いをします。1、2時間は浸け置きします。
- 浸け置きが終わったら、洗濯機で普通に洗濯をします。浸け置きが漂白剤だけであれば、洗濯用洗剤を使って洗濯機で洗いましょう。洗剤は少なめにして、柔軟剤は使いません。
- すすぎ、脱水まで行い、風通しのよい日陰でよく乾かします。
手洗い
準備する物
- 洗剤(皮脂汚れに強い洗剤がおすすめ、市販の柔道着用洗剤など)
- 酸素系漂白剤
- 重曹
- 柔道着(裏返しておくのがおすすめです)
手順
- 手洗い方法は、大きめの洗面器や洗面台、または洗濯機の中に水を張り手洗いします。お風呂の浴槽を使っても洗えます。
- 汚れが気になる部分には、酸素系漂白剤と重曹を大さじ1杯ずつの割合で混ぜ、ぬるま湯にとかし、柔道着を浸け置きします。落ちない頑固な汚れには、ブラシなどで優しくこすりますが、柔道着が傷まないようゴシゴシこするのはやめてください。
- 洗剤を入れ、30度くらいのぬるま湯で押しながら揉み洗いします。すすぎをしっかり行い、洗濯機の脱水機能で脱水をします。風通しの良い日陰でよく乾かします。
柔道着の洗濯の頻度
汗でぬれたままにしておくと、カビや黄ばみの原因になります。できたら、1度着た柔道着はその都度洗うのがおすすめです。洗濯するのが難しい時は、湿気を飛ばし乾燥させるため、風通しの良い場所にハンガー干しをするなどします。そして、布製品に使える除菌や消臭スプレーで臭いのケアをしましょう。
柔道着の洗濯で注意すること
漂白剤は必ず酸素系漂白剤を使用します。塩素系漂白剤は柔道着の繊維が壊れるため使用しないようにしてください。
厚めの生地で乾くのに時間がかかりますが、乾燥機の使用や直射日光で乾かすと、変色や収縮の原因になるので、風通しの良い場所に陰干しで乾かしましょう。
特殊素材で作られているため、他の洗濯物と一緒に洗わず単体で洗ってください。
柔軟剤は、着用して柔道を行う時に、襟や袖部分をつかみやすくなるようです。できるだけ柔軟剤は使わないことをおすすめします。
すすぎの残りがあると、洗剤と皮脂が化学反応をおこし黄ばみの原因となるので、手洗いの場合は特にすすぎはしっかりと行ってください。
柔道着を洗濯しても臭う原因
汗をかいた柔道着を何度洗濯しても、汚れは取れても臭いが取れないという場合、原因は汗ではなく雑菌であると言われています。洗剤などで洗浄されても、雑菌を洗い流すことができないと、臭いが残るようです。
そんな時は、洗剤だけでなく酸素系漂白剤を使ったり、干す前に除菌効果のある消臭スプレーを噴きかけてから干してみて下さい。また、制汗剤を使い、汗のケアをしておくのもおすすめです。
道着専用洗剤も販売されています。
まとめ
柔道着は特殊な素材を使っているので、他の衣類と一緒に洗わないほうが良いのですね。もともと重さのある柔道着ですが、水分を含ませるともっと重くなるので、洗濯機の振動や異音が気になる場合は、手洗いのほうが良いかもしれません。臭いが気になるときは、酸素系漂白剤を使ってしっかりと洗ってみて下さいね!