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ベルトを忘れた時の対処法
ズボンベルトをするのを忘れたまま外出したとします。ジャストフィットのズボンを履いていれば特に問題はないですし、冬の時期であればコートやジャケットで上手く隠すことが出来るのでそれ程目立つことはありません。
ですが、ベルトには装身具としてコーディネートを引き締める役割と、マナーとしての必需品という役割もあります。
よって、ビジネスシーンや冠婚葬祭、大切な人に会う時など、きちんとズボンにベルトを通しておかないと印象が悪くなってしまうかもしれません。
購入する
ベルトを忘れてしまって応急処置をするよりは、手っ取り早くお店を見つけて購入し着用した方が無難でしょう。
忙しい合間をぬってわざわざお店を探す時間がない方や、そこまで身だしなみに気を配らなくて良い場合以外は、できるだけ代わりのズボンベルトを買って着用した方が気持ちもラクになりますよね。
後に紹介する、「ベルトを忘れた時に購入できる店」の章を参考にして購入するという方法をとってみましょう。
カーディガンやセーターをスーツの中に着る
寒い季節になると、カーディガンやセーターをスーツの中に着る機会が増えますよね。カーディガンやセーターの生地をベルトのラインまで少しだけ伸ばして隠してみましょう。体にズボンがフィットしていれば、ベルトをしていなくても周囲の人に知られることなくやり過ごせます。
スーツのボタンを全部とめる
最近では、スーツのボタンを留めている方は少ないようですが、ベルトを忘れたとなるとこの方法が役に立ちます。
ただし、先にお伝えしたようにウエストのサイズがフィットしていてズボンがズレ落ちてこない場合に限ります。また、頭上より高い所にある物を取る時はベルト付近がスーツから出て隠せないので注意してくださいね。
開き直っていつも通り過ごす
ベルトを忘れてしまったことを公言して、いつも通りに平然と過ごしてみましょう。ベルトをしていないことを忘れるくらい仕事に集中していれば、あっという間に一日が過ぎてしまいます。
身だしなみは社会人として非常に大切なことなので、そうゆう意味では褒められたことではありませんが、それほど気にならない環境にいるのでしたら大丈夫でしょう。
予備を会社に置いておく
ベルトが必需品のビジネスシーンが多い職場では、忘れても差し支えない様に、予備のベルトを会社に置いておくか、常に鞄に入れておくと安心ですね。
タオルやストッキングで代用する
ベルトを忘れ、近くに購入できそうなお店もない場合は代用品を使ってみましょう。タオルやストッキング、ネクタイなどをベルトループに通せばベルトの代わりにすることができます。
もちろん見た目は悪いですが、上からジャケットなどを羽織ればごまかせるでしょう。ベルトなしだとズボンがゆるくてずり落ちてくる場合は、最終手段としてこの方法で対処してみてください。
《 ポイント 》
- 手っ取り早くお店を見つけて購入する。
- カーディガンやセーターをベルトのラインまで伸ばして隠す。
- スーツのボタンを全部留めて隠す。
- いつも通りに平然と過ごす。
- 予備のベルトを会社に置くか鞄に入れておく。
ベルトを忘れた時に購入できる店
ベルトを忘れた場合、どうしても調達しなければならない時は買うしかありません。借りると言う方法もありますが、ベルトを予備で持っている方はそうそういないと思われます。思いがけない出費になりますが、お店を探して購入した方が良さそうです。
コンビニ
まず身近なところで思いつくのが、24時間営業のコンビニですよね。実は、有名なコンビニ3社では置いておらず、それ以外のコンビニでもベルトを置いてあるという店は珍しいようです。
スーツを着る際に必要なシャツや靴下、ハンカチなど商品は陳列されていますが、ベルトを置いてあるコンビニは稀にある程度なので、ダメもとで確認してみてください。
ドン・キホーテ
夜は紳士服店や100均ショップなどは閉店していますし、有名なコンビニ3社では扱っていない・・・でも諦める必要はありません。コンビニと同じく24時間営業のドン・キホーテで購入できます。
繁華街や大通りに店舗があるので目につきやすく価格も比較的安いので、会社の近くや通勤ルートにドン・キホーテがある方にとってはありがたい存在です。
100均ショップ
ダイソーやセリアなどの100均ショップは、食べ物から生活用品全般までありとあらゆる商品がとりそろえてありますよね。大きめの100均ショップには置いてありますが、定価は「100円」ではなく「500円」と割高に設定されていますので覚えておいてくださいね。
スポーツ用品店
スポーツ用品を専門に扱う店舗ですが、スポーツ系以外の衣料品や衣料小物など、多くのジャンルを取り扱っていることも多く、そのような店舗ではベルトも置いてあります。
皆さんご存じの「ゼビオ」「スポーツDEPO」「ヒマラヤ」といった品そろえが豊富な大型店では、ベルトも販売しているようです。
ただしスポーツ用としてカジュアルなデザインのものが多く、正装やビジネス用途としては相応しくありませんので、スーツ用は別の店で探した方がよさそうです。
ホームセンター
店の規模によって商品の品そろえが大きく変わるため一概には言えませんが、生活用品や衣料小物まで幅広く扱っている大型ホームセンターであれば、ベルトを取り扱っている可能性が高いでしょう。財布や靴など革小物を置いているコーナーに出向いて探してみてくださいね。
大手スーパー
大手スーパー全てではありませんが、衣料品を取り扱っている大型スーパーだと置いていることが多いようです。特に紳士服店や衣料品店がテナントとして入っているスーパーであれば探してみてください。
紳士服店
どうせ買うのなら「豊富な品そろえの中からちゃんとしたズボンベルトを選びたい!」という方におすすめなのは、「紳士服のAOKI」「洋服の青山」などの紳士服専門店や、「UNIQLO」などで購入することです。
お店のスタッフさんにサイズや着用感などを相談できるので、場面に相応しいコーディネートができるでしょう。また、作りがしっかりしているので長期にわたり使えて重宝しますよ。
ホテルの売店やテナントショップ
意外と見落としてしまいがちですが、ホテルの中にあるテナントショップやビジネスホテルの売店でベルトを売っている店舗は多くあり、正装が必要な場面や出張中などにはおすすめです。
雑貨屋
東急ハンズやロフトといった有名な雑貨屋で、大きい規模の店舗なら扱っているようです。ズボンベルトの品そろえが豊富で、取りあえず忘れてしまったベルトの代わりでも納得できる商品も多いのではないでしょうか。
また、市町村によっては個人が経営している「雑貨屋さん」があります。種類や品数は少ないかもしれませんが、応急処置として立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
《 ベルトを忘れた時に購入できる店 》
- コンビニ
- ドン・キホーテ
- 100均ショップ
- スポーツ用品店
- ホームセンター
- 大手スーパー
- ホテルの売店やテナントショップ
- 雑貨屋
ベルトを忘れた時に注意すべきこと
ズボンベルトをつけ忘れたとしても、上着などで上手く隠すことが出来ます。しかし、正装が必要なシーンや年輩や立場が上の人との商談の時など、きちんとズボンにベルトを通しておかないと印象が悪くなってしまうかもしれません。
ビジネスシーンではベルトなしのスーツはマナー違反
ビジネスシーンで相手の方がスーツにネクタイといった正式なスタイルの時は、ベルトなしのスーツは好ましくありません。
ジャケトを羽織っていたとしても、シャツを中に入れてベルトをしたほうが良いでしょう。特に年輩や立場が上の人との商談であれば、ベルトなしは避けた方が無難です。
ベルトループが付いているズボン
ベルトループが付いているパンツには、ベルトをするのがマナーです。ビジネスシーンなどではループが付いているのにベルトを付けない状態でいると、相手によってはだらしないと感じる人もいるので気を付けましょう。
面接でベルトをしていないと悪い印象を持たれる
就活など大事な面接時にベルトをしていないと、面接官にだらしない印象を持たれる場合があります。特にズボンが大きくずり落ちていたり、シャツがズボンからはみ出していたりするなど服装が乱れていれば減点対象になってしまうでしょう。
面接官によっては「ベルトをしていなからといって減点はしない」ということもありますが、できるだけベルトは付けていくようにしてください。
事前に店舗に確認をしておく
「ベルトを忘れた時に購入できる店」の章で紹介しましたが、取り扱いしている確率が高いと記載してあっても企業の方針や店舗の状況が変わっていることがあります。確実な情報が必要なら、調達する前に店舗に確認してから出向いた方が時間を無駄にせずに済むでしょう。
《 ポイント 》
- ビジネスシーンでの商談ではベルトなしは避けた方が無難。
- ベルトループが付いているパンツにはベルトをするのがマナー。
- 取り扱っているかを店舗に確認しておくと確実。
ベルトをしないデザインのスーツもある?
ベルトを忘れた時の対処法をご紹介してきましたが、ここではベルトなしのスタイルについてご紹介します。
ビジネスカジュアルの浸透によりパンツのデザインも変わってきました。ベルトをしないパンツのウエスト部分のデザインが多様化している現在では、そのデザインや機能性を把握しておくことも重要です。
そこで、ベルトなしのスタイルに使われる代表的なデザインを3つ、紹介しましょう。
サスペンダー
ベルトループが付いているパンツでも、サスペンダーを付ける場合はベルトなしがマナーになります。スーツにサスペンダーボタンがあるものは、サスペンダーでパンツを吊ります。腰部分に直接ひっかけるクリップタイプや、裏返すとボタンがついていてそこへサスペンダーをひっかけるタイプがあります。
ベルトレスサイドアジャスター
ベルトループがなく、サイドに尾錠付きのアジャスターがついているタイプです。アジャスターはデザインのひとつとして取り付けられていることがほとんどで、ウエストを調整する機能がないものもあります。パンツを腰にフィットさせたいのでしたら、それほど期待しない方が良さそうですね。
ドローコード
セットアップのパンツにも多く見られるドローコードは、ウエストの一部がゴムになっており、中に通っている紐で大きさを調整します。ベルトループが付いているパンツだと、その上からベルトをすることも可能です。
ベルトレスアジャスター、ドローコード共にパンツ全体としてのサイズ感はアバウトで、どちらかといえばゆったり目と思っていた方が良さそうです。
《 ポイント 》
- ベルトをしないパンツのデザインは多様化している。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はズボンベルトを忘れた時の対処法と購入できる店を紹介しました。
ベルトを忘れて外出してしまった時に、急きょ購入するとしたら「ドン・キホーテ」「100均ショップ」「スポーツ用品店」「ホームセンター」「大手スーパー」「紳士服店」「ホテルの売店やテナントショップ」「雑貨屋」などの店舗で取り扱っているので購入することができるでしょう。
意外だったのは、一番身近な有名コンビニ3社では下着や靴下、ハンカチなどの商品は常に陳列されていますがズボンベルトは置いていないことです。それ以外のコンビニでも稀に置いてある程度のようです。
また、応急処置がどうしても難しいのであれば、相手との挨拶の時、焦らず冷静に「本日はベルトを忘れてしまいました」と一言誤ってみてはいかがでしょうか。ベルトを忘れてしまった時のあなたの役に立てれば幸いです。