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カットしたアボカドが黒くなる原因
森のバターともいわれるアボカドは、世界一栄養価が高い果物ともいわれています。女性からの人気が高く、サラダやソースとして使用する機会も多いですよね。
アボカドはカットして少し時間が経つと、実の部分が変色しやすいので、扱いに困ったことがある人も多いのではないでしょうか。その原因は、アボカドにはポリフェノールオキシダーゼという酵素。酵素が空気に触れて酸化し、メラニンが生成されて黒っぽく変色してしまうのです。
アボカドが腐っているときの見分け方
アボカドの実が傷んでいるときの特徴をご紹介します。酸化して黒っぽくなっているときとの違いを、把握しておきましょう。
1.実の部分全体が黒くなっている
空気に触れたアボカドは、少し黒っぽくなりますよね。しかし、空気に触れていない部分はきれいな緑色をしています。傷んでいるアボカドは、緑色の部分がなく、全体的に実が黒く変色してしまいます。劣化による変色がみられる場合、火を通しても食べるのは危険!
2.異臭がする
アボカドが持つ本来の香りとは、明らかに異なる異臭がしているときは、外見に問題がなくても食べるべきではありません。実の内部で劣化が進んでいる可能性が高いため、口にしてしまうと食中毒を起こしてしまうかもしれません。
3.実がグニャグニャになっている
アボカドは、実全体が固いですよね。スプーンなどでくりぬいた実も、包丁で切れるほどの固さがあります。手に持ったときに、実が柔らかすぎるのは劣化が進んでいるサイン。カットしたときに実がドロッとしていたり、溶けているような変化がみられる場合は劣化がかなり進んでいます。
4.種が簡単に取れてしまう
アボカドの種は、実にしっかりくっついています。慣れるまで、種をくりぬくのも一苦労という人も少なくありません。
新鮮なアボカドは実にしっかり種が付いていますが、鮮度が落ちて劣化し始めている実は種が簡単に取れてしまいます。苦労せず簡単に種が取れてしまった場合は、ニオイや色などをよく観察して食べるかどうかを考えるべきです。
アボカドを変色させないための方法
カットしたアボカドの変色を防ぐためには、以下のようなことを試してみましょう。
- 実にぴったりとラップを張り付けて保存する
- 残す実は、種が残っている方を選ぶ
アボカドの実は、空気に触れることで黒く変色します。残す実には、カット後できるだけ早く空気が入らないよう考慮しながらラップをかけましょう。また、アボカドは種が大きい果物なので、種を取り外していない場所は酸化せずに保存できます。
カットしたアボカドは、2日程度で劣化してしまうため。早めに使い切るよう心がけましょう。
まとめ
アボカドは、栄養価の高い果物です。酸素に触れないよう保存して、鮮やかな色合いを目で楽しみつついろいろな調理方法を試してみましょう。