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栄養豊富な卵
卵は栄養価が高く、比較的安価なので購入しやすい食材です。おかずやお菓子など使える幅が広く、焼く、炒めるなど料理方法もたくさんあります。
子どもの初めての調理などにも役立つ卵ですが、いくつか注意すべき調理方法があります。そこに注意して、安全面に考慮し、卵料理のレパートリーを増やしましょう!
卵に絶対してはいけない『調理方法』2選
卵は、調理方法を間違えると爆発する恐れがあります。殻にも栄養が詰まっていますが、調理に使用するときはいくつか注意すべきポイントがあるのでチェックしてみてください。
1.生卵を電子レンジで加熱する
これは有名な、卵のNG調理方法です。以下の状態の卵を、電子レンジで加熱するのは非常に危険!要注意です。
- 生卵
- 殻付きの茹で卵
- 殻をむいただけの茹で卵
- 殻を割っただけの生卵
卵は生でも茹でていても、薄い膜につつまれています。茹で卵の殻や膜を取ったとしても、内部にある黄身に熱がこもってしまうと爆発してしまうのです。茹で卵であっても、爆発には要注意といえます。
茹で卵を加熱するときは、半分に切るか、竹串を指して空気の通り穴を作ってあげましょう。
2.殻を洗わずに調理する
卵の殻は、理想的なカルシウム源といわれています。しかし、卵を割ってそのまま殻をフードプロセッサーなどで粉砕して調理に使用するのは危険!食中毒につながる、サルモネラ菌やカンピロバクター菌が付着している可能性が高いのです。
これらの菌は、70℃以上の熱湯で死滅します。調理に卵の殻を使いたいのであれば、水洗いだけでなく煮沸消毒するのがおすすめ。
卵の殻は、割って大まかに砕いただけでは先端が鋭い状態になっていることもあります。口腔内やのど、内臓を傷つけないためにも、フードプロセッサーで粉砕するのが無難です。
レンジで安全に卵を調理する方法
急いでいるときやコンロの空きがないときなど、どうしても電子レンジで卵を調理しなければならないときは、以下の手順を試してみてください。
- 茹で卵を作る…卵にアルミホイルを巻いて、耐熱コップに卵が隠れるほどの水を入れ、ふんわりラップをかけて500wで12分加熱
- 目玉焼きを作る…耐熱皿に卵を割り入れ、黄身につまようじで数か所穴を開けて500wで30秒~1分加熱
アルミホイルは電子レンジで発火する可能性があるため、茹で卵を作る場合は卵をくるんだアルミホイルが全身水に浸る深さのカップを選びましょう。
上記の方法を取っていても、100%安全とは断言できません。爆発の確率がかなり下がりますが、行うときは自己責任でチャレンジしてみてください。
まとめ
卵は、電子レンジで調理する場合は爆発に注意!爆発しにくくする調理法があるので、急いでいるときなどには有効活用してみましょう。