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毎日使う布団は頻繁に干して清潔な状態を保ちたい!
皆さんは毎日使う布団を正しい方法でケアしていますか。敷きっぱなしにしたり全く干したりしないと、寝汗を吸収した布団にダニが繁殖してしまったり、カビが生えてしまったりと不衛生な状態になってしまいます。
また、吸収した汗を蒸発させずにそのまま放置していると、布団の質が劣化してしまい、寿命を縮める原因にもなるため、適切な頻度で干し、清潔な状態を保つことが大切です。
しかし、実は昔から行われてきた布団の干し方には間違っている点もあります。良かれと思ってやっていた行為が、実は布団を傷める行為であるならば、早めに改善するべきでしょう。
コレはダメ!布団を干す時にしてはいけないNG行為3選
私たちが疑問を持たずに行ってきた布団の干し方には、実は間違っているNG行為が隠されています。これらの行為は布団を傷める行為なので、布団寿命を縮める原因になってしまいます。ここでは布団を干すときにしてはいけないNG行為を紹介するので、当てはまった方は改善しましょう。
1.毎日屋外で干す
布団を天日干しすることでダニを逃がすことができるという理由から、毎日屋外で干して清潔な状態を保とうとする人がいますが、実はこの行為はNGです。
毎日のように屋外で干してしまうと、布団が日焼けしてしまい、布団の生地が傷む原因になります。また、夏場は湿度が高いため、かえって湿気を吸収してしまう恐れもあります。
生地によっては日焼けのダメージによって生地が破れてしまったり、布団が縮んでしまったりすることもあります。屋外で天日干しするのは1週間に一度を目安にしましょう。
2.長時間天日干しする
布団を天日干しする際、何時間も日光に当て続けている人がいますが、長時間日差しを当てられた布団は、日焼けしたり傷んでしまったりと大きなダメージを負ってしまいます。
基本的に、日差しの強い夏場であれば、1回の天日干しを1時間程度、冬場など日差しが弱い時期であれば2時間程度が理想です。
仕事などで1日留守にする際は、天日干しを諦め、陰干しするようにするなどして布団を傷めないように気をつけましょう。
3.布団をパンパンと強く叩く
昔から布団についたホコリやダニを払い除けるために、布団たたきでパンパンと強めに布団を叩く光景をよく見かけます。母親がやっていたため、真似して受け継いでいるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、布団を強く叩いてしまうと、布団にダメージを与え、形が変形したり質が劣化したりします。また、強く叩いたからといってダニを追い出すことはできず、むしろ布団の中へと潜り込んでしまう恐れがあります。
したがって、布団を強くパンパンと叩く行為はやめましょう。
布団を良い状態で維持するために…正しい布団の干し方を解説
布団を良い状態でなるべく長持ちさせるためには、布団の扱い方を気を付けなければいけません。布団を干す際は、以下のポイントを押さえて正しく干すように心がけましょう。
布団の天日干しは1週間に一度を目安に
布団の天日干しは、基本的に1週間に一度が目安です。汗をたくさん吸収しやすい夏場は、週に2回程度天日干しすると良いでしょう。
あまり高い頻度で天日干ししてしまうと、かえって日焼けなどのダメージを負ってしまうため、1週間に1〜2回が適切な頻度と言えます。
毎日の布団干しは陰干しや布団乾燥機を活用して
天日干しをしない他の人は、陰干しすることをお勧めします。布団を敷きっぱなしにしてしまったり、汗を吸収したまま押し入れにしまったりすると、ダニやカビを繁殖させてしまう恐れがあります。
そのため、陰干しして、吸収した汗などをある程度乾燥させる必要があります。最近では、ダニを死滅させられる布団乾燥機なども多く販売されているので、金銭的に余裕のある方は検討することをお勧めします。
布団の種類によっては天日干しNGの場合もある
意外と見落としがちな点が、布団の種類です。最近人気のウレタン素材でできている布団は、日差しなどの熱で縮んでしまう恐れがあり、天日干しは基本的にNGとされています。
また、羽毛布団に使われている外側の生地は、比較的薄く作られているものが多く、日差しに含まれる紫外線のダメージを受け、破れてしまうことがあります。
このように布団の種類によっては天日干しすることで大きなダメージを負ってしまう種類もあるので、天日干しできる素材かどうかを確かめましょう。
布団は正しい干し方で適切なケアを行おう
いかがでしたでしょうか。布団は正しい干し方や頻度を意識することで、より良い状態を長持ちさせることができます。間違った知識は布団を傷めてしまう恐れがあるので、今回紹介したNG行為を改め、正しい知識を活用しましょう。