マテ貝の砂抜きと下処理方法!お湯を使った時短ワザもご紹介

マテ貝

縦に細長くてまるで細い日本刀のような変わった形の貝を見たことはあるでしょうか。これはマテ貝という二枚貝です。不思議な形ですが、味はアサリに似ていてクセがない食べやすく美味しい貝です。今回は独特な形状のマテ貝の砂抜きの方法や、処理の仕方などについてご紹介します。

マテ貝の砂抜き方法

マテ貝は海の浅瀬の砂の下、数10cm~1m程度の深さに潜っているので、砂が混ざっていることが多いため、潮干狩りで採ったマテ貝もスーパーで購入したマテ貝も砂抜きをした方が良いでしょう。

マテ貝の一般的な砂抜きのやり方

  1. 平らな容器にマテ貝どうしがなるべく重ならないように広げ、マテ貝が被るくらいの塩水(3~5%)に浸す。
  2. 途中で何度か塩水を取り替え、一晩程度、マテ貝を塩水に浸しておく。
    ※マテ貝の塩抜きは常温で行ってください。
  3. マテ貝は割と勢いよく水を吐くので、新聞紙や鍋のフタなどを被せておく。新聞紙や鍋のフタを被せることで暗くなりマテ貝が砂を吐き出しやすくなるので、新聞紙や鍋のフタを被せておのはおススメ。
  4. 一晩置いたら、ヌメリや殻の表面の汚れ、余分な塩分をサッと洗い流すように、力を入れ過ぎないように軽く優しくマテ貝どうしをこするように、流水で優しく洗い流す。
マテ貝は水温が低すぎると眠ってしまい、砂を吐き出さなくなってしまうので、冷蔵庫には入れずに、必ず常温で砂抜きしてください。

どうしても時間がないときのマテ貝の砂抜きのやり方

一般的な方法での砂抜きには、一晩かかってしまいます。最も失敗なく、確実に砂抜きができますが「どうしてもすぐに調理したい」「一晩も待てないけれど砂抜きはしっかりしておきたい」いった場合のマテ貝の時短式砂抜き方法についてご紹介いたします。

〈用意するもの〉

  • 50℃のお湯
  • マテ貝を入れる平らな容器
  • タイマー

〈手順〉

  1. マテ貝を、冷水で軽く汚れを洗い落とした後、平らな容器にマテ貝どうしがなるべく重ならないように広げる。
  2. 必ず50℃より高温ではないお湯を、マテ貝の入った容器に注ぎ、15分置く
  3. 15分後、砂抜き完了。
お湯の温度は、絶対に50℃より高温にならないようにすることと、必ず15分以上漬け置かないことが重要です。これらを超えてしまうと、マテ貝が死んでしまい、砂抜きが出来ませんのでご注意ください。

上記の、時短式の砂抜きの方法でマテ貝の砂抜きをすると、だんだん水が濁ってくるので、砂が出てきていることがわかるようです。

このやり方の場合、お湯の温度が熱すぎたり長時間漬けすぎたりすると、マテ貝のダシが出きってしまったり、マテ貝が死んで砂を吐かなくなってしまったりするので、慎重に水温や時間を計測するようにしましょう。

この砂抜きはマテ貝に死なない程度のストレスを与えることで、身を守ろうとするマテ貝に砂を吐かせるという仕組みだそうです。

マテ貝を砂抜きした後の処理

砂抜きした後のマテ貝の処理についてご紹介いたします。

マテ貝の塩抜き

砂抜きする際に塩水を用いていますので、調理際に塩分を加える前に塩抜きをした方が良いでしょう。

ただし、特別に何かを用意して行う必要はなく砂抜きが終了した際に、流水で軽くマテ貝どうしをこすり洗いすることで塩抜きが出来ます。殻についた汚れなども落とせますので、塩抜き後に流水で優しく洗い流せばOKです。

マテ貝については、他の貝と比べてあまり長時間の塩抜きは必要ないでしょう。洗い流した後はザルにあげておきましょう。

内臓処理について

マテ貝を、殻のまま酒蒸しなどにせず、お刺身などにして食べる場合は、内臓の処理をする必要があります。

〈マテ貝の内臓処理のやり方〉

  1. 砂抜き~塩抜き後のマテ貝の殻をむく。
    (マテ貝の殻は薄く柔らかいので、普通の包丁でよりも、果物ナイフカッターのような小型のナイフの方がやりやすい。)
  2. マテ貝の殻をむいた後、身を胴体とヒモに切り分ける。
  3. 胴体の中心を縦に包丁で切り開き、内臓を取り除く。
  4. 内臓を取ったマテ貝は、塩もみする。
  5. 塩を流水でよく洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭き取る。

マテ貝は内臓を処理した後、塩揉みすることで貝特有の臭みがなくなるので食べやすくなります。ですが、洗いすぎると貝のうま味や風味が落ちてしまうので、最後に洗いすぎないように注意してください。

砂抜きしたマテ貝の保存方法と賞味期限

マテ貝はあまり日持ちしないので、その日のうちに調理するようにした方が良いでしょう。

マテ貝は、あさりと比べると比較的早く砂を吐いてくれるので扱いやすいようです。一度に食べきれない量の場合は冷凍保存がおすすめです。

少量ずつ調理できるように、小分けにしての冷凍保存が良いでしょう。適切な方法で冷凍保存すれば、殻付きで2週間程度、下処理と下茹でしたもので1カ月程度冷凍保存が可能です。

マテ貝の保存は、砂抜きしてすぐに食べるなら、平らな容器や大きめのボウル、バケツなどに塩水を入れましょう。そして、新聞紙や鍋のフタなどをかぶせ、常温の暗所で砂抜きをし、すぐに調理して食べてしまいましょう。

日をまたぐ場合は、下処理して冷蔵庫や冷凍庫で保管しておくのがおすすめです。

  • 冷蔵保存の期間は、2~3日程度が目安。
  • 冷凍保存の期間は、2週間~1か月程度が目安。

殻ごと冷凍保存

しっかり砂抜きして塩抜きしたマテ貝は、余分な水気をキッチンペーパーで福取っ手から、小分けにして空気をなるべく入れないようにラップでくるみます。

1回の料理量ごとにくるんでおくと、料理の際に楽ですし、使わない分はそのまま冷凍しておけるのでおススメです。

ラップにくるんだマテ貝を今度は冷凍保存用の袋に入れ、空気を抜いてしっかり密封して、冷凍庫に入れます。

殻付きの生きたままの冷凍マテ貝を解凍するには、冷凍庫から冷蔵庫に移して3~4時間で解凍し、なるべくすぐに消費しましょう。再冷凍することはできませんので注意が必要です。

調理しやすいように処理をしてから冷凍保存

下処理してから冷凍保存すると、臭みも取れ、解凍に時間をかけず、そのまますぐに火にかけて調理が可能なので、楽で便利です。

〈下処理して冷凍保存する方法〉

  1. マテ貝の砂抜きをする(上記参照)
  2. マテ貝の塩抜きをする(上記参照)
  3. マテ貝の内臓処理をする(上記参照)
  4. 水と料理酒1:1を鍋に入れて沸騰させ、その中にマテ貝を入れて1~2分茹でる。
  5. 茹であがったマテ貝をザルに上げ、常温で冷ましてからキッチンペーパーで水分を拭き、必要量ごとに小分けして、ラップで空気をなるべく入れないように包んでから、冷凍保存用の袋に入れ、空気をしっかり抜いて密封して冷凍庫に入れる。

下処理してからの、お水と料理酒でのマテ貝の下ゆでは、調理する際にも火を入れるので、1分~ 2分程度で良いでしょう。

マテ貝とはどんな味?おすすめの食べ方

マテ貝は、良くスペイン料理で見かける食材です。スペインでは、ニンニクやハーブ、塩コショウで味付けしたシンプルな白ワイン蒸しが人気です。

味はあさりよりも旨味を濃厚にした感じで、日本の一般のご家庭でも美味しくいただけるような風味になります。簡単で楽なマテ貝のレシピをご紹介します。

マテ貝のバター焼き

下処理が済んだマテ貝をバターで焼くだけです。熱したフライパンにバターを入れて、フライパンが温まりバターがじゅわっとしたところで下処理したマテ貝を投入します。

お好みでガーリックパウダーやバジルを振り入れても美味しいです。とても簡単ですがマテ貝のうま味を十分に味わえるおススメの調理法です。

殻付きマテ貝の酒蒸し

一握りほどのマテ貝と料理酒か白ワイン、または日本酒を50cc程度をフライパンか鍋にいれて熱します。貝の殻が開くまでフタをして酒蒸しにします。

貝の殻が開いたら味見をして、塩気が足りなければ少量の塩で味を整えて、コショウを振って出来上がりです。

マテ貝の炊き込みご飯

  1. お米を3合といでおく。
  2. 好みの量のマテ貝を茹でて殻を取っておく。
    (茹で汁は冷まして取っておきましょう。このゆで汁でご飯を炊きます)
  3. 炊き込みご飯に入れるその他の具、人参、ゴボウ、しめじは、あらかじめ切っておく。
  4. マテ貝以外の具材全部、酒60cc、みりん15cc、醤油15~20ccを入れ、炊飯器にマテ貝の茹で汁を3合の目盛りまで入れて炊く。
    (ゆで汁が足りない場合はお水を足せばOK)
  5. ④が炊き上がってから、茹でたマテ貝を炊飯器に入れ、20分程度放置した後、かき   混ぜて完成!

マテ貝はシンプルな調理法でも、美味しくいただけます!

最後に

マテ貝の砂抜き方法はお分かり頂けましたか?

マテ貝は見た目が奇妙ですが、味はあさりを濃厚にした感じの日本人の好みに、とても合う風味の豊かな美味しい貝です。

スーパーで簡単に手に入る調味料と簡単な調理法で美味しく食べられますので、潮干狩りやスーパーなどでマテ貝が手に入る機会がもしございましたら、是非一度お試しください。

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