目次
寝る前に炭酸水を飲むメリット
炭酸水は寝る前に飲むと良いとよく聞きますが、炭酸水を寝る前に飲むとどのようなメリットがあるのかについて、調べてきました。
腸の働きを良くして便秘解消
炭酸水にはマグネシウムが含まれています。寝る前に炭酸水を飲むと、マグネシウムが寝ている間に腸の働きを良くしますので便秘解消の効果があります。
夜寝ている間に作用することで、朝の決まった時間にお通じがある習慣を作りやすくしてくれます。
空腹感を満たして無駄食い防止
夜、寝るときになって「小腹がすいた…」ということありますよね。ダイエットに大敵なのは分かっていても、つい夜食に手を伸ばしてしまった経験はありませんか?そんな時は、炭酸水がおすすめです。
炭酸水に含まれる炭酸ガスが胃を満たして満腹感を与えてくれますので、無駄食いの防止に役立ってくれます。もちろん、ここで言う炭酸水は、甘味のないプレーンなタイプの炭酸水のことになりますのでご注意ください。
肩こりの改善や代謝力がアップ
炭酸水は血管を拡張してくれるような働きもあると言われています。寝る前に炭酸水を飲むと睡眠中に血行が良くなり、肩こりの改善や代謝力のアップ、肌のくすみ改善の助けとしても期待できそうです。
安眠効果でぐっすり眠れる
寝る前に飲む無糖タイプの炭酸水は、胃腸に刺激を与えてくれます。その刺激は、副交感神経にも働きかけてくれます。副交感神経のほどよい働きは、リラックス効果をもたらしてくれますので、睡眠の質が上がります。
疲労回復効果で翌日スッキリ
炭酸水には、疲労回復の効果もあると言われています。1日の疲れから体内にたまった疲労物質の乳酸を中和してくれる働きがあるようです。
《 ポイント 》
- 腸の働きを良くして便秘解消
- 空腹感を満たして無駄食い防止
- 肩こりの改善や代謝力がアップ
- 安眠効果でぐっすり眠れる
- 疲労回復効果で翌日スッキリ
炭酸水の効果的な飲み方
寝る前に炭酸水を飲むと健康面やダイエットに効果がありますが、こちらでは、より効果的な飲み方や飲む際の注意点などについてご紹介します。
炭酸水は甘味のないものを飲む
寝る前の糖類の摂取はNGです。特に寝る前に飲むものは、糖分やカフェイン入りの飲料は良質な睡眠を妨げます。
一説では、カフェインの摂りすぎだけではなく、糖質を多く摂りすぎている場合も、交感神経が興奮しやすい状態を作り出し、寝つきが悪くなることがあるとも言われています。炭酸水は甘味のないものを飲むことがポイントです。
寝る前に飲む炭酸水はなるべく常温で
キリっと冷やした炭酸水は、特に蒸し暑い季節や炎天下では最高に美味しい飲み物ですが、キンキンに冷えた炭酸水は胃腸を冷やしてしまいますので、寝る前に飲む炭酸水は、冷やし過ぎていないもの、常温に近いものを飲むようにしましょう。
フレーバーのないプレーンな炭酸水を
レモンやグレープフルーツなどのフレーバー付きの炭酸水は、爽やかな風味で飲みやすいのですが、寝る前に飲む炭酸水はフレーバーなしのものにしましょう。また、クエン酸が加えられていたりするものも避けた方が良いでしょう。
これらのフレーバー付きの炭酸水は、プレーンタイプの水と炭酸だけで作られた炭酸水よりも酸性度が高いため、歯のエナメル質に悪影響があるようです。寝る前に飲む炭酸水は、水と炭酸のみで作られたシンプルなプレーンタイプにしましょう。
もし、これらのフレーバー付きのタイプの炭酸水を寝る前に飲む場合は、歯磨きをする前までにしておきましょう。フレーバー付きタイプの炭酸水を飲んだ際は、その後に、歯を磨いてから寝るようにしてください。
寝る前に飲む炭酸水の量は?
寝ている間、人は汗をかいています。それを補うことを考えて寝る前は100ml程度の炭酸水を飲むのが良いそうです。でも、夜トイレに何度も起きてしまう人は、飲むタイミングを寝る直前よりも早い時間にしておくなど、自分に合ったタイミングで飲むようにしてみてください。
《 ポイント 》
- 炭酸水は甘味のないものを飲む
- 寝る前に飲む炭酸水はなるべく常温で
- フレーバーのないプレーンな炭酸水を
炭酸水を飲むおすすめのタイミング
ここまでは、寝る前に飲む炭酸水のメリットや、効果的な飲み方、注意点についてご紹介しましたが、こちらでは、寝る前以外で炭酸水を飲むのにおすすめのタイミングについてご紹介したいと思います。
食事の際の飲み物として
炭酸水を飲むことで満腹感を得られますので、食事の際に飲むようにすることで食べすぎの防止になります。食事中こまめに炭酸水を飲むことで効果が得られるでしょう。
運動後に
運動をしたあとの体には疲労物質の乳酸がたまっています。炭酸水は、その乳酸を中和する働きをしてくれるので運動後に炭酸水飲むと疲労からの回復を助けてくれるそうです。
入浴前に
炭酸水は血行をよくしてくれる働きもあるので、お風呂に入る前に飲むことで発汗を促し、体を冷やさず温めてくれる効果があります。冷房にあたって冷えた体や寒い冬場の冷えには効果的です。
入浴後に
血行を良くしてくれる働きがある炭酸水は、お風呂上りに飲むことで湯冷めや下半身の冷えを防止してくれる助けをしてくれます。体の冷えは新陳代謝の働きも悪くしますのでダイエットにも美肌の維持にも大敵です。入浴後に炭酸水を飲むことで冷えの防止になります。
寝る前に炭酸水を飲む際の注意点
炭酸水を寝る前に飲むことのメリットはたくさんありますが、ここでは、寝る前に炭酸水を飲む際の注意点について、ご紹介いたします。
フレーバー、酸味、糖分ゼロの炭酸水を飲む
飲む前に、炭酸水の成分表示を確認してみましょう。砂糖、加糖、人工甘味料のフレーバーのものは避け、レモンやその他の柑橘系フレーバーは特に酸が強いため、歯の健康のためには、これらは寝る前に飲むのは避けるようにしましょう。
炭酸水は口の中にためない
炭酸水をしばらく口の中に溜めて飲むと、炭酸水と歯が触れる時間が増えます。フレーバーなし、無添加・無糖の炭酸水は、大きな被害になりませんが、丈夫な歯の維持について、考えると、炭酸水はいつまでも口の中にためるような飲み方はしない方が良いでしょう。
炭酸水でむくむ原因はナトリウム
ナトリウム値が高めの炭酸水を寝る前に飲んでいると、むくんでしまうことがあるようです。夜飲んでむくんできたという方は、一度、飲んでいる炭酸水のナトリウム値を確認してみると良いかもしれません。
一般的な国産の炭酸水のナトリウム値はさほど高くないものが多いですが、ヨーロッパなどから輸入された炭酸水は国産のものよりもナトリウム値が高いものが多いようです。
寝る前の炭酸水は飲みすぎ注意
夜、寝る前に炭酸水を飲むことで体がむくんでしまう場合、飲みすぎが原因のことも考えられます。
炭酸水のおすすめの飲む量は、運動後など特別に体力を消費した日以外、一般的には、500mlを1日3回~5回程度に分けて飲む飲み方がおすすめだそうです。
夜、寝る前に飲む推奨の炭酸水の量は、およそ100ml程度だそうです。寝る前に500mlのボトルをまるまる飲んでいる場合、量が多すぎますので寝る前の炭酸水はほどほどの量に抑えましょう。
《 ポイント 》
- フレーバー、酸味、糖分ゼロの炭酸水を飲む
- 炭酸水は口の中にためない
- 炭酸水でむくむ原因はナトリウム
- 寝る前の炭酸水は飲みすぎ注意
最後に
寝る前に飲む炭酸水は飲むタイミングと量さえ適していれば、健康維持やダイエットにとても相性の良い飲み物になります。
寝る前に飲む炭酸水は、色々なメリットがあると分かりました。自分の体質にあったナトリウム量の炭酸水を選んで、毎日の健康維持やダイエットに是非役立ててみてください。