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妊婦さんはいろいろと大変
妊婦さんは、変化する自分の体調と胎児の成長を正面から受け止める毎日を送っています。おなかが目立っている妊婦さんもいれば、妊娠後期に入っていない、一見妊娠しているかわからない妊婦さんもいます。
妊婦さんはその日によって体調が変化するため、困っているときには手助けが必要なこともあります。今回は、妊婦さんを見かけたときに意識したいことについてまとめました。困ったときはお互い様、助け合いの心を大切にしましょう!
妊婦さんを見かけたら必ず意識するべき『5つのこと』
妊婦さんを見かけたときに、特に意識したいことをご紹介します。
1.電車やバスで席を譲る
バスや電車には、優先席はあります。お年寄りや体の不自由な人、そして妊婦さんが優先して座れる席です。電車やバスの席が空いていないとき、自分が優先席に座っている場合は席を譲りましょう。
妊婦さんは、おなかが大きい人だけが大変なのではありません。まだおなかが目立っていない人は、つわりや体調の不安定さを抱えていることもあります。マタニティマークをカバンなどにつけている人を見かけたら、優先席でなくても席を譲ってあげてくださいね。
2.重いものを担ぐ場面で声をかける
妊婦さんは、一人で行動しているとは限りません。第二子となると、第一子の面倒を見ながらの外出になります。第一子がまだまだ小さい場合は、大きなリュックにお出かけグッズを詰め込んで、ベビーカーを使うこともあるでしょう。
重いものをたくさん持つ行為は、妊婦さんにとって大きなリスクがあります。重そうな荷物やベビーカーなどを持っているときは、一声かけて荷物の移動を手伝ってあげましょう。
3.たばこの煙などに配慮
たばこの煙は、妊婦さんだけでなく胎児にも悪い影響しか与えません。
- 早産の危険が高まる
- 赤ちゃんの発育が思うように進まず、小さな赤ちゃんが生まれるリスクが高まる
母体の喫煙だけでなく、周囲の人からの受動喫煙も胎児に悪影響を及ぼします。周囲に妊婦さんがいるときは、たばこを控えてください。
4.身近な人であれば体調に気を使った声掛け
職場や親族など、身近な人に妊婦さんがいるときは、体調の変化がないか声をかけてあげましょう。わずかな体調の変化であれば、妊婦さんは周囲に気を使って我慢してしまうことがあります。
小さな体調の変化が、その後大きなトラブルにつながることがあるので、体調に気を使って声をかけてあげることは悪いことではありません。しつこくなりすぎないよう、注意して声掛けをしてください。
5.体調が悪そうであれば声をかけてみる
妊婦さんは、体調が急に変化することがあります。体調が悪そうであれば、声をかけて必要に応じて救急車の手配をしましょう。腹痛や出血、破水などは一刻を争うこともあるので、体調が悪そうなときは声をかけて臨機応変に対処してください。
妊婦さんにするべきではないこと
妊娠中の女性にすべきではないNG行為は、以下の通りです。
- いきなりおなかを触る…一言声をかて、おなかを触っていいか確認を取るべき
- おなかの出方を見て、勝手に性別を決め込んで話しかけてくる
- マタニティマークを見て、罵声を浴びせる
- 「母乳で育てるの?」など、デリカシーに欠ける質問をする
妊婦さんのおなかに勝手に触れるのは、非常識な行動です。また、赤ちゃんの性別をおなかの出方で決めてしまうのもナンセンス!おなかの出方で性別が決まるわけではない上に、赤ちゃんの性別は他言したくないと思っている妊婦さんもいます。
母乳やミルクなど、育て方も赤ちゃんが生まれてみなければ未知数な部分なので、話題にするのはよくありません。
まとめ
妊婦さんは、赤ちゃんや胎盤その他もろもろの重さを全身で支えながら日々の生活を送っています。困っている妊婦さんを見かけたら、声をかけて助け合いましょう。