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乾燥剤の代用品を使うメリット
お金がかからない
家にあるものを乾燥剤の代わりに使えば0円です。使えるものを捨ててしまってはお金を無駄にするのと同じです。乾燥剤を買わなくて済みます。交通費もガソリン代も要りません。全くお金がかかりません。
誤って食べてしまっても大丈夫
食品を乾燥剤の代わりに使えば、子供やペットが誤飲誤食してしまっても大丈夫です。100%安心して使いたいのであれば、食べてしまっても問題ないものを代用します。お腹を壊さない、中毒症状を起こさない、アレルギーを起こさないなどです。
ゴミがたまらない
毎日ゴミとして出るもの(食品)を乾燥剤の代わりに使えばゴミがたまりません。生ゴミがたまると臭いが気になりますよね。ゴミ箱にまとめてしまえば嫌な臭いを出してしまうものも乾燥剤の代用品として使えばニオイは気になりません。
乾燥剤の代わりに使えるもの
ドリップコーヒーのカス
ドリップコーヒーのカスを乾燥剤の代わりにできます。冷蔵庫・食品庫・シューズボックス・汗や雨で湿った靴の湿気を取りたい時、ニオイが気になる時の消臭剤として使うことができます。
【使い方】
コーヒーを淹れた後のペーパーフィルターごとカスを乾燥させます。時短にはカスを取り出してキッチンペーパーや新聞紙に広げて乾燥させると良いです。陰干し・天日干し・部屋干しOKです。ペーパーフィルターは厚みがあって意外と破けにくいです。
お茶の出がらし
緑茶・ほうじ茶・紅茶・ウーロン茶の出がらしを乾燥剤の代わりにできます。冷蔵庫・食品庫・シューズボックス・汗や雨で湿った靴の湿気を取りたい時、ニオイが気になる時の消臭剤として使うことができます。
【使い方】
お茶パックごと乾燥させても良いです。時短にはカスを取り出してキッチンペーパーや新聞紙に広げて乾燥させると良いです。陰干し・天日干し・部屋干しOKです。急須でお茶を淹れた後、お茶パックがなければキッチンペーパーに包んで使うと良いです。
塩
塩を乾燥剤の代わりにできます。缶入りのクッキーやせんべいなど食品を湿気から守りたい時に使うことができます。
【使い方】
コーヒーフィルター・お茶パック・不織布の袋・キッチンペーパーに包むなどし、塩がこぼれてしまわないようご注意ください。塩は湿気を吸うと塊になります。乾燥剤の代わりを果たしていることが確認できます。塩には香りがなく、食品へのニオイ移りがありません。
爪楊枝
爪楊枝を乾燥剤の代わりにできます。塩が湿気で固まってしまうことを防ぎたい時に使うことができます。容器に塩と爪楊枝を入れておきます。爪楊枝は定期的に取り換え、1カ月くらい使ったら捨ててください。
新聞紙
新聞紙を乾燥剤の代わりにできます。靴・シューズボックス・クローゼット・タンス・窓・部屋干しの洗濯物の湿気を取りたい時、ニオイが気になる時の消臭剤として使うことができます。
【使い方】
- 汗や雨で湿ってしまった靴の中に丸めた新聞紙を入れておく。
- シューズボックスに新聞紙を敷いてから靴を並べる。
- クローゼットのハンガーに新聞紙をかけておく。
- タンスに新聞紙を敷いてから物を入れる。
- 窓の近くに敷いておく。
- 部屋干しの洗濯物の下に置く。
新聞紙が湿ってきたら乾燥させて再利用できます。
ピーナッツの殻
ピーナッツの殻を乾燥剤の代わりにできます。パスタ・素麺・うどん・そばなど開封後の乾麺殻を湿気から守りたい時に使うことができます。
【使い方】
殻を細かく砕いてお茶パックや不織布の袋などに入れます。消臭剤としても使うことができ、ニオイ移りを防ぎます。乾麺は密封できる容器に入れ、冷暗所で保管します。袋の口を輪ゴムで止めるだけでは湿気てしまいます。
珪藻土
100円ショップで買える身近な存在となった珪藻土を乾燥剤の代わりにできます。塩・砂糖・プロテイン・コーヒー(粉・豆)・ペットフードには、容器の中に入れておける珪藻土のスプーンがおすすめです。食品・衣類・機械の側に置いておけば湿気から守ることができます。
乾燥剤を再利用(復活)する方法
乾燥剤には主にシリカゲル・生石灰・塩化カルシウムがあり、復活させて再利用できるのはシリカゲルだけです。
【シリカゲルとは】
シリカゲルは食品・医薬品・精密機器の乾燥剤として使われます。シリカゲルの乾燥剤を子供やペットが誤って食べてしまってもほとんど危険性はありません。
「生石灰」はお菓子・せんべい・海苔の乾燥剤として使われます。「塩化カルシウム」はクローゼット・シューズボックス・押入れなどの収納空間に使う乾燥剤として使われます。
生石灰の乾燥剤は水と混ざると発熱し、湿気を吸うと膨張します。塩化カルシウムは水分に触れると溶ける性質を持ち、空気中の湿気を吸い取ります。
シリカゲルA型を復活させて再利用する方法
シリカゲルA型とは、食品や精密機器に使われる小さな袋に入ったシリカゲルです。シリカゲルA型は150℃~180℃で加熱すると再利用できます。
【ポイント】
袋から取り出し、フライパンで木ベラやゴムベラを使って乾煎り(からいり)します。電子レンジの耐熱皿の上で(弱・100W・あたため)で加熱する方法があります。
冷ましてからお茶パックや不織布の袋に入れて使うと良いです。焦がしてしまうと再利用できませんのでご注意ください。加熱の目安はシリカゲルが青っぽくなるまでです。
シリカゲルB型を復活させて再利用する方法
シリカゲルB型とは、湿度の高い場所(室内)に置いて使う除湿剤に使われる大小の袋に入ったシリカゲルです。シリカゲルB型は、天日干しすると再利用できます。
【ポイント】
クローゼット用・衣類用・靴用などあります。色が変わることで取り換え時期を知らせてくれる商品があります。湿気を吸い過ぎた時、取り換え時期を過ぎた時は復活させることができません。色が変わる前に天日干しすると良いです。
シリカゲルを再利用する時の注意点
テフロン製のフライパンでシリカゲルを乾煎りすると傷が付きやすいです。また、シリカゲルは200℃で加熱すると焦げてしまいます。150℃~180℃を保って加熱してください。
フライパンや電子レンジで加熱する時は必ず換気をしながら行ってください。換気扇を使用し、室内の窓を開けて空気を入れ替えてください。
再利用する時は袋から取り出さなければならず、小粒のシリカゲルがこぼれ落ちることがあります。子供やペットが誤って食べてしまった時はすぐに医師に相談してください。
最後に
自宅にある身近なものが乾燥剤の代わりになります。本来は捨ててしまうものですが、代用すればお金を使わずに済みます。全て口に入れても安全なものですが、誤飲誤食にはご注意ください。
- 爪楊枝
- ドリップコーヒーのカス
- お茶の出がらし
- 塩
- 新聞紙
- ピーナッツの殻
- 珪藻土
乾燥剤と消臭剤の二役を持つところがポイントです。カスや出がらしはカラカラに乾燥させてから使ってください。水分を含んだまま使うとカビの原因になることがあります。
乾燥剤には主にシリカゲル・生石灰・塩化カルシウムがあります。加熱や日干しをして再利用できるのはシリカゲルだけです。シリカゲルは青色ですが、湿気を含むとピンク色に変わり、復活させると青色に戻ります。
再利用が可能ですが、いつまでも使い続けられるとは限りません。ピンク色のまま青色に戻ることがなければ捨ててください。
食品やお菓子や精密機器に入っているシリカゲルを袋から取り出し、ひとつの密封容器にまとめて保管しておくのがおすすめです。必要な時に再利用しやすいです。