甘皮処理はしない方がいい?する方がいい?正しいケア方法や頻度を解説

甘皮処理

甘皮の処理をしない?する?甘皮とは、爪の根元部分にある爪上皮(そうじょうひ)や、キューティクルと呼ばれる部分、薄く爪の根元付近にはりついた皮のことをいいます。甘皮処理すると爪が綺麗に整い、見た目に美しいのですが、甘皮処理した方が良いのか、実は甘皮処理しない方がよいのか、手入れをする際の正しいケアについて調査してみたいと思います。

甘皮処理をしない方が良い?する方が良い?

甘皮処理

甘皮がはり付いているのが目立つと、どうしても爪がくすんで見えがちです。しかし、甘皮は美容的に「ただ取れば良い」というだけのものではないようです。

乾燥過ぎている指周りの甘皮を取りすぎると、返って外からの刺激から爪を守るために、角質や甘皮が厚くなってしまう原因になるそうです。

甘皮を取り過ぎず、角質化して爪にはり付いた「ルースキューティクル」と言われる部分のみを上手く処理することがポイントのようです。

「甘皮処理をする方が良い!」と「甘皮処理をしない方が良い!」それぞれの理由について調べてみました。

甘皮処理を「する」方が良い訳

「適度な」甘皮処理は乾燥防止になり、ささくれの予防になる

爪や爪まわりが乾燥して固くなると、ささくれができやすくなります。適度に甘皮処理することで、乾燥防止ができますので、ささくれが出来にくい指先になります。特に冬場はしっかりケアしたいところです。

濁りのない美しい爪を維持できる

甘皮の余分な角質を処理することで、爪色のくすみがなくなり、爪の根元がすっきりふっくらすることで、爪に健康的な透明感が出ます。

爪の新陳代謝や成長を促す

甘皮のルースキューティクル、余分な角質を取ることで、爪に栄養分が行き渡りやすくなり、爪の成長を促すそうです。

爪が健康ですと、菌への抵抗力が強くなり、強く美しい爪の維持につながります。そのような理由から、甘皮ケアは大事だという声があります。

爪の形が綺麗になり見栄えがぐっと良くなる

余分な甘皮を処理することで、綺麗なラウンド型に整えられ、指がすっきり長く見える効果があります。特に、ワンカラーのマニキュアやジェルネイルなどをした際に、はっきりと効果が分かるでしょう。

キューティクルオイルや栄養クリームの浸透が良くなる

ルースキューティクル、無駄な角質部分の甘皮を処理することで、乾燥防止になるだけでなく、適度に処理することで、栄養分の吸収がよくなります。甘皮処理をした後は、キューティクルオイルや栄養クリームの効果が出やすくなります。

マニキュアやジェルネイルのもちが良くなる

甘皮処理をし、凹凸をなくすことで、マニキュアやジェルが爪にしっかりと密着し、発色も良くなり、もちが断然良くなります。

甘皮処理を「しない」方が良い訳

特に美容目的以外のメリットを感じない

指先がきれいにみえたりはするけれど、甘皮処理をしないことで、大きな健康被害になるようなことはないと思うので、わざわざ甘皮処理をしなくても良いと思う方も多いようです。

ネイルサロンでの処理が痛かった印象が強くて必要は感じない

「ネイルサロンで甘皮処理中に痛い思いをしたからもういい!」という声は時々ではありますが耳にします。しっかりとした経験のあるネイリストさんを事前に調べてからお願いするのが良さそうです。

また、慣れない人が自分で処理して失敗…というケースもありますので、無理はしないように!傷口が炎症を起こして、返ってデメリットになるケースと言えそうです。

甘皮は細菌侵入を防ぐバリアだから処理はしない方が良い

甘皮の必要なキューティクルまでも取り過ぎると、このバリア機能のが失われ、そのせいで、炎症をおこしたり、指のトラブルにつながるため、甘皮処理はする必要がないという声も聞こえてきます。

これは、不要な角質となったルースキューティクルの処理だけでなく、バリア機能として必要なキューティクル部分まで処理してしまったせいになります。

甘皮処理をしないとどうなる?

荒れた指

甘皮の処理する、しないについては、賛否両論がありますが、ここまでの調査で『ルースキューティクルのみを取り除き、必要なキューティクルまで処理しすぎない』ことがポイントになってくるようです。

ここでは、甘皮処理をしなかった場合のデメリットについて、調べていきたいと思います。

甘皮のルースキューティクルが厚いと爪に水分が十分行き渡らない

爪を美しく健康に保つには、正しい甘皮処理を定期的に行うことが大切とも言われています。

甘皮処理を正しく行うことは、爪の成長を促したり、凹凸をなくす効果があると言われていますが、正しい甘皮処理を怠り、甘皮のルースキューティクルが必要以上あると、爪に必要な水分が行き渡らず、爪の乾燥につながり、縦に筋が走ったり、爪の色のくすみの原因になるといったデメリットが考えられます。

爪の乾燥で割れやすくなり、二枚爪やささくれの原因になる

前でも記載しましたが、甘皮処理をしないことで、まず爪の乾燥がまず起こり、そこから様々な爪や爪周りのトラブルにつながるようです。

ささくれから菌が侵入し、炎症を起こすことは比較的起こりがちですし、傷みも強く、家事やネイルの施術にも影響がでます。また、二枚爪や割れやすい爪も、避けたいところです…。

爪の形が悪く見える

甘皮の状態は、個人差があります。左手と右手とで、爪の形のバランスが一見、違っていたり、甘皮の範囲が広かったり、厚かったりと、様々です。

甘皮の処理をしないことで、爪のバランスや形が悪く見えたり、厚い甘皮のせいで爪がくすんでいたりします。ジェルネイルやマニキュアを塗っても、持ちが悪く、発色も良くないといったデメリットが考えられます。

甘皮の正しいケア方法

綿棒で甘皮処理

甘皮処理をしないで、信頼のおけるネイルサロンで毎回お願いできればベストではありますが、コストも気になるところです…。ネイルサロンにいけない時に、自宅で出来る、簡単で安全な甘皮処理の方法について、ご紹介します。

用意するもの

  • ご自身に合った好みのハンドクリーム
  • 40°くらいの水温のお湯を張った洗面器
  • ハンドタオル
  • 綿棒
  • ティッシュかコットン

自宅での甘皮処理のやり方

  1. 爪の根元の、甘皮部分にハンドクリームをしっかり塗る
  2. ハンドクリームを塗った爪を、お湯を張った洗面器に10分間つけ、甘皮部分を 柔らかくする
  3. 手のひらや手の甲の、爪部分以外の水気をタオルで簡単に取るタオルは手に持たず、テーブルなどに置いたままにして、手を置くようにして余分な水気を取ると、良いでしょう。
  4. 甘皮を綿棒で、優しく丁寧に押し上げてから、爪をティッシュやコットンで拭き取る甘皮がまだかたく、押し上げにくいときは、再度ハンドクリームを甘皮に塗りこみ、お湯に手を5分~10分程度漬けて、しっかり柔らかくすると押し上げ安くなりますので、無理に力を入れ過ぎないように気を付けてください。
  5. 甘皮処理が終わったら、爪用のキューティクルオイルや、ハンドクリームでケアする。

甘皮ケアの頻度

ネイルサロン

甘皮処理する、しないについて、家で安全にできる方法をご紹介しましたが、そもそも、甘皮処理はどれくらいの頻度でするのが良いのでしょうか…。

甘皮処理のやり過ぎは、健全なキューティクルを取り過ぎてしまい、返って指先のトラブルにつながりますので、ネイルサロンであれ、ご自宅での甘皮処理であれ、正しい頻度での処理が大事になります。

甘皮処理の頻度としては、甘皮が伸びやすかったり、厚かったりなどで、若干の個人差があるにせよ、最低2週間に1回程度までが良いそうです。元々甘皮がそれほど伸びにくい人であれば、3週間~1カ月に1回程度でも十分でしょう。

ネイルサロンでのネイル施術が習慣になっている方であれば、担当のネイリストさんに、甘皮処理の頻度や、その他の細かい気になる点などについて、一度おたずねしてみると良いかもしれません。

最後に

甘皮処理

甘皮処理する、しないについては、賛否両論がるところではありましたが、『正しい甘皮処理』をすることについては、爪の乾燥防止になり、割れやすい爪や二枚爪、ささくれの防止になり、爪の成長を促して、強い健康な爪を育てることにメリットがあることが分かりました。

今回、正しいやり方で処理し、頻繁にやり過ぎないことが大事なんだな…という感想を持ちました。自宅にあるものを使用しての、安全で簡単なケアもできるので、無理なく甘皮処理が出来そうですね。

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