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大切な人との最後のお別れの場であるお葬式
お葬式は、故人との最後のお別れの式です。参列する際には、ご遺族に失礼のない行動を取りましょう。
今回は、お葬式でやるべきではないNG行為をご紹介します。どうしても事情によって失礼に当たる可能性のある行動を取るときのマナーも、併せてチェックしましょう。
お葬式で絶対にしてはいけない『NG行為』7選
お葬式では絶対にすべきではない、NG行動をご紹介します。ご遺族や他の弔問者が不快な思いをしないよう、服装や行動などには細心の注意を払いましょう。
1.お葬式にそぐわない服装で参列する
葬儀に参列する際、以下のような服装はNGです。
- 露出度の高い服
- 光沢のある服
- ゴールドやシルバーの派手なアクセサリー類
- ピンヒールやサンダル、スニーカー
葬儀に参列するときは、ブラックフォーマルウエアの着用が基本です。女性は柄入りのタイツもNGなので、参列が決まったら柄のない黒のタイツを購入しておきましょう。
2.ちいさな子どもを連れて参列する
ちいさな子どもは、行動の予測が取りづらく、騒いでしまう可能性があるため知り合いなどに預けるのがベストです。知り合いがいない場合は、保育所などで一時預かりを活用するのもアリ。預け先がないなどの事情がない限り、ちいさな子どもの参列は控えましょう。
3.お香典で新札を入れる
お香典に新札を入れるのは、お金の準備を前もってしていたということになり失礼に当たります。使い古しのお札を入れるのもマナー違反。できるだけきれいなお札を入れるか、新札しかない場合は一度折り目をつけて包むように配慮してください。
4.葬儀中に私語をする
葬儀の最中に私語をするのは厳禁!葬儀が長時間になったとしても、必要最低限の会話に留め、静かに式に参列すべきです。大声で騒ぐ行為も、もちろんNGです。
5.亡くなった経緯を聞く
亡くなったときの状況や死因を聞くのは、とても失礼な行為です。遺された家族の心の傷になりかねないので、絶対にすべきではありません。
6.お通夜などで長居する
お葬式やお通夜に参列すると、長らくあっていなかった友人や親族と顔を合わせることもあるでしょう。久しぶりの再会で話が盛り上がるのもわかりますが、お葬式で楽し気に長居をするのはNG。たくさん話したいことがあるならば、場所を変えることをおすすめします。
7.通夜振る舞いを断って帰宅する
通夜振る舞いは、基本的に参加するのがマナーです。お通夜に参加すると決まったら、その日はできるだけ予定を入れず、時間の融通が利くようにしておきましょう。
子どもの参列や通夜振る舞いを途中で抜け出すときのマナー
家庭の事情やどうしても外せない用事などで、子どもの参列や通夜振る舞いを抜け出すという場面も想定されます。できるだけほかの人に迷惑をかけず、最低限のマナーを守ってお葬式に参列してください。
ちいさな子どもを参列させる場合
ちいさな子どもをお葬式やお通夜などに参列させる場合、以下のようなことに注意してください。
- 子どもにあらかじめ、静かにするよう話をする
- 子どもの機嫌が悪くなったら、できるだけ早く席を外す
- 式が始まる前に、トイレを済ませておく
- 静かに過ごせるよう、絵本や音の出ないおもちゃなどを持参する
核家族化が進む現代、子どもが式に参列することは少なくありません。気に病みすぎることなく、いろいろなことを想定して先手を打ちましょう。
通夜振る舞いを抜け出す場合
通夜振る舞いは、ご遺族から声をかけてもらったら基本的には断らないのがマナーです。しかし、どうしても通夜振る舞いの最後までいられない事情がある場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 通夜振る舞いの最後までいられないことを、事前にご遺族に伝える
- 用意してもらった食事には、最低でも一口は箸をつける
- 退席する際、ご遺族に一声かける
住んでいる地域によって、通夜振る舞いの行い方は異なります。通夜振る舞いがどのような形式になっているか、事前にリサーチしておきましょう。
まとめ
葬儀は、故人を思い偲ぶ大切な式です。マナーを守り、大切な式に出席してください。