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冷蔵庫で保存していても食べ物は傷みやすい
食材は消費期限に注意して、冷蔵庫に入れておけば大丈夫と思っていませんか?食べ物は、冷蔵庫に入れて保存しておいても、消費期限よりも早く傷んでしまうことがあります。消費期限内なら傷まないと思っている人は、要注意!
今回は、食べ物が腐っているかを見分ける方法をご紹介します。食べ物を日持ちさせる方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
腐っている食べ物の見分け方
腐った食べ物は、どのような変化がみられるのでしょうか。腐ったものを食べてしまうと食中毒にかかる可能性があるので、しっかりチェックしておきましょう。
1.パン・ごはん・乾麺
パンやごはん、乾麺は主食になるものです。毎食食べるものだからこそ、腐っていないか確認しましょう。
- パン…カビ・酸味のある臭い・糸を引く
- 米…カビ・虫が湧く・糸を引く
- 乾麺…虫が湧く
乾麺は基本的に腐らず、年単位で消費期限が設けられているものもあります。しかし、湿気が多い場所で保存していると虫が湧く可能性アリ!虫が出ると、食べない方が無難です。
2.乳製品
乳製品は、消費期限が短い商品が多め。夏の暑さにも弱いので、早めに消費しましょう。
- 牛乳…酸味のある香りと味
- 卵…異臭・食塩水に浮く
- ヨーグルト…変色・異臭・カビ
牛乳やヨーグルトは、開封後できるだけ早く消費してください。ヨーグルトは食べきれない分を冷凍して、フローズンヨーグルトにするのもアリ!
3.野菜
野菜が腐ると、以下のような状態になります。
- 葉先が枯れる
- 水分が飛ぶ
- 茶色く変色
- 糸を引く
- 水分が出る
- 腐敗臭がする
- カビが出る
- 根菜を切ったとき、中身がスカスカ
傷んだ箇所だけを切除しても、全体に菌が回っている可能性があります。腐敗した箇所が大きい場合や、不安なときは破棄してください。
4.肉・魚
肉と魚は生ものなので、消費期限が短め。調理する前に傷んでいないか、確認しておくと安心です。
- 肉…ぬめり・異臭・カビ・変色
- 魚…異臭・糸を引く
内臓や頭がついている魚は、特に傷みやすいので、内臓などをできるだけ早く取り除いてください。消費しきれない量を購入したら、冷凍保存をおすすめします。
5.お菓子
お菓子は日持ちするものが多いですが、直射日光や常温保存は適さないものもあります。腐りやすい場所に放置していたら、以下のような変化に注意!
- 焼き菓子…異臭・カビ・変形
- 生菓子…糸を引く・カビ・味が変わる
- スナック菓子…油の劣化による異臭・カビ・虫が湧く
特に生菓子は、消費期限が短いので購入後素早く消費するのがおすすめです。スナック菓子は油を使っているものが多く、サクっとした食感のものが湿気ているとなると劣化が進んでいるサインです。
6.お惣菜
スーパーで購入したお惣菜や、自宅で作った作り置きのおかずなど、調理済みのおかずも傷みやすいです。傷んでしまうと、以下のように変化します。
- 糸を引く
- 嫌な臭いがする
- 酸味のある味に変化する
- 変色
特に揚げ物は傷みやすいので、購入したら翌日中には食べきりましょう。煮物や梅和えなどは、比較的日持ちしやすい傾向。酢の物は最初から酸味があるため、傷んでいるか見極めるのが難しいことがあります。
食べ物を日持ちさせるコツ
食べ物を日持ちさせるコツは、以下の通りです。
- 室温で放置しない
- パン・米・乾麺…密閉袋で保存
- 野菜…収穫前の状態に近い状態で、切らずに保存
- 肉…購入後、すぐに使用しないものは小分けにして冷凍保存
- お菓子…乾燥剤を使い、空気と湿気を防ぐ
- 惣菜…少し濃いめに味付けして、直箸で取り分けないよう注意する
夏場は食べ物が傷みやすい時期なので、食べ物を購入したらできるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。購入した食べ物も少し早めに消費するよう、調整してみてください。
冷凍に回した食材も、冷凍焼けすると食べられなくなるので要注意!冷凍保存したものは、冷凍庫に入れた日付をチェックしながら、消費していきましょう。
まとめ
食べ物は、保存状況次第で消費期限よりも早く傷んでしまうことがあります。適切な保存方法を守り、食べる前に腐っていないかを確認して調理するよう心がけてください。