缶詰の温め方は湯煎がおすすめ!正しいやり方とおいしく仕上げるコツ

ちょっとしたお酒のおつまみや、ごはんの時のおかずに便利な缶詰は、温めて食べると更においしいです。しかし、温め方によって加熱時間やおいしさが異なる為、おいしく食べられる方法を見つけて試してください。また、絶対に試してはいけない温め方もあるため、それ以外の方法で温めましょう。覚えておくだけでおかずのレパートリーが広がります。

缶詰の温め方は「湯せん」が一番おいしい!

湯せん

一番安全な缶詰の温め方として、湯せんがあげられています。

鍋に水を入れ、沸騰させて火を止め、缶詰を入れて5分ほど放置しておくだけです。非常に簡単で、お湯を沸かせる人であれば誰でも温めることができます。

湯せんで温める時には、必ず缶詰のふたを少し開けること、また、缶詰全体ではなく、ひたひたになるくらいのお湯で湯せんをかけることです。缶詰の大きさによって異なりますが、鯖の味噌煮缶程度なら5分ほどで温められるといいます。

缶詰を温めるときの注意点

缶詰を丸ごとお湯に入れてそのまま煮込んではいけません。温めた後、缶詰の状態が膨張しており、破裂することになる可能性が高いからです。

また、缶のつなぎ目にはスズが使われているため、缶詰を開けずに煮ることによってスズが溶け出してしまい、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのまま煮ることは絶対に避けましょう。

缶詰メーカーが推奨する「電子レンジ」での温め方

電子レンジ

温め方として缶詰メーカーに推奨されている方法のひとつが、電子レンジです。缶を開け、中身を耐熱性の皿に移して電子レンジにかけましょう。時間は1分程度を目安にし、一度とめて温かさを確認しましょう。温かくなければ更に1分、温かければそのまま食卓に出してください。

缶詰を温めるときの注意点

注意点としては電子レンジの癖によって、温め具合が異なることです。自宅で使っている電子レンジの癖を理解して温めましょう。また、魚の場合には温めすぎると爆発する危険性があるため、50秒ほどで様子を見てください。

アウトドアで役立つ缶詰の温め方は「直火」

直火

アウトドアの場合、電子レンジや湯せんでは、温められない環境もあります。そんな時に役立つのが直火です。基本的に直火で温めることは避けたほうがいいといわれていますが、缶を開け、小さな鍋のようにして温めることによって、すぐに温まります。

ただし、缶のつなぎ目にスズが使われていることもある為、なるべく短時間で済ませましょう。なお、温める時には缶の大きさにあわせて火を選んでください。小さな缶詰の場合、アウトドアショップや100円ショップで販売している固形燃料が最適です。

「オーブントースター」も缶詰の温め方で使える!

オーブントースター

オーブントースターでもある程度温めは可能です。必ず缶のふたを開けてからオーブントースターに入れてください。缶の大きさによって異なりますが、オイルサーディンなら、5分から7分程度で問題ありません。

取り出すときに熱いので、必ずトングや手袋を使いましょう。なお、オーブントースターで温める程度であれば、金属を溶かすほどの温度にはならない可能性が高いため、神経質になる必要はありません。

絶対にやってはいけない!缶詰の温め方

開け方を失敗した缶詰

缶詰の蓋を開けず直火に放り込む

蓋を開けずにそのまま直火に放り込むことは、絶対に避けて下さい。爆発してしまう可能性が高いです。また、一部のやり方でコンデンスミルクを2時間ほど缶のまま煮るとキャラメルクリームができるといわれていますが、つなぎ目のすずが溶けてしまう可能性が高いため、やめましょう。

缶詰をそのまま電子レンジに入れる

電子レンジを使うときに缶のまま入れてはいけません。破壊音が聞こえるだけでなく、電子レンジごと爆発する危険性があります。電子レンジを使うときには必ず別の耐熱容器に移してから温めてください。

缶詰の温め方は1種類ではない

バリエーション豊かな缶詰

やり方によって、缶詰の温め方は異なりますが、正しいやり方で温めれば金属が溶けることはなく、おいしい一品に仕上げることができます。湯せんであれば火加減に気を配ることもなく、周囲の金属が溶ける心配もない為、安心です。アウトドアをはじめとして、ライフスタイルや場所によってやり方を変えると手軽においしく仕上がるでしょう。

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